takuro.n
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もっと仕上がりのクオリティを上げるにはどうしたらいいか、誰しもと思いますが私もいつも考えてます。 天体写真では撮影と後処理は車の両輪とはいえ、どんな後処理の技術を持ってしても限界の低い元画像を救済することなど出来ず、基本はやはり空の良いところで対象によって適切的確な撮影をしてくること、これに尽きるのは他の撮影と何ら違いはありません。 そこで最近は出来るときは感度も1段落とし絞りも1段絞りなどということをやってるわけですが、その中に出来るだけ光害カットフィルターを使わないということもあります。 光害カ
他で見るのと別次元の星の数や色彩感を見せていただき、星の世界の奥深さを感じます。 自分には踏み込めない領域だと思いますが、いつも素晴らしい世界を見せていただき、興味がだんだんと膨らんできました。また、詳しい解説をありがとうございます。無知ながら少しずつ参考にさせていただきます。
2012年09月21日23時18分
これはいつもながらすばらしいピント、色味で説明がないと格闘されたとはわかりませんね。 上手い方の写真をみると、「いともやすやす」と見えてしまいますが、当然そんな訳はないということですね。 ところでtakuro.nさんが以前どなたか別の方に説明しておられるのを拝見したのですが、元画像をまず補正して、それからコンポジットするのですね。自分はまずコンポジットしてから最後にライトルームで補正していました。orzそれと、皆様ステライメージをお使いのようですが、これはやはり必須なのでしょうか?
2012年09月21日23時33分
光害カットフィルター、ちょっと調べてみました。 普通のフィルターみたくレンズの先っちょに付けるんではなく、マウント部に 埋め込んだりするんですか? いつもながら素晴らしい星空です。(*^_^*) 3時間の露光・・・・バッテリーとか、普通の状態ではやはり難しそうですね。 解像をしていないカメラで、3時間露光すると、どうなる事が予想されるんでしょう? それとも3時間って、コンポジットした写真の総合計の時間が3時間、そういう事なのでしょうか?? あれこれとダラダラ迷っている内に、TOAST-Proの限定色が売り切れた様です。(笑) しかしISO800で行けるなら、僕のα900でも望みはあるなーって思えます。 でも。。。8分露出はやった事無いので、どういう影響が出るか、検討も付きません。(^_^;) 8分露出をさせるとなると、やはりインターバルタイマーがあった方が便利そうですが・・ SONYにはインターバルが無いので、社外品を買う訳ですが・・・・ それとも赤道儀で追跡してたら、インターバル使わなくても、基本的には同じ位置を狙ってる 事になるから、タイマー使わなくても出来るのか。。。。。 と、頭の中に浮かんだ疑問を、そのままズラズラと書いてしまいました。(笑)
2012年09月22日07時16分
takuro.nさん、おはようございます。 星しか見えない夜空を、ここまで暴き出せるなんて、羨ましい限りです。 いつも、ご丁寧な解説を頂き本当に助かります。 ドンドン知識が膨らんでいくようで、ありがとうございます。m(_ _)m
2012年09月22日07時41分
Kircheissさん、ありがとうございます(^^ゞ 天体写真と星景写真はちょっと違うものですので、求めるものも後処理も色々変わり、参考になるかどうか分かりませんが、天体写真処理の中には星景でも役に立つものがたくさんあります。 ここでも星の部分と前景部分を合成して、星の部分はコンポジットで天体写真を同じように処理し、前景部分は1枚撮りでブレのないものを使うことで1枚撮りでは得られないすごい星空の写った星景を上げておられる方も僅かですがおられます。 どこまでを許容するかは人それぞれですが、少なくとも処理の引き出しが多いのは悪いことではなく、プロの星景写真家さん達のほとんどは天体写真にも精通しておられ、その処理を応用しておられることも多いですし、私自身改造カメラや天体写真用ソフトの使い方を尋ねられることもあります。 美しいものをより美しく撮りたいという部分では同じものを目指してるわけですね(^^ゞ 星景から星の写真に入ってくるとカメラの感度などに頼る部分が多いので後処理を覚えるのはなかなか大変ですが、デジタルではRAWで撮っておけば将来良いソフトが出来たり自分の腕が上がったりすればそれを適用してやり直すことも何度でも出来るわけで、その時のためにもまずはピントや露出設定をしっかり追い込んだ写真を撮っておくのが一番大事なわけですが、今回私はそんな一番最初の部分で大失敗しているわけです(^_^;) 撮影がしっかりしていれば長い目で楽しめるということですし、赤道儀があればそれはなおさらですが、処理そのものも時間のかかる作業、ゆっくり続けられれば必要なことは自然に身についてくるかと(^^ゞ
2012年09月22日12時18分
yoshi-tamさん、ありがとうございます(^^ゞ 私はいつも後処理に時間がかかります(^_^;) 特に広角なカメラレンズでの撮影の場合そのほとんどは光害カブリの補正に費やしてますが、これが綺麗に決まるとびっくりするくらい簡単に被写体の淡いディティエールが浮かんでくるのに対し、色は勿論角度や強さがちょっと違うと全然駄目で、それが分かるのは処理の後半、強調作業に入ってから。 そこで再調整するのは非常に分かりにくくなってしまうので、私は毎回こりゃ駄目だと思ったら最初に戻ってカブリ補正からやり直すので、この写真でも後処理にかかった時間はトータル8時間以上はかかってると思います。 