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カリフォルニア星雲

カリフォルニア星雲

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    B

    やっと前の新月期に撮ってきたものの最後、カリフォルニア星雲です(^^ゞ そして前に上げたフードの威力写真の中で途中電源ダウンでガイド鏡が曇り、撮影中断せざるを得なくなったのがこれを撮ってた最中でした(^◇^;) この星雲核心部はどう撮っても良く写るんですが、それは赤の彩度が高く明るいところで、少し丁寧に撮るとその中にも細かいモヤモヤしたガスの流れがあるので今回は普通の露出で8枚、続けてその半分の露出で4枚撮って段階露出というものにし、天体写真独特の処理であるデジタル現像を通して最近流行のHDRのもっと

    コメント18件

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    takuro.n

    ナチュラルな仕上げを目指してたわけです(^。^) ところが・・・ 結局半分の露出は2枚しか撮れませんでした(^_^;) しかしこのくらいなら何とかなるかなと処理してみたところ、フラットとカブリ補正が上手く決まったのか思った以上に周辺に広がる暗いガス雲、分子雲といってもいいようなものが写野一面にモヤモヤと広がっているのが写っており、急遽方針変更(^◇^;) コントラスト上げて赤い星雲の一番明るい中のフィラメント構造を出すより、逆にちょっと軟調に仕上げて出来るだけ分子雲まであぶり出すことに(^^ゞ それならほんとは短い露出のデータは使わない方がいいんですが、やはり少しは構造も出したくて欲張って使ってしまったために結局どちらもちょっと中途半端な出来になってしまったようです(^_^;) しかし今回は元々前のアンドロメダ大銀河と同じく空の状態もイマイチな上にスケアリングエラーも出た画像なので、それを考えたらここまで仕上げられれば上出来かなと(^_^;) ちなみに北を上にするため画像を回転してますのでアンドロメダとはエラーの出方が180度反対になってます(^_^;) この赤い星雲の一番明るく見えるちょっと湾曲した台形のような部分がカリフォルニア州の形に似てるのでこう呼ばれるわけで、そう言われればそうかなという気もしますが、実際にはこの写真でも分かるように左下方向写野外にもまだ少し淡い赤いところは広がっており、それを計算してこういう画角にしてみましたが、全体を入れるには250ミリくらいがちょうどいいようですね(^_^;) ちなみにその全体像は私には真ん中ちょっと右上に目があって左下方向に伸びるのが頭?右上方向が足のイカに見えます(^◇^;) 考えてみればここは http://photohito.com/photo/2860588/ この写真見ても分かるようにおうし座分子雲の中。 その分子雲狙いでもう少し短い焦点距離でたっぷり時間をかけて撮ってみるのも面白いところなのかもしれません(^^ゞ FSQ-85EDレデューサ焦点330ミリF3.9にAstro60Dを付け、ISO800で2013/11/2の1時59分から撮った8分露出8枚、4分露出2枚の計10枚を、RAP2、CameraRaw7、StellaImage7、CS6と通して処理

    2013年11月21日17時03分

    chesara

    chesara

    takuro.nさん、こんばんは。 カリフォルニア星雲ってこんなに質感があったのですね。 ショッキングピンクのような色合いも初めて見ました。 目では見えないものを炙り出す魅力を改めて感じます。m(_ _)m

    2013年11月21日20時52分

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    takuro.n

    chesaraさん、ありがとうございます(^^ゞ じつはカリフォルニア星雲って結構広がりあるんです(^。^) カリフォルニア州型の部分だけ写すなら無改造のカメラでも写りますし、結構光害のあるところでも光害カットフィルター使えばその部分は良く写ってくれるということと、逆にその部分の中のガスの濃淡を表現するためにあえてコントラスト高くして淡い部分を落としてしまうような撮り方されることも多いんですが、あえてこのように淡い広がりやその周りの分子雲までと思うとだいぶ違った表情になります(^○^) 色味はレンズや現像ソフト、フィルターなどによっても左右されますので何が正しいかは何ともいえないところですが、今回の場合はフィルター使ってないので青の成分も写っているためにピンクがかった色味になったということと、周りの分子雲の茶色っぽい色を分かりやすくするためにあえてそのピンクをちょっと強調してみたわけですが、それはそれなりに奏効してるのかなと(^◇^;)

