seijinho
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オリオン座流星群極大の日ポラリエで追尾しながら、F2.8 5枚、F4 9枚、F5.6 10枚、F8 10枚、それぞれ30秒露出、ISO800で自宅から撮りました。EOS 6Dは無改造、ダーク減算その他はしてません。F値別にいったんコンポジットして、その後一つにまとめました。まだ改善できると思いますが、ひとまずはこの辺で。
色々試行錯誤が伺われるキャプションですね(^^ゞ 段階露出を絞りでやったのはポラリエに200ミリを載せての限界を考えてということでしょうか。 段階露出は基本的には輝度差の大きい対象で輝度の高い部分の階調を救うために行いますが、この効果を出すためには正しいやり方とそれが出来るソフトが必要です。 まずコンポジットの仕方ですが、今回やられた同じF値ごとに一度加算平均コンポジットしてしまい、最後に4枚を重ねるという方法は輝度情報的にはそれぞれ1枚ずつしか撮らなかったのと同じことになってしまってます。 それぞれ枚数を変えた効果を出すためには全て一括で加算してしまわなければなりませんし、それでも高輝度側が飛んでしまわないだけ階調にゆとりのある32bit以上で扱えるソフトである必要があり、これはもう天体写真専用ソフトでなければならず、知る限り日本で簡単に手に入るのはStellaImageとDeepSkyStackerだけです。 そしてそのコンポジットした画像から飛んだ部分を取り戻すための処理にはデジタル現像というこれまた天体写真処理のための機能を使わなければならず、これはもうStellaImageを使わなければということになってしまいます。 ですので現在そういうソフトを持っていない方はその代用としてHDRでやられることが多いです。 これならPhotoshop系はもとより、最近ではフリーでも出来るものが幾つもあるのではと思います。 デジタル現像でやるより淡い部分の犠牲がちょっと多くなり、逆に高輝度部分の階調を取り戻せる幅は露出次第でより大きくできるという違いがありますが、StellaImageをお持ちでないなら一度HDRという方向で考えてみてはどうでしょうか(^^ゞ
2014年10月25日00時22分
yoshi-tam さん、お久しぶりです。 もう2年にもなるのですね。ポラリエは今年の初めに入手したのですが、ようやく使い慣れてきたところです。 今回200mmを30秒でここまで止められたのはちょっと奇跡でしたが。でもやはり時間がたつと移動しているのがわかりました。もう少し簡単に極軸がとれるようになったら、光害の少ないところに遠征しようと思っています。(この写真の前の湖のほとりが、付近で最も条件が良い場所です。) 段階露光についてアドバイスありがとうございました。今度は F4 固定で時間を変えて撮ってみます。
2014年10月25日07時34分
takuro.n さん、コメントありがとうございます。 ご指摘のとおりまだよく理解しないまま、結果を見ながらいろいろやっています。 露光を変えて撮影した理由がオリオン大星雲が輝度差が大きいことだったのですが、今回の写真では実はF5.6とF8.0が全く生かされずに白くつぶされてしまいました。 一度体系的に勉強すべきですね。皆さんのこのサイトでの天体写真を閲覧していたら takuro.n さんの以前のコメントされた honmaka さんのデジタル星野写真撮影記、実は今回のコンポジットでも参考にさせてもらっていたのですが、一から読み返して勉強してみます。 DSS はF値によっては5枚でフリーズしてしまったので、せっかくF値ごとに撮影していたこともあって分けて合成してみたのですが、クロップしておけば全部一緒にできますね。これも挑戦してみます。 HDR は偽HDR として前にやってみたことがあるのですが(http://photohito.com/photo/2264750/)、あらためて挑戦してみます。 ところで画像処理は頑張ればましになる希望があるのですが、一つ一つの星が大きくなってしまうのは仕方がないのでしょうか。それともまだピントの追い込みが足りないのでしょうか。
2014年10月25日08時31分
土日と出かけてて遅くなりました(^_^;) 星像肥大に関してですが、これはある程度仕方ないものです。 星はそこまでの距離を考えれば本来ほぼ完全な点像ですが、写真に撮ると大気の揺らぎや光学系での拡散によって必ず滲みが出来ます。 強調前の撮って出しだとそんなに気にはならない、というか逆にこれによって星の明るさの違いが表現されるので必要なものですが、これを淡い星雲と一緒に強調してしまうとこの滲みの部分まで飽和してそれまでは芯の部分のみ飛んでつぶれてたのが滲み部分まで全て飛んでつぶれてしまい、まるで面積が大きくなったかのように見えてしまいます。 ですので天体写真処理では星と星雲はマスクを使って別に処理するのが一般的です。 このマスクの作り方、これは技術や好みによりますが、これによって星像の肥大を抑えたり、逆にソフトンなど拡散系のフィルター使わないでも微恒星を抑えて輝星を強調したりといった調整をするわけです。 ただこれはやはりPhotoshop系のソフトを持っていないと、つまりレイヤーマスクを使えるソフトを持っていないとやりにくく、勿論StellaImageでも出来ますが、使い勝手の柔軟性でもPhotoshop系の方が勝りますので、そういうソフトを持っていなければ星像肥大が気になるなら星雲の強調をある程度のところで我慢するしかありません。 最初に書いたように星像の滲み部分が飽和してしまうのが原因で、その滲みは最初は星雲の明るいところと同程度の輝度なので、トーンカーブで別々に処理したくても出来ないわけですね。 そしてこの画像を拝見してですが、ピントはあと一追い込み出来そうです。 このレンズは私も使ってますが、ジャスピンだと赤ハロ、つまり軸上色収差によって星の周りに赤い滲みの輪っかが出ます。 この写真ではそれがまったく認められませんので、ジャスピンからはだいぶずれてると判断出来ます。 赤ハロを出したくないためにジャスピンからわざと微かにずらすということもカメラレンズではよくやる方法ですが、それでもピントを考えればまったく出なくなるまでずらすというのはちょっとやり過ぎかもしれませんね(^_^;) 簡単ですがこれである程度答えになってますかどうか(^_^;)
2014年10月26日18時17分
takuro.n さん、早速質問に答えていただきありがとうございます。 このようなコアな内容はなかなか調べてもみつかりません。 帳面に感謝の気持ちとともにメモらしていただきますね。 というわけで自分の場合先ずは赤ハロをめざしますp(^_^)q。
2014年10月26日19時59分
yoshim
あれ。どこかで見たことのあるアイコンの方だと思ったらブラジル在住の方でしたね? いつの間にかポラリエ買ったんですね?って以前もお持ちでしたっけ? ところで段階露光をしたければF固定で秒数を変える方が良いような気がします。 あと、DSSで加算ってうまくできましたか?私は以前DSSで加算平均でなくて、段階露光の加算をしようとしたら変な画像が出てきてどうしてもうまくできず、あきらめてステライメージかなんかで処理したような記憶があります。しかしDSSでも加算は出来るはずなので、私のやり方がまずかったんだと思います。
2014年10月24日22時41分