当然1日では出来ないので、確か3日がかりです(^_^;) 確かにこうしていったん浮かび上がらせてしまえば写っているのがはっきり分かりますが、撮ってきた画像ではこの淡い赤や茶色っぽい所などまったく見えず、カブリ補正をしても正しくないとある部分は見えてきてもある部分は浮かび上がってこないということになりますし、そもそもこういう複雑なところでは正確な補正はほんとに難しいんです(^_^;) でも天体写真においてはノイズ対策とフラット、カブリ補正は強調処理前の最も大事な基本処理で、ここの精度次第で仕上がりが決まりますので手を抜けません(^_^;) そしてそういう処理の手順ですが、使うソフトにもよりますので決まった手順、正しい手順というのもないんですが、最近デジカメでの天体写真処理で一番多いのはRAPというRAWファイルを処理後にまたDNG形式というAdobeの汎用RAW形式ファイルに書き戻せる超優れもののソフトでダーク減算とフラット補正処理後にDNGファイルにし、それをCameraRawで現像してTIFFにしてその後コンポジットという段取りです。 なぜこうするかというと、ひとえにCameraRawでの現像時のノイズリダクションを使いたいためで、バージョン6以降のこの機能は秀逸なんです。 何が秀逸かというと、ノイズとディティエールを見分けるルーチンで、それ以前のものは結局はぼかし作業でノイズと共にディティエールへの影響も大きかったのが、バージョン6からは飛躍的にその見分け能力が進化してるわけです。 この機能は現像コンポジット後にTIFFファイルにしてからもかけることは出来るんですが、ディティエールにあまり影響無くノイズのみぼかし低減させておけるなら、それをかけた複数ファイルを加算平均コンポジットした方がよりノイズ低減効果を得られるわけですね。 したがってこれは見分け能力のない古いタイプのノイズリダクション機能しかない現像ソフトではやってはいけませんし、逆にCameraRaw6以降を持っていてもRAPというソフトを持っていなければダーク減算とフラット補正が後回しになって正確には出来ないことになります。 現像時の補正といってもやっていることは正しくはこれとレベル調整だけといっていいです。 星景のように1枚撮りの場合はこの中で出来る限りのことをやりますが、コンポジット前提なら出来る限りの調整はコンポジットしてノイズを低減させてからが前提ですので、CameraRawのデフォルトで数値が入っているパラメータも全て0にするのが基本です。 触るのは基本的にはカラーバランス調整と輝度ノイズカラーノイズのリダクション、それだけです。 ただし、コンポジットまでは出来てもその後の処理が出来ない、PhotoshopやStellaImageを持っていない人の場合は周辺減光補正や色収差補正も厳密ではありませんがやってしまった方が簡単ですので、そのように勧めることもあります。 そしてStellaImageですが、やはり天体写真に特化したソフトですから当然他では出来ない機能がたくさんあって、その能力は素晴らしいものです。 私のように淡く拡がりを持った散光星雲メインの場合は高輝度部分の階調を圧縮してその分の階調を低中輝度部分に割り付け広げてくれるデジタル現像という機能は不可欠ですし、もっと高度な人達が使っているモノクロ冷却CCDカメラでフィルターの使い分けでRGBの色を出した写真を合成するためには現在日本語対応で一般に市販されているソフトはこれしかありません。 また、系外銀河など遠く小さくて大気の揺らぎの影響を受けやすく解像度の低い元画像しか得られない対象の場合、ウィーナー法による画像復元機能や、空間周波数、簡単にいえば細かい模様や大まかな模様に分けて細かく閾値を設定してシャープ処理出来るマルチバンドシャープなどという機能は必須と言っていいですが、当然こんな機能は一般の写真処理ソフトには付いていません。 そして何より素晴らしいのは天体写真処理の第一歩から仕上げまでこれ一本あれば出来ることで、始めたばか
2012年09月22日13時05分
Em7さん、ありがとうございます(^^ゞ 光害カットフィルターについてもう幾つか追記すると、まず最も大事なことの一つはこれは干渉系のフィルターで広角レンズに使うと色カブリが起こるので使えない、経験則的にはAPS-Cで70ミリでは使えず85ミリだと使えるという制約があるということです。 ここでもおそらく星景をやっておられる方の中に光害カブリを低減出来るのなら使ってみたいと思われる方がおられると思いますが、そのような撮影で使うような広角レンズには残念ながら使えないということなんです(^_^;) なのでこれはあくまで赤道儀を使って中望遠以上で撮る場合、特に赤い散光星雲を狙って撮る場合に有効なフィルターと思ってください(^_^;) そしてその使い勝手ですが、調べられたのはレンズを付ける前にボディ側フランジバック内にはめ込んで使うタイプでこの世界ではFFフィルターと呼ばれていますが、このタイプは現状ではCANON用しかありません(^_^;) レンズ前にねじ込む普通の形状のものもあるので問題はないんですが、やはりフィルター径によって揃えなければならないなど面倒はありますね(^_^;) 次に露出設定ですが、天体のように暗いものの場合フィルムに比べてデジタルでは同じ輝度の対象ならはるかに短時間で写り、それ以上のバストノイズが増えるだけですので、基本的には10分前後の露出を使うことが多く、30分以上になるような露出を使うことはまずありません。 なので、ここで私が何時間などと書いていたらそれは何分露出を連続何回やってトータルが何時間という意味と思ってください(^^ゞ そして、例えばフィルムで30分露出しないと写らなかったものがデジタルでは5分で写っているとします。 しかし、この5分画像はそのままではノイズまみれでフィルム30分の方が綺麗です。 これを何とかするためにデジタルでは同じ設定で連続撮影しておき、その複数枚を加算平均コンポジットすることでノイズを打ち消しあわせて低減するのが常套手段なわけで、これは4枚でノイズ量約半分、8枚で約1/4、16枚で・・・となり、結果的に綺麗な画像を得ようとすれば留守ほど枚数撮りたくなるのでトータルすると何時間などという露出になるわけです(^_^;) ノイズは強調するとどこまでも出てきますので、淡い対象を浮かび上がらせるほど、強調を強くするほど元画像のノイズを減らしておかなければならず、結局枚数撮る以外に現状では方法は無いんです(^_^;) しかしこれを逆に考えると、確かに高感度に強くないカメラでも枚数を増やすことでノイズは低減出来ます。 枚数撮るということは赤道儀使用が前提になるわけですが、何年か前相当の高感度に弱いカメラであっても、例えばISO800の6分露出を8枚とか16枚とか撮ってコンポジットすると、びっくりするくらい滑らかな画像が得られます(^^ゞ この合成法はノイズのみ低減させてディティエールには影響しませんので、一見相当酷いノイズでも枚数を増やせば増やすほど綺麗になっていきます。 下手に1枚撮りを処理するより、撮影時に時間はかかりますが後はよほど簡単で、綺麗さは桁違いですので、初めてやったときは結構興奮します(^◇^;) なんせ私は5年前にデジタルで始めたときはコンデジ15秒で撮った写真を合成してテンション上がってましたので確かです(^◇^;) またその時のためにインターバルタイマーはあった方がいいです。 何分かおきにシャッター押すこと意識してるより、連続撮影に入ったら何十分の間は完全にカメラから離れていた方がミスも防げますし、何より快適です(^^ゞ 星撮りでは赤道儀があると撮影も後処理も世界が一気に広がって楽しめると思います(^^ゞ