    2013年11月21日23時57分

    Marshall

    Marshall

    takuro.nさん、こんばんは。 次から次へと隠し玉が出てきますね! 前々回、これが最後とか言ってませんでしたっけ? しかも半端じゃなく素晴らしいし、さすがFSQ!。やはり処理には納得するまで時間をかけるべきですね。 特にバックの素晴らしさが目に付く一枚です。 新月期に一生懸命撮影して、満月期になったら処理とは理想的だと思います。 私も鏡筒の持ってる能力を十分引き出せるように焦らずじっくりと処理することを見習いたいところです。また、この時期には皆さん出てきませんから新鮮さが余計感じるかもしれません。 これは、106レデューサーにフルサイズで周辺像まで写し出したい気持ちにさせてくれる一枚と見ました。 次の機会にでも早速挑戦したいです。 問題はいつもの処理ですね。時間をかけながら少しずつ進歩できるように頑張ります。 私のほうは、旅疲れでフラット撮影にも手が付けられてませんが、週末には何とか?と思ってるんですが、すっかり忘れてた月曜日からの5日間の出張がありまして、下手するとそれ以降になりそうな? 来月初めにも出張があったような?撮影すらできないかもしれない状況です。 今後も素晴らしい画像を期待してます。m(__)m

    2013年11月22日00時51分

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    takuro.n

    Marshallさん、ありがとうございます(^^ゞ 隠し球などではないです(^◇^;) 何枚か前の写真で最後と書いたのは10月に撮った写真の中でということで、今回は11月1日夜のものということです(^_^;) この新月期はちょうど彗星撮影と重なってしまい、旬のものである彗星を先に上げたかったのでだいぶ順序が行ったり来たりしてしまいました(^_^;) この写真のバック、等倍で見るとすごい荒れてますよね(^_^;) 原因は分かっていて、これを撮ってる途中で電源ダウンしたということはそれよりすでに何十分か前から電圧低下と共にだんだん冷却効率も悪くなってたはずで、そのためSNがどんどん悪くなっていった画像を重ねてもノイズが低減されなかったんだと思います(>_<) それが分かってもまた悪い癖でつい最近無理はやめようと書きながらも分子雲が写ってるの見ると我慢出来ませんでした_| ̄|○ その上スケアリングエラーですからアンドロメダ以上に元画像は悪かったわけですが、まあ等倍で見るのでなければそこそこには仕上げられたかと(^_^;) 106レデューサーにフルサイズならここ全体を撮るにはピッタリですね~ そちらの空で枚数さえ撮れれば相当な分子雲の広がりが捉えられること間違い無しで、そうなった暁には是非処理も力を入れてもらいたいものと(^○^)

    2013年11月22日01時20分

    yoshimpc

    yoshimpc

    この辺の散光星雲は実はこの間の北アメリカをはじめて撮ったくらいで、ここも自分で撮ったことは無いのですが、説明を読んでいると光害地からは難しい気がしてきました。おそらくただ写るだけなら簡単かもしれませんが、分子雲や淡い広がりなどもないと面白くないようですね。この写真もいつものごとく、背景の分子雲もきれいに写っているし、素晴らしいと思います。硬く、かつやわらかくとなってしまうのは良くわかります。細かい構造もきちんと見たい、でも広がりもしっかり見たいというところで私もいつも訳がわからなくなります。  今は家から撮る強みと言うか、じつは、今これを書きながら裏でM77撮っています(笑)昨日もこの辺をLPS-P2なしで撮っていましたが、今日はありで撮ってみようかな?と。

