写真共有サイトPHOTOHITO人と写真をつなぐ場所

HUQ HUQ ファン登録

光害地で撮る天体 - カタリナ彗星 2015.12.02

光害地で撮る天体 - カタリナ彗星 2015.12.02

J

    B

    自宅ベランダにて。 PM2.5 がどんより立ちこめた朝でしたが、結構尾が伸びてるので無理矢理炙り出してみました。 FS-60Q + D810A ISO1600 30sec×31+20sec×57+15sec×8加算コンポジット SWAT-350 + higlasi-3B 2軸オートガイド

    コメント6件

    HUQ

    HUQ

    コメントありがとうございます。 これぐらい淡くて空の状態も悪いと、ホントは400枚ぐらい撮りたい気分です。(^O^;; 時間が足りませんね。 彗星処理するの久々すぎて、メトカーフコンポジット前に恒星位置合わせておくのをすっかり忘れてしまいました。(^O^; 画面のあちこちで恒星が妙な方向に捻れているのはそのせいです。 ステライメージ7は、恒星位置自動合わせした状態でコマ毎をファイルに保存できるので便利です。 D810Aの大ファイルを扱おうとすると、メモリ32G積んでても30枚前後で「メモリが足りません」と言われてしまうので、分割処理する必要がありますが…

    2015年12月02日18時09分

    Usericon_default_small

    takuro.n

    これはなぜ段階露出したんでしょうか(‥;) それとこの画像の恒星の移動量見る限り彗星の見かけ上の移動速度はまだそんなに大きくはないようですが、尾は早い変化を見せることがあり、露光量やSN比的に許せる限り短時間で撮りあげたいものですが、特に近づいて来て尾もだいぶ伸びてきた状態の彗星撮影でトータル30分以上というのはいくら何でもちょっと長すぎないでしょうか(^_^;)

    2015年12月03日06時27分

    HUQ

    HUQ

    昨朝はPM2.5の影響出非常に透明度が悪く、3等星が見えるかどうか、という空でした。 また朝方とはいえ光害の影響が強くあるため、1コマ露出では尾を炙り出すことが困難、と判断しました。 このため尾の詳細が判らなくなることは覚悟の上で、尾全体の様子を浮かび上がらせるためにはコンポジットが必要と判断しました。 少ない枚数のコンポジットでは尾自体がザラザラとなり、遠目で目を細めて見ないと尾が見えないことが予想されたため、コンポジット枚数を稼げる短時間多枚数露出としました。 そして段階露出の意味ですが、当地では天文薄明開始が5:13、どんどん明るくなっていくため、背景の露出を一定に保つには段階露出が必要でした。

    2015年12月03日07時01分

    Usericon_default_small

    takuro.n

    ちなみに最初の30秒露出の真ん中あたりのファイルだと輝度ヒストグラムの山の頂点位置はどのあたりでしょうか。

    2015年12月03日16時34分

    HUQ

    HUQ

    30秒露出のコマは+0.7~+1.0ev前後がヒストグラムのピークでした。 結果論ですが、もう少し1枚あたりの露出を掛けることは可能だったと思います。 前の晩から出しておけば良かったのですが、目覚めたのが5時ちょい前、それから速攻で機材を南向きベランダに出し、30秒ドリフト法でざっくり極軸を合わせ、目盛り環で金星から相対位置で導入し、露出決め打ちで撮影開始、という慌ただしさでした。(^^;

    2015年12月03日17時18分

    Usericon_default_small

    takuro.n

    なるほど(^_^;) でも、天体写真でも適正露出というのはあります。 これは別に空の良い真っ暗なところで撮った時だけのことではなく、光害地であっても白飛びを防ぎながら出来るだけ十分な光量を得るという意味で効果のあるものですし、同時にデジタルであっても写っていないものはあぶり出しようもなく、光量が足りていないほど、つまり被写体の輝度がノイズに近いほどSN比を良くしなければ被写体そのものがあぶり出せないわけですが、この時考えなければならないのがコンポジットの効率で、SN比を倍良くするためにはコンポジット枚数は倍にしなければならず、その倍良くするためには枚数も倍と、まあねずみ算式に増えていくわけで、それなら最初から適正露出にしておけば必要枚数は桁違いに少なくてすむことになる、つまり適正露出というのは輝度的なことだけでなくそういうコンポジットまで見越した効率の良いバランスを考えたものなわけですね。 ですから適正露出を考えずにただただ枚数撮っても実はすごく効率が悪くて思ったほどの効果は得られてない可能性が高いということになります。 今回の場合そもそもF10の鏡筒でISO1600の30秒では淡い部分などほとんど写っていないも同然なのを無理矢理持ち上げようというわけですから最初から無理がある撮り方になってしまってたと思います(^_^;) 次に段階露出ですが、本来の使い方、輝度差の大きい天体の階調を高輝度部分を圧縮して中低輝度部分に割り当てるという目的の場合はあとでデジタル現像かあるいはHDR処理しなければ効果は現れず、加算コンポジットしたものをその後レベル調整で輝度的に引き戻すということは平均化したのと同じこと、つまり結局は加算平均と同じことをしてるわけですので、露出が短いもの、つまり被写体の輝度が少なくなっているファイルを混ぜて使えば当然淡い部分の写りは悪いものになってしまいます。 今回の場合ざっと見当すると薄明が始まって露出を短くしたものを混ぜたために薄明前の撮ったものだけコンポジットした場合に比べてざっと2~3割くらい被写体の輝度は落ちてると思います。 この分もあぶり出すため強調を強くするとその分枚数がまた倍も必要になるという悪循環が起こってしまってると思うわけですね。 思うに今回の場合薄明まで30秒×31枚の900秒くらいしかなかったならせめて露出は倍の1分にして16枚。 これだけにしておいた方が結局は写りも少しは良く、かつ尾の変化にも少しは対応出来たのではと思いますが、まあそのためにはもう少し早く起きて適正露出確認のための試写も必要だったということになるでしょうか(^◇^;)

    2015年12月04日07時44分

    新規登録ログインしてコメントを書き込む

    同じタグが設定されたHUQさんの作品

    • 香川の夏空
    • 鳳凰
    • 光害地で撮る天体 - 薔薇星雲
    • 夏の大三角
    • 1本勝負!
    • 白鳥~カシオペアの赤い星雲達

    最近お気に入り登録したユーザー

    写真を削除しようとしています。

    本当に写真を削除しますか?

    こちらのレビューを他のユーザーに公開します。

    レビューを公開しますか?

    コメントを削除しようとしています。

    選択したコメントを削除しますか?

    エラーが発生しました

    エラー内容

    PAGE TOP