2012年09月22日13時36分
chesaraさん、ありがとうございます(^^ゞ 天文の世界、何十年前にはとても盛んだったんです。 当時は赤道儀にモーターなど付いておらず、そもそも赤道儀を持っていなくて望遠鏡そのものを自作する方も多いくらいで、撮影は結構敷居が高かったんですが、今と違ってまだまだ光害も少なく、肉眼で見ることそのものや実際にアマチュアでも科学に貢献出来るような観測を行っている方が多く、私自身もその一人でした。 東京に引っ越したりしてその世界から離れてウン十年。 実家に戻ってきたときに昔を思い出して空を見上げてみれば大阪郊外だと3等星最危うく星座をたどることも出来ない光害の酷さにまた星のことはしばらく忘れてました。 しかしひょんなことからデジタルだと星は撮りやすいなどという話を聞き込み、始めてみたのが運の尽き、やはり根が好きなことであったのと、幸い星や天体、望遠鏡や赤道儀の知識は必要以上にありましたので、5年経った今ではこのような状態に(^◇^;) デジタルでの撮影そのものはそんな簡単なことではなかったわけですが、しっかりやれば確かにフィルム以上に淡い対象を写すことが出来ることも分かり、ここまで突き進んできてしまったわけですが、しかし逆にしっかりやるためにはデジタルは機材やソフトを揃えるだけでもそれなりの投資をせねばならず、そもそも星が見えなくなったので興味を持つ人も少なくなった日本で特に若い人が新たに始めるにはあまりに敷居が高くなってしまったのもよく理解出来るようになってしまいました。 大げさにいえば私はそんな今の流れに少しでも棹さしたいんです。 この光害を越えたところには素晴らしい世界が広がっている。 宇宙には星が点々としているだけでなく、目では見えなくとも不思議な造形や美しい色彩がたくさんあることを少しでも多くの人に知ってもらい、かつその中でまた少しでも多くの人が興味を持って写真でも撮ってみようかと始められる。 そのためなら私の知っている限りの知識や情報はいくらでも書き込む。 私自身最初は全てそうやって先人の教えや今ならネットで公開されている情報に頼ってここまで来た。 そういう使い方は個人のブログではないここでは本来の趣旨から外れているかもしれませんが、逆に言えばより多くの人に見てもらえる場所でもあり、だんだんその傾向が強くなってきてしまったわけです(^_^;) まあこれだけたくさん書くのはじつはすごく大変で時間もかかり、時に疲れてしまうこともありますが、自分の好きな世界のことですから出来る限りはやってみようかと思ってるわけです(^_^;) そんな長文をいつも読んでもらって参考にしてくれている人もいると感じれるのは私の励みです(^^ゞ
2012年09月22日14時02分
soryさん、ありがとうございます(^^ゞ その解説というかですが、今他のコメントくれた方々への返事を書きながら、どうも今日はいつも以上に長くなってしまうなと思ってたところです(^◇^;) 文章で書いて説明するというのは結構大変ですね(^_^;) 誤解の無いようにと思うと一つのことでもあの方向からもこの切り口からも書いておいた方がいいかなどと思い始めるときりがありません(^◇^;) しかし実は今日はそうやっていつも以上に気合いが入ってしまう理由があるんです(^^ゞ 私が最近では試験撮影の時くらいしか、年に1~2回くらいしか行かなくなってしまったるり溪というところで、今日の昼から明日の朝にかけて一晩中、「星をもとめて」という天文イベントがあり、私は明日朝から用事があるので一晩中は居れませんが、今からちょっと見に行ってこようかななどと(^^ゞ 東日本では大規模なこういう星イベントが幾つもあるんですが、近畿圏ではこれとあと鬼で有名な京都北部の大江山というところでこじんまりとあるくらいで、数少ない貴重なイベントなんですよ(^^ゞ さっきからずっとそろそろ用意しようと思いながら書いてたら、逆に気合いが入って止まらなくなってたわけですが、ほんとにそろそろでかけようと思います(^^ゞ
2012年09月22日14時11分
takuro.nさん、いつもながら大変詳細なお返事ありがとうございます。camera rawとphotoshopが標準的なのですね。できればそうしたいのですが、いかんせんCS6高すぎです。 というわけで、やはりステライメージでしょうか。系外銀河の画像復元機能というのも気になります。実は天体用のソフトを購入した事がないので、いつかは買わなければ、と思ってはいたのですが、、。 いつも大変詳しく解説していただき、ありがたくも申し訳なくも感じています。何かを質問できる人がtakuro.nさんしかいないこともあり、ついついいろいろお伺いしてしまいます。お疲れにならないように、末永くおつきあいいただければ幸いです。
2012年09月22日23時00分