    2013年11月22日20時38分

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    takuro.n

    yoshi-tamさん、ありがとうございます(^^ゞ この月の中でもですか(^○^) まあ散光星雲はちょっと無理でも系外銀河ならというところでしょうか(^。^) 前のアンドロメダもですが、明るい中の濃淡も出し、かつ周辺の最も淡い部分も持ち上げというのは天体写真をやっていれば誰しも駆られる誘惑ですが、実際は明るい中の暗い部分は周辺の淡い部分より明るいことが多く、それを逆転させるのはトーンカーブを複雑に操作することで出来ないことではありませんが、それはやはり実際とは違う輝度差にしてしまうということで個人的にはやるべきことではないと思ってます。 写っているもの本来の輝度差をおかしくしないためのトーンカーブはやはりS字が基本で、人によってはその操作のために打つポイントも3点までなどといわれる方もおられるくらいですが、私もどちらかといえばその口で、そこから右上を持ち上げ左下を落とすための基準になるアンカーポイントと、持ち上げを重視するなら右に一つ、暗い部分を重視するなら左に一つ、あとはバックグラウンドを少し滑らかにするために一番左下のポイントをちょっとだけ上げと、使うポイント数はたいてい三つです。 ただ実際には星マスク使いますのでトーンカーブは2段に使うことになりますし、場合によっては最終的にもう一段全体へのトーンカーブを重ねることもありますので3段ということもあり、結果的には相当複雑に操作してることになりますが、それでもS字カーブを重ねている限り明るさの逆転が起こることはありません。 ただでさえ画像を操作していると思われがちな天体写真では、そういう部分はもうモラルといっていい部分かなと思ってます(^_^;)

    2013年11月22日21時30分

    yoshimpc

    yoshimpc

    takuro.nさんいろいろとありがとうございます。 実は私はトーンカーブというのを基本的にほとんどいじらないんです。最近は必ずやるRAP>camera raw>DSS>という一連の流れで一枚の画像にして、SIに取り込んでレベル調整、デジタル現像、場合によってはマルチバンドシャープなどをして、ライトルームでカブリ補正、最後に明瞭度、シャドウの持ち上げなどをやるのですが、この部分がトーンカーブに相当しているのかもしれません。いずれにしても元画像のクオリティーが悪いのであまり強調に耐えないという問題もありますね。  次にマスターすべき問題はやはり星マスクなんでしょうね。あとはもう少しフラットを決めたいです。あのあと青空フラットも撮ったのですが、EL板よりやはりあっている気がします。

    2013年11月22日22時44分

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    takuro.n

    なんとまあ(‥;) まあ確かに明瞭度というのはコントラストのことでしょうし、シャドウの持ち上げにしてもどちらもソフトのデフォルト位置でトーンカーブを動かしてるわけで、直接トーンカーブで弄るとその基準点など全て自分で探し出さなければならないので面倒な代わりにきめ細かく思うところを調整出来るわけですね(^_^;) ところで一連の手順中、シャープ処理とカブリ補正はやる順を変えた方がいいです。 シャープはとにかく最後です。 先にシャープ処理をしてしまってノイズまで目立たせたのをあとで何とかしようというのは本末転倒で、ノイズとの戦いである天体写真処理ではとにかくノイズを目立たせなくする処理からやっていってそのポテンシャルを出来る限り高めておき、全ての処理が終わったあとでそのポテンシャルに合わせてシャープ処理をするというのが本来と思います。 先のかけるとその画像の限界より自分がかけたいだけかけてしまいがちですので、これは必ず最後にすべきです。 次にカブリ補正は色味を弄る前にするのが本来です。 書かれてる手順の中だとレベル調整の次というか同時というかです。 例えば今回上げた画像でカブリ補正せずに処理してみると右上の方の分子雲がやたら緑になって他の部分は赤っぽくなったとします。 それが本当と信じて処理していくとあとでカブリ補正するとなんとそれが逆だったなどということが起こります。 フラットとカブリ補正でバックグラウンドを平坦にしておくというのはそのあとの処理を画像を信じて行えるかどうかに直結するわけです。 SIのデジ現機能の中には色彩強調マスクもありますので、やはりこれを操作する前にやってしまっておかないとやりすぎたとかRGBそれぞれの使い方を間違えたということになりかねません。 フラットはRAW段階でやってしまいますが、カブリ補正もそれと同じような段階でやっておくべきものですので、この手順は癖にしてしまった方がいいと思います(^^ゞ