こんにちは。 久しぶりにサイトを覗いてみたら新しい画像が・・・ こちらはあいにくの天候で出かけられません。 画像処理に関しても丁寧に説明されてて参考になることばかりです。<(_ _)> 光害に関してはイマイチピンときませんが、先日久しぶりに真っ白な雲の中を家内が外出するのに合わせて一応撮影現場に出向いたんですが、案の定 星のかけらも見えませんでした。 その時に感じたのが いつも東の(街中方向)低空にいつも見れる光害らしきものが、いつもよりかなり上空まで伸びてました。 みんな、こんな中を撮影してるんだろうなあ。と、つくづく感じました。東京の空はいつもそうですけどね。 また家の鍵を忘れてきて戻るにも戻れず一応セッティングして待つこと3時間。チラホラと星が見えてきて一番良さそうなカシオペア方面に向けてISO1250 10分露出で撮影始めましたが、途中雲の通過でイマイチ! それでもまだ我慢すること2時間ほど。だいぶ開けてきたので6枚ほど撮ってきましたが、結果はノイズが多く、減算しても引きすぎで黒いブツブツばかりでものにしきれませんでした。被写体によってはノイズを考えると、露光を短めで枚数で稼いだほうが実際にカメラモニタに写ってなくても仕上がりが良いものになると感じました。まだ外気温が27度と高いこともあって厳しいです。 これからもお手本になる素晴らしい画像を拝見させてください。<(_ _)>
2012年09月23日14時43分
yoshi-tamさん、すみません、前の返事、字数が多すぎて途切れてるのに気が付きませんでした(^_^;) ここはオーバーですよって警告してくれないんですよね(^_^;) 切れてしまったところをなんとか思い出してみると、 始めたばかりの方にとっては天体写真処理の手順をこれだけで覚えられ、超上級にとってもそれぞれの専門分野によって他の画像処理ソフトでは出来ない専用の処理が出来る点です。 私自身Photoshop系の現像とレタッチに走りながらもStellaImageも必ず使うのはそのためですが、天体写真をやるならStellaImageは一本持っておいてけして損のないものですし、特にyoshi-tamさんがこれからほんとに長焦点鏡を入れて系外銀河を撮りたいとなったときには、これが最も強い武器になってくれるものと思います(^^ゞ こんな感じだったかと思います(^_^;) CSは一回買ってもバージョンアップごとに買い足していかないと安くならないこともあり、ほんとに高く付きますが、ノイズリダクションとPhotoshop系ならではの現像の色味だけを必要とするなら最新のElementsでも現像プラグインであるCameraRawは同じバージョンが使えますので、どうしても試してみたければまずはそこから買うと安いですし、たまにそれからCSへのバージョンアップが安くなるようなバーゲンがありますので、そういうチャンスを逃さないよう注意しているのもCSを安く手に入れる方法と思いますが、現像から何から一通りのことを覚えるにはStellaImageの方がお勧めです(^^ゞ
2012年09月23日19時55分
Marshallさん、ありがとうございます(^^ゞ 光害はね~(^_^;) 勿論あちこち片道2~3時間かけて撮りに出かけるのは光害から逃れるためで、南の撮りたい時期は南に光害の少ない所、北が撮りたい場合も同じように場所選びをしても、こちらでは必ず東や西にも光害があるわけです(^_^;) なので南の綺麗な所に行っても南中を越えたら西の光害に近づいてきて、あとどれだけ露出しても大丈夫か、常にヒヤヒヤしながらということになり、普段から撮影計画はもう綿密に練りまくらないとある程度以上のトータル露出時間を確保出来なくなってしまいます(^_^;) そういう意味では、Marshallさんの所はほんとに恵まれてると思います(^_^;) 光害ではなく高度が低くなることだけ注意していればいいというのは、特に南天の場合は時間的ゆとりに大差が出てくると思います(^_^;) そして光害はその方向に雲があると反射してより以上に感じます。 今回いつもより上空までと見えたのは、そういう状況があったんだと思いますね(^_^;) しかしこちらの光害は雲なんて無くても夜空が白くなるので、とにかくそうなっていない方角目指して遠征繰り返すわけです(^_^;) 露出に関しては一応の目安はあります。 本番撮影前に構図決めなどで高感度にして試し撮りするとき一緒に確認すると簡単ですが、例えばその日使う光学系の明るさによって感度は800で露出は8分くらいかなと思ったら、トータルで同じ露出になるはずの使えるものならISO6400の1分露出で撮ってみて、それをバックモニターで確認するときに輝度ヒストグラムを表示させてみます。 そしてヒストグラムの山の頂点がどのあたりにあるかを見るわけですが、これが真ん中とかそれ以上右に寄っていると基本的には露出過多で、星の色味のほとんどが飛んでしまって星雲はよく写っても画像全体のクオリティとしては低いものになりがちです。 なので、だいたい左から1/3あたりから真ん中よりちょっと左くらいの間で調整するわけですが、この時明るく写りやすい対象であれば左から1/3に近く、暗く写りにくい対象であれば真ん中寄りになるようにすると、だいたい適正な露出になると思います。 私は今までどちらかといえば淡い星雲まであぶり出すことを重視して真ん中よりの露出を使い、その分増えるノイズ対策に枚数を増やしていたわけですが、最近はやはり星の描写も気になってきて、ちょっと暗めに撮ろうという方向を探っているところですが、いずれにしてもこれはメインの対象の明るさにもよりますので、やはり試写でどのくらい写っているかも同時に確認するのが肝心ですね。 冷却機でない場合はこれ以外に外気温によって感度も調節するわけですし、これから先フィルター使いもするようになるとその露出倍数も計算に入れねばならず、慣れとはいってもやはり帰ってきてちゃんと思ったとおり撮れているとホッとするものですが、逆に今回の私のように失敗していると、いったい何時間を無駄にしてしまったかとほんとに気落ちします(^_^;)
2012年09月23日20時15分
後半部の書き足しありがとうございます。やはりステライメージは皆様が使っているだけの事は ありますね。それに、天体写真の処理の勉強にもなるとは。。先ほどいろいろと価格を調べたところ、アマゾンが最安だったため、おもわず「ポチっとな」してしまいました。ヽ(*´v`*)ノ
2012年09月23日20時49分
yoshi-tamさん、はや(^◇^;) これを使って天体写真処理の基本の手順を早く覚えるためにも、最初はあまり遠く小さい難しい対象ではなく、ちょっと明るく大きめのメジャーなものを撮って、何度も繰り返し処理されてみるのがいいと思います(^^ゞ