    2013年11月23日00時16分

    yoshimpc

    yoshimpc

    takuro.nさん重ね重ねありがとうございます。例によって12時ルールのため、先ほど片付けを済ませて、カメラだけはボディーキャップしてタイマーでダーク撮影中です。もうこのまま寝るので朝まで放置です。  そろそろ基本はだいぶわかってきたぞと思っていたらそうでもなかったようです。シャープは最後というのも何度か伺っていましたが、どういう訳か実践できていませんでした。理由は多分、せっかくSIに入ったのだから面倒だから一緒にやってしまえといつの間にかなっていたんだと思います。ちょっと今何度か読み返しましたが、 1:TIFFになってDSS通って一枚画像になる(ここまでは機械的なので良いと思います。camera rawはノイズ軽減20〜25くらい、カラーノイズは15くらい) 2:SIでレベル調整、直後にカブリ補正(SIのカブリ補正も使いますが、今ひとつなのでライトルームなりCSなりに持ち込んで)←果たしてレベル調整はSIじゃないといけないのか?どうかは謎です。 3:SIでデジ現そのあとかけるならアンシャープマスク系 4:ライトルームでの明瞭度なり、シャドウやハイライトの調整なり という手順で正しいでしょうか?? そう言えば月ですが、以前もお話ししたように、12時には撮影終了なので、それこそ6時過ぎからスタートしているため、9時過ぎくらいまでは月は関係ないんです。しかもうちの場合、東に山があるので月明かりは相当ブロックしてくれています。といいつつ月の真横の馬頭も撮りましたけどねwさてどうなっている事やら

    2013年11月23日01時17分

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    takuro.n

    カブリ補正に関して後でもいいと思い込まれてる方がおられるのはおそらくその補正を輝度的、つまりRGB一括でやってるからではないかと想像します。 最初は確かに一見それでも良さそうですが、だんだん強い強調処理をするようになるとどうしても最後に色カブリが残ってしまうのが分かってきます。 これはその場の光害や低空カブリは場所や天気状況によって違うため、必ずしもRGB全てが同じだけかぶるわけではないということです。 例えば光害でも水銀灯系の照明が多い場合とナトリウム灯系の照明が多い場合では緑が強くかぶるのと赤が強くかぶる違いになって現れますし、低空カブリも靄が出ていたりPM2.5などが来ていて透明度が悪くなるほど赤にかぶります。 なのでカブリ補正も本来はRGB別にやるべきもの、もっといえば色別にカブリ方が違うから先にやっておかないとその画像の色味を信じて処理出来ないということになります。 勿論私も完全なカブリ補正などなかなか出来ず、強調処理してみて始めて分かってやり直したり、少しだけ残っているなどという場合は最後にやったりもします。 しかしやはりだいたいのところは色味をいじり出す前にやっておくのが望ましいと思います。 そして手順ですがまず私の場合 1:最近はCameraRawでのノイズリダクションは輝度ノイズ25前後、カラーノイズは30前後でTIFFにしてSIでコンポジット 2:そのままレベル調整しながらカブリ補正 3:続けてデジ現をかけてTIFFにして保存 4:PSでマスクやレベルやトーンカーブ、彩度調整機能等を使って強調レタッチ 5:その際カブリ補正が大きく間違ってると分かったら2に戻ってやり直し、少しのものならそのままPSで、あるいはSIに渡して追加調整 6:最後にシャープ処理 というようにやってます。 このうちレベル調整カブリ補正やレタッチ作業はSIでもPSでも好きなほう、やりやすい方でやってかまわない部分ですが、カブリ補正を勘に頼らず出来るだけ客観的にやるために私はこの部分はSIでやってるわけです。 またソフト間を行き来する時は天文専用ソフトでない限り普通は16ビット無圧縮TIFFを使うわけですが、この場合レベルを切り詰めて保存してしまうともう切り落とした部分の情報は戻ってきません。 特に高輝度側はその画像中最も高輝度の部分がちゃんとヒストグラム内に収まってることに気をつけて保存することに注意が必要です。 まあ処理手順というのもこれでやらなければならないと決まっているわけではなく、個性的にやっても面白いかもしれませんが、私のは私なりに情報収集したり考えたあげく、元画像に写っている被写体本来の情報を出来るだけ忠実に、そしてその画像の持つポテンシャルを出来るだけ目一杯引き出すにはどのようなやり方がいいか少しは試行錯誤した結果現在はこのようなやり方になってますということで(^^ゞ

    2013年11月23日09時17分

    yoshimpc

    yoshimpc

    takuro.nさんありがとうございます。大体上に書いたもので正しいようで、要するにカブリを先にする、強調はできるだけあとにするということですね。SIのカブリ補正は、シーソー式の単純なもので、どうも使いづらいと思っていましたが、あれ、色別にやればもう少し使い物になるのかもしれませんね。そういうことができるのを知りませんでした。結局色別カブリ補正は、ライトルームで同じことができるのでそれをしていましたが、違いは最初にやるか最後にやるかということのようです。私の場合、強調処理もすべてしてから最後にかけたほうが、背景もなだらかになるだろうという考えもありました。つまり、先に補正してから強調すると、パーフェクトな補正ができていれば問題ないのでしょうが、ちょっとはずれているはずで、その後の強調でそのずれも強調されてしまうのではないかと思ったのです。一方で、確かにこの対象のような大きな散光星雲、または背景に分子雲がモクモクとあるようなところでは、この方式でやると、どこまでカブリでどこまで本当の色なのかわからなくなると思います。  保存についてはヒストグラムが完全に途切れるところまではいつも残すようにしています。なんとなくそうしないと気持ち悪いですもんね。  いろいろと勉強になりました。ありがとうございます。  

    2013年11月23日10時17分

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    takuro.n

    えと、いつも不思議に思うんですが天文専用に作られたSIの優れた機能であるカブリの方向が視覚的に客観的に分かるあのグラフというかは皆さん使わないんでしょうか(‥;) 私はLightRoomは知らないんですがカブリ補正時に同じようにカブリの方向が分かるような機能があるんでしょうか(‥;) 勿論SIでカブリ補正する時はレベル切り詰めて分かりやすくしてやりますし、CSでやる場合はレベル調整レイヤー1段挟んでやはり強調してやりますが、それでもCSの場合はカブリの方向が客観的に分かる機能は無く、ある意味感でやるしかありません。 それだと確かに強調してみたらだいぶズレてたということは普通に起こると思います。 私がSIでやってある程度何とかなってるのはひとえにあの視覚的に分かる機能があるからで、それと撮影地の光害の方向をよく思いだして合わせていけばそう大きく間違うことはあまりありません。 特に画面全体にモヤモヤ何かが写っているような画像の場合、何かしら客観的な指標がないとカブリ補正なんて不可能と思います。 ディスプレーの真ん中で見るか端で見るかで輝度ムラも関係してきますし、例えばこれでよしと思った画像でも180度回転させてみるといきなりカブリムラが分かったりすることがあります。 感とはそれほどまでに当てにならないものと思います。 なお、モノクロ冷却CCDの場合RGB合成前にそれぞれモノクロの段階である程度のカブリ補正はやってしまうことが多く、そのあとLRGB合成合成後は単純に輝度的なカブリ補正なので分かりやすいという面はあると思いますし、そもそもSIにしても他の海外ソフトにしてもLRGB合成出来るモノクロ冷却CCD用に使えるソフトではSIと同じような仕組みになっているものが多かったと思います。 基本的な考え方は同じでもデジでのカブリ補正は難しいです(^_^;) だからこそ時間もかかるし腕の見せ所とも思うわけですが(^_^;)