2012年09月23日21時02分
そうですね。これからは(まだ少し早いですが)M42がありますし、燃える木とか馬頭星雲とかまだ撮影したことのないものも撮ってみたいですね。オリオン座の近くなのでガイド星に苦労しなさそうですし。あと、プレアデスとかアンドロメダとか、、。秋雨前線がいなくなるのが待ち遠しいです。
2012年09月24日17時40分
yoshi-tamさん、まさにそういう対象が現在お持ちの鏡筒の本来の対象です(^◇^;) ハロだけが気がかりですが、どういう形であれ星の写真を撮り続けていけば天体写真処理は必ずやりたくなるものですので、しっかり手順をものにしておくのは将来とても役に立つと思います(^^ゞ
2012年09月25日16時21分
takuro.nさん、こんにちは。 この場をお借りして申し訳ないですが、コンポジットと、ダーク減算について再度教えてください。<(_ _)> いまさら何を言ってるの?と、言われるかもしれませんが、怒らないでお願いします。 ① ステライメージでダークファイルを作るとき、撮影枚数をベイヤー配列で開いて加算平均コンポジットすればよいでしょうか? ②ライトフレームを開く場合、やはりベイヤー配列で開きながらコンポジット前に個別に①で用意したダークフレームを補正させ、その後コンポジットすればよいでしょうか? ベイヤー配列で開かないと画像サイズがCANON機の場合RAWデータとJPG、fts,TIFFの画像サイズが違うので後の減算ができません。 これも何でだろうと手間取りました。NIKON機の場合RAWもJPGもftsも画像サイズは同じなので気にもしてなかったんですが、やっと先日気が付いたところです。 ③RAP2で減算させる場合も同じ方法でよいでしょうか? 以前他の方に聞いたときにライトフレームをコンポジットした後にコンポジットしたダークフレームを補正減算させるものだ。と言われ、その時点から頭の中が先に進めずにいます。(笑) 私の考えは、基本的にはライトコンポの後の減算でも良いと思いますが、その場合すべてのライトフレームが同じ画角内に同じ条件で写ってなければいけないと思うんです。つまり多少の位置ずれも許せないと。 しかし実際にはライトフレームをコンポジットするにあたり位置合わせはしますよね? ダークフレームを作るときと同じ条件で位置合わせのチェックは外さないと思うんです。ちなみに位置合わせのチェックを外してコンポジットするとやはりずれが生じる場合のほうが多いです。位置合わせをするということは、センサーの位置をずらすわけで当然ノイズの位置もずれてしまいますよね? ホント、いまさらのなってこんなことを聞くのは恥ずかしいですし、マニュアル及び、過去のスレをちゃんと読めよ!と、怒られそうですが、宜しくお願いします。<(_ _)> 体調も少し良くなってきた感じだし、雨で外に行けないので勉強します。
2012年09月27日17時26分
Marshallさん、こちらは例によって月が大きくなってきたこの数日は今年になって初めてというくらい綺麗な空が続いてますが、そちらはちょうど台風と秋雨前線の時期とのこと、体調を戻しながら撮り貯めた画像処理を進めるにはいい時間ですね(^。^) その画像処理、私は最近ではRAW段階でするべきダーク減算とフラット補正はRAP2ばかりで、正直StellaImageの細かい手順は記憶にイマイチ自信ありませんが、なんとか思い出しながら書いてみます。 その最初に、 >ライトフレームをコンポジットした後にコンポジットしたダークフレームを補正減算させるもの これは完全に間違いで、ノイズ低減法としては逆効果なのでやってはいけません。 ダーク減算もRAW段階での処理が出来るソフト、簡単に手に入るのはStellaImageとRAPですが、これを持っていない場合にやむなく現像後にやることはありますが、その場合でも少しでもノイズ低減効果を高めるために最初にダークフレームを加算平均してダークの元画像を作っておき、ライトフレーム1枚1枚から減算後にライトフレームを加算平均合成するのが正しいです。 これは書かれているとおりライトフレームの位置合わせによってセンサー上の固定ノイズの位置がずれてしまってはノイズ低減どころか逆効果にしかならないことと、以前も話題になった加算平均合成時に使えるメディアンフィルタの使い勝手とも関連し、とても大事な手順です。 そして勿論RAW段階で処理出来る場合はRAWでのライトフレーム1枚1枚から減算しておいてから合成という手順が最も厳密正確なものです。 ダーク減算はあくまでセンサー上で同じ位置に出ている固定ノイズを消すためのもので、コンポジットによって打ち消しあわせるランダムノイズの低減とは別のものと区別しなければなりません。 これだけははっきりさせた上で、それでは順番に(^^ゞ 1、 その通りです。 私は確かダークフレームが4枚あるなら全部ベイヤー配列現像無しで開いておき、バッチ処理で4枚いっぺんに位置合わせ無しの加算平均合成、範囲外の値を除外を3にして元になるダークファイルを作ってます。 2、 これはライトフレームを開くときのダイアグラムでダーク減算をするかどうかを選択出来たと思います。 1、で作ったダークファイルをFITSで保存しておき、開くライトフレームが複数枚であってもそれを全部選択状態にしてから開くボタンを押すとダイアグラムが出てきてその下の部分にダーク減算するかどうか聞いてきますので、そこにチェックを入れて保存しておいたダークファイルを指定してやるとライトフレームは全てダーク減算された状態で開きます。 勿論開いたあとで全部いっぺんにダーク減算も出来ますが、私はいつも開くときにやってしまいます。 そしてダークフレームと同じくライトフレームを開くときもベイヤー現像無しで開きます。 これは、あとでまだフラット補正やホット、クールピクセル除去というRAW段階でしかできない処理があるためで、それをするしないにかかわらず開くときはベイヤー現像無しを癖にしておくのが確実です。 そしてRAW段階でやることが終わったら、これはなぜかバッチ処理がないので面倒ですが1枚1枚ベイヤーRGB変換してカラー化し、それを加算平均合成してやっと1枚の元画像の出来上がりです。 ライトフレームをベイヤー現像無しで開いたあと、コンポジット前にベイヤーRGB変換するのを私はよく忘れます(^_^;) 3、 RAPでもまったく同じで、最初にダーク作成画面で複数枚のダークフレームを選択して1枚のダークファイルを作っておき、そのあとバッチ処理で開くライトフレーム全てを選択し、ダイアグラム下の選択肢でダーク減算にチェックを入れて先に作っておいたダークファイルを指定してやります。 ところでRAPを使う上で必須のDNGコンバーターの使い方は正しく設定出来たでしょうか。 最初は誰でもここで躓くわけですが、RAPはDNGというAdobeの汎用RAW形式ファイルをRAWのまま処理してまたDNGに書き戻すことが出来るのが他に真似の出来ない素晴らしい機能なわけで、これを使わないならほとんど意味のないソフトと言っていいくらいですので、DNGコンバーターは必ず使って下さい。 以上、簡単ですが(^_^;) 天体写真処理は他ではやらない専用の処理が多く、最初は誰でもガイドブックや先達のいうとおり、意味も分からず進まざるを得ないのが難しいところで、いったん分からなくなると何が間違っているのか、何が分からないのかさえ分からなくなり、習得にかかる時間はほんと人それぞれと思います。 しかし、いったん分かってしまえばあとは毎回同じことの繰り返しで、ここまではまったく時間を使わず進めることが出来るよ
2012年09月27日19時22分
takuro.nさん、早速のお返事ありがとうございました。<(_ _)> 何か、胸の内がスッキリした感じです。 今まで適当にやってただけですが、昨晩チョット真剣にと思ってあんちょこ等も目を通してたんですが、そんなに詳しく書かれてるわけでもなく悩んでました。 ちなみにライトをコンポしてからダーク減算の話はM店長からです。彼の場合は冷却CCDだと思うのでガイドもカメラ内でやるので画角のずれは想定外なんでしょうね?と、考えます。まだ、撮影も画像処理も入門したばかりですので今後も初心者的な質問攻めになるかもしれませんが、暇な時でいいですから少しづつ伝授お願いします。 DNGコンバータ・・調べてみます。 まだ、RAP2は昨日初めて開いてダーク減算を返事のとおりやってみましたが、TIFFファイルに保存してました。 ライトに関しては自分なりに勉強してからまたお尋ねしたいと思います。 そちら方面は天候良さそうですね!価格COMでも四国の紅タマリンさんが精力的に貼ってました。 本当に有難うございました。<(_ _)>
2012年09月27日20時02分
Marshallさん、ちょうど私もまたちょっと欲しいものがあって三基さんに代金振り込んできたところでした(^○^) ダーク減算はね~ じつは超本格派、モノクロ冷却CCDを使う世界ではデジカメに比べて必要性が低く、フラット補正に比べればほとんど話題にもなりません(^_^;) っというのは、モノクロ冷却CCDそのものが外気温マイナス30度以上の冷却能力を持ったものが多いですし、デジカメのようにセンサー周りにパーツがぎっしり詰め込まれているわけではないのでアンプノイズと呼ばれるような熱カブリもなく、元々星専用に選別されたようなセンサーなのでホットピクセルなども少なく、中にはダーク減算そのものをされない方もおられるくらいなんです(^_^;) それに確かに最もグレードの高いものはセルフガイドで画角のズレもあるかないか分からないくらいとなれば、ライトフレーム撮影と同じくらい時間のかかるダークフレーム撮影そのものをキャンセルしてしまえば、逆にダークの引き過ぎによって起こるクールピクセルも出ず、はっきりいってやってないかもです(^◇^;) じつはデジ1でも冷却改造機を使ってる人の中にはダーク減算やらなくなったという人も多いんです(^_^;) 私自身、どの程度効果があるのか時々ダークファイルを見てみますが、まあ目立つのは数個のホットピクセルを消すためにクールピクセルが出てしまう危険性を考えると悩んでしまうことはあります(^_^;) しかし非冷却機では今でも絶対必要な工程と思います。 最近ではCANONの5DⅢが出たときに高感度での赤カブリが話題になりましたし、PENTAXのK-5でもはっきりカブリが出るのは紅タマリンさんの画像ではっきりしてるわけです。 私もライトフレームが16枚など多枚数になるときは時間がなくてダークは半分になどと最近結構手抜き気味ですが、もう癖になってますしやらないよりはいいはずと信じて続けてます(^◇^;) まあ私の場合は淡い部分を出すのが好きなので相当な強調をかけるからという理由もありますが(^_^;) そして、そのためには1枚に1時間以上、新しい鏡筒は短焦点屈折よりくらいので2時間くらいの露出が当たり前になってしまい、撮影に行くのに片道2~3時間かけることもあって半月以上に月が大きくなるとモチベーションが一気に下がり、撮りに行くことはほとんどありません(^_^;) そういう時にこれだけ天気がいいとがっくりということは勿論ありますが、それ対策というわけではないですが、ちょっと新しい試みもしてみようかと道具調達中です(^◇^;) RAPについては、詳しいことは最新の解説ページにちゃんと書かれてますので、まずはそこをよく読んでみて下さい。 簡単にいえばRAPを使うときは撮ってきたファイル全てをDNG形式に変え、処理が終わったらまたDNG形式で書き出すんです。 これこそがRAPの価値そのものなんですが、まずはStellaImageでどういう処理をどういう手順でやるのか自分のものにすると、あとあとRAPを使う上でもとても役立つと思います(^^ゞ
2012年09月27日23時27分