    2013年11月23日12時30分

    Marshall

    Marshall

    こんにちは。 黙って勉強させていただいてます。m(__)m SIのカブリのグラフってカブリ補正で出てくるやつですよね?上の段で方向を決めて下の段でギザギザのグラフに傾きが合うように合わせるやつのことですよね? あれは確かに便利ですが、私は背景のなるべくフラットな位置に上の矢印を持って行ってやってるので、ほとんどが画像の上下か左右方向で合わせてますが、たとえば左右方向が合ってて上下方向が違ってた場合には上下方向の傾きを合わせると当然左右も狂ってきて何度も繰り返してます。そしてその場合なんですが、レベルを切り詰めて強調させてわかりやすいようにして以前はやってたんですが、それだとレベルを元に戻したときにRGBのバランスは崩れるので再度山合わせをしてと言う運びでやってましたが、最近はパレットでRGB個別に白黒で見えるのでどちらかと言うとその白黒画面のほうを見ながら全体的に色の濃さが同じようになるようにやってます。でも、追い込んだつもりでもRGBで見ると片側が赤が濃く感じたり最終的にはPSで強調までやって再度SIに戻っての繰り返しになってます。 ほとんどのものはグラフで見ては横一線で直しようがないんですが、処理過程で強調すると片側に青が目立ったり赤が目立ったりしますが、それをSIで直そうとすると結局やじろべいで反対側がおかしくなるんですが、なんか良い方法はないでしょうか?たとえば中心から左だけでカブリ補正をできるとか? 何か書いてることも合ってるかどうかさえ分かりませんが、良い方法があれば教えていただけるとありがたいです。m(__)m