takuro.nさん、おはようございます。 何を注文したのか興味津々です!(^^)! フィルター?Lodestar改? 私も三基さんで85のフードを以前からほしくてどうしようか店舗に行くたびに迷ってますが、まだ決心できてません。三基さんのフードであればヒーター要らないそうです。来週初めに行くので何か物色してみます。 またDNG形式ファイルについても了解しました。昨日色々調べてみました。 昨日は強風、大雨で自宅の子供部屋の32インチの液晶テレビの前に鏡筒を置き、鏡筒前面にレジ袋を2重に重ねて焦点距離を感でこんな感じだったかな?程度に合わせて部屋の電気を消しフラット撮影に挑戦しましたが、全く分からずじまい。 最初はあるサイトで見たヒストグラムを左1/3にくる程度にシャッター速度で合わせてたんですが、それも本当にこのやり方で良いのか? 次は画像が真っ白になるのを承知の上でライト撮影条件と同じくしてレリーズタイマーで8枚ほど? なおかつフラットのダーク減算を考えて同じ条件でダークを8枚。セットして寝てしまいましたが、朝起きて確認したらやはり真っ白でした。真っ白の画面をソフトでヒストグラムが左1/3にくるように明るさ、コントラストで調整してみればグレーのなんとなく周辺減光の多少わかる程度の画像が・・でもこれも自信無し。まして8分露光でもノイズのかけらも見受けられず。ダークにはちゃんとノイズはあります。 チョットつまずいてますが、色々サイトで調べながら勉強中です。 ダーク処理に関しては以前適当にやってたものとは明らかに違いが目に見えてわかるようになってきました。3ケ月かかってやっと1歩前進です。 今後もよろしくお願いします。 ありがとうございました。<(_ _)>
2012年09月28日11時38分
Marshallさん、注文したもの、まさに(^◇^;) 自分なりにこれを使い出したらますます際限がなくなると自制していたんですが、今年のように撮れない日ばかりだと抑えきれませんでした(^_^;) 三基さんのフードは優れものですね~ 私もほんとはヒーターよりあのフードの方がほとんどの場合で良いと思いますが、やはり手軽さやどの鏡筒にもあるわけではないこと、お値段などを考えると、システムとしてもどの場合でも共通化させておく方が間違いないなとも思って全てヒーター化してますが、電源問題や温度によっては星像が肥大することを考えると一長一短ですね(^_^;) ダーク減算の効果はホットピクセルは分かりにくいですが、熱カブリがある場合はてきめんに分かりますね。 そして一見それがないように見えるカメラでも高感度を使えばやはり全体に赤紫に被っていることは多いと思います。 デジカメで撮る場合はやはり必須の工程と思います。 フラットですが、ダークと違って以前はこれが正しいやり方といったものが無く、誰もが試行錯誤しまくってました。 最新の情報では無限光球やったかな、詳しくは忘れましたが球形の中に何カ所かから微かに白色LEDの光を入れ、無限に反射していく中でどこから光が来るのか分からない均一な明るさの状態にしてそれを撮るなどという、大学の研究室並みのことを考えておられる方達もおられますが、普通はそこまでしなくても十分な効果があるようです。 そして、今ではフラットを撮る上でこれだけは大事というやり方があります。 それは、詳しくは省きますがバイアスノイズ対策にライトフレームと同感度で撮るということです。 それ以外には以前からいわれるように輝度もカラーバランスもライトフレームと同じくらいになる露出で撮るということくらいしかいえませんが、ここを乗り越えられるかどうかで散光星雲の淡い部分をあぶり出すことが出来るかどうかに大きな違いが出てきます。 というか、フラット無しでは正確な描写が出来ないことが分かってくると思います。 ちなみに私が5年前にデジタルで復帰してコンデジで撮り出したとき、ダーク減算は早くに気が付いて確か2~3ヶ月目にはJPEGでのなんちゃってですがElementsでやり出してましたが、フラットをやるようになったのは1年過ぎてからくらいですので、今のMarshallさんのペースはものすごく速いと思います(^◇^;)
2012年09月28日15時08分
takuro.nさん、こんばんは。 何度も何度もこの場をお借りして他の皆さんの邪魔になってるかもしれませんが、貴重なアドバイスを有難うございます。<(_ _)> 三基さんのフードは、優れものというのは実際に見てるし店長からも聞かされてるのでわかってるんですが、あれを購入すると持ち運びが余計大変になります。 フードを付けたままではケースに入らないし今のヒーターなら付けっぱなしでケースに収まるのでその辺も考えると値段よりも邪魔なお荷物になるような気がして踏み切れてません。 フラットですが、赤道儀等を購入する前は名前を聞いた程度でした。しかし実際に画像処理を適当ながらやってると特にR200SS+D800等では周辺減光の処理はソフトだけでは限界を感じてます。 フラット画像についてですが、今日もあるサイトを見てたら最低10秒以上とか、いろんな意見があるので迷ってますが、やはりライト撮影条件と同じISO感度で逆に減光した状態のものを被写体とするか筒先のトレーシングペーパー等を厚くして露光時間も同じに撮影したほうがいいんですね? ステライメージの画像タグのダーク/フラット補正のところでフラット画像のダーク補正というところがあったのでフラットもダーク補正するほど長時間露出で撮るものなんだ?と思ったしだいです。説明書も見てないでいじってるだけなので・・ もう一つ・・過去スレを探せば書いてたことかもしれませんが、DNG形式についてですが、私の場合Camera Raw 7.0を使用してますが、DNG変換時に非可逆圧縮を使用にチェックを入れるか、もしくはカスタムでDNG1.4かつ非圧縮で変換しないとRAPで読み込めません。 ダーク画像はCamera Raw 6.6以降でDNGに変換したものも読み込んでダークファイルRDKを作ってくれるんですけどね? DNG一括処理でダーク減算させるためのライトフレームが上記の方法でDNGファイルを作らないとできませんが、そのような仕様でしょうか? とんでもない間違いをしてるかもしれませんが、アドバイスを宜しくお願いします。<(_ _)>
2012年09月28日22時12分
再度、失礼します。 RAPのDNG化・・サイトに書いてました。 全然見てなかったので今確認のためメールを探してサイトに入ってみたらちゃんと書いてました。 結果・・私のやり方で間違いなかったようです。もっと早く気が付けばよかったのに先ほどから苦労してました。 この上のtakuro.nさんのコメントにも最新の解説ページに書いてある。と言われてましたね。 最新のページってどこだ?と、普通に検索で探してました。(笑) 注文したもの、何か?おおよそ見当は付きましたが楽しみですね!