    2013年11月23日17時09分

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    takuro.n

    こういうのって言葉で書いてると分かりにくいですね(^_^;) えと、まずSIのカブリ補正画面で上の時計のような十字の矢印を回転させてカブリが入ってきている方向を決める時ですが基本的には十字の中心を動かすことはしません。 なぜなら画面半分だけかぶってるというのは例えば薄雲が半分だけかかって通過したなどの場合で、基本的に光害は空のどこかで途切れてるわけではないからです。 SIでも周辺減光補正は光学系の癖によって減光範囲が広かったり狭かったりするのに対応するためある程度融通利くんですが、カブリ補正に関しては部分的な修正がしたければこれはPSでやるしかありません。 そしてカブリ補正するとせっかく合わせたRGBが崩れる点についてはそれはRGBがより正確になっていってると捉えるべきものです。 カブリ補正が正しくなされているかどうかの一つの目安にヒストグラムの左斜面を見ます。 周辺減光やカブリの酷い画像であるほど最初は左斜面が右斜面のに似たなだらかなものになってます。 それが周辺減光とカブリの補正が上手く決まれば決まるほど左斜面は切り立ってきてヒストグラムの幅そのものも狭くなってきますので、RGBはある程度ズレてしまうのが当然で、これは一回ごとに合わせ直しながらカブリ補正していきます。 やり方としてはまず最初に撮影時の被写体の位置と光害源の場所からだいたいこの角度から入ってるはずというのを確認します。 次にカブリ補正画面で十字を出来るだけ長くして、画面いっぱいになるくらい長くして確認してあった方向に合わせてみます。 この段階ではRGBでやります。 そして下のグラフを見て大きな方向性が出てるかどうかを確認し、上の矢印を少しずつ回転させながら方向性が最も綺麗に出てくる位置を探します。 ここかなと思ったら下のグラフの輝度の傾き線をそのギザギザの中に出てきている方向性の角度に合わせてみます。 この時画像が上手く補正されているようなら方向はそれでだいたい合ってるということになりますので、次にRGB個別に同じことを繰り返しますが、その時の矢印の方向はたいていRGB全体で求めた方向とほぼ一致するはずです。 最後にRGBそれぞれ輝度の傾きをギザギザに合わせてとりあえずのカブリ補正は終了です。 この作業をする時レベル調整で切り詰めすぎ、強調しすぎてあっても分かりにくい時があり、写真によってある程度調整するほうがやりやすいですが、最初から画面全体にモヤモヤとガス雲が広がっているなどという画像では難しいので、ちょっと小さめの系外銀河写真などで練習するとコツが分かりやすいです。 なお、この最初のカブリ補正の方向が間違っているのを後から部分的に修正していこうというのはたいてい失敗に終わります。 カブリが細切れになってムラのようになっていくからです。 私が強調処理まで終わってこりゃ駄目だと思う度に何度でもカブリ補正まで戻るのはこのためです。 また、カブリ補正が正しく出来ているはずなのに強調するとどこかが赤くなってるという場合はそれが本当なんではないかという目で見てみるのも大事と思います。 こういう補正は長焦点になるほど簡単で、短焦点になるほど難しく、魚眼など使うと別々の2方向から光害が入ってきてるなどということもあり、そういう写真の補正はもうSIのグラフに頼って進めるしかなくなります。 また長くなってしまいましたがだいたいの手順はこれで分かるでしょうか(^_^;) まあとにかくまずは長焦点で撮ったちょっと小さめの系外銀河で試してみて下さい(^_^;)

    2013年11月23日17時50分

    Marshall

    Marshall

    こんばんは。 方向性はほぼわかりました。確かに書いて説明するのは大変ですね。 全く使ってないわけじゃないので書いてる意味は分かりますが、少しずつでも今書かれてるようにしていきます。今まで中心を外さずに矢印の回転だけでやると斜めに補正がかかり後戻りしたときにどうしようもなくなるので上下左右だけでやって最後に斜め補正で仕上げてましたが、色々やることはやってみます。 またわからない点があった時は教えてください。m(__)m

    2013年11月23日19時53分

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    takuro.n

    光害のカブリ補正をするときは必ず光害が入ってきている方向に合わせることが大前提で、それで補正がずれてるようなら方向がズレてたということですからやり直しです。 それを縦横斜めにやっておくとか、ズレているのをあとから追加補正するというのはまるでルービックキューブでもやっているようなことになります(^◇^;) もしかするとミラーやボックスによるケラレまで一緒に補正しようとしてそういう癖になってしまったのかなと想像しますが、それらはあくまで別々に処理するべきものですし、特にミラー系のケラレは上下左右のみに現れる部分的なものなのでこれこそあとでPSで補正することになります。 とにかくまずは光害カブリや大気減光によるカブリだけを補正することを考えて下さい。 するとSIの威力が分かってくると思います(^^ゞ

    2013年11月23日20時49分

    Marshall

    Marshall

    takuro.nさん、こんばんは。 了解です。皆さんのところに比べれば光害なんてよほど東の低空でも撮影しない限りほとんど無に等しいですが、それでも渋いところを攻めていくとわずかのカブリまで見えてきちゃうんですよね。 明日から留守になりますが、PCは持っていくので外でもどこでも繋げられますので新しい画像にも期待してます。 あと・・ロダに送っておきましたので迷惑じゃなければ検証のほうもよろしくお願いします。m(__)m

    2013年11月23日23時37分

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