2012年09月28日22時34分
Marshallさんもtakuro.nさんもすごい!高度すぎて理解できない部分も多々ありましたが勉強させていただきました。恥ずかしながら自分はダークもフラットもやってこなかったので、まずはダークからやってみようかと。今、頭の中に山のように質問があるのですが、ステライメージの解説書を注文中なのでそれを読んでからにしようかと思います。最初から解説書同梱のものを購入すべきでした。ところでステライメージってこれほど多種多様なファイルに対応しているのに、何でDNG未対応なんでしょうね?
2012年09月29日01時01分
Marshallさん、ほんとはここは個人のブログではないので、長々書くのはどうなのかとか私も前は思ってたんですが、コメント欄の文字制限もたまに長すぎて切られているのに気が付かないこともあっても、たいてい収まっているところを見ると、運営側もそれなりに情報交換など文字数が多くなることも想定してくれてるんではないかと思うようになってきましたし、何より一般にはまだまだ情報の少ない天体写真処理の話はいろんな角度から話題に上がっていると中には読んでくれる人もおられるかもと思いますので、個人的にはもう気にせず書きまくってます(^◇^;) 私の話がやたら長いのも私のページだから許されるでしょう(^_^;) ただ、天体写真処理にもやはり環境差や個人差は当然あり、私の話はあくまで私が知る限りのことでしかないということと、私の好み、ある意味度量が狭いくらいに創作的なことや本来あるべきでないものを許容しない方向性がついて回ってることは分かった上で読んでもらえればと思います。 ただ、その分基本に忠実な話になってると思いますので、けっして無駄や邪魔な情報にはならないかと(^_^;) RAPの環境設定、見つけられたようでよかったです(^◇^;) デジタルで何が面倒ってハードソフト両面での互換性問題ですよね(^_^;) あのソフトもFさんが開発した当初のDNGコンバーターのバージョンなりの制約がついて回っているということでしょうが、あのソフトを使うのはそれなりに天体写真をやり込んでいる人達ばかりで、少々のことは個人でなんとか出来るスキルの持ち主ばかりなのでわざわざ大改良も施さずにそのままなんでしょう(^_^;) そして、こんなことは序の口と言っていいくらいフラットは大変です(^_^;) 確かにフルサイズデジ1を使うと周辺減光問題は大きくなり、あくまで擬似的な補正に過ぎないStellaImageの周辺減光補正機能では正しい補正は出来ず、前に進むためには嫌でもフラットと向き合うことになると思います。 まず現在の私のフラットの撮り方ですが、A3の無機ELパネルにトレーシングペーパー、映画照明用シート状NDフィルター、乳白色の半透明アクリルパネルを重ねて減光し、カメラごと、望遠鏡接続時のカメラの縦横の向きごとにライトフレームで使うことに統一している感度、ISO1600で2秒の露出で輝度ヒストグラム的に山がだいたい左から2/5くらいの位置になるよう、そしてRGBヒストグラムでもそれぞれの位置関係がライトフレームと出来るだけ同じくらいになるよう主にトレーシングペーパーの枚数を調整して1種類のフラットのために32枚、そしてそれ用のダークも同じ設定のまま32枚撮り、計64枚から作ったものを使ったカメラとその向きが同じ時に使い回してます。 一つの鏡筒で一つのカメラしか使わない場合でも、直焦点、レデューサ焦点、それに光害カットフィルターを使うことがあるならそれぞれ、これをカメラの縦位置横位置用にそれぞれとなり、計8種類のフラットを作ってあるということです。 本来は作品ごとにフラットもそれぞれ撮るのが一番厳密で正しいですが、さすがにそれだけの余力がありません(^_^;) フラットの難しいところは原理は私もだいぶ調べていまだよく分からないんですが、うまく撮れてると思ったものでも実際ライトフレームに当てはめてみるとまともに補正処理出来ないことが結構あるんです。 これは手間暇かけて1枚のフラットファイルを作って実際使ってみて初めて分かることで、また作り直すといっても何が悪かったかも分からないという出口のない手探りの作業になり、自分なりの方法が確立出来るまではもう気力が萎えて本番撮影に行くモチベーションさえ落ちることもありました。 こればかりは使っている光学系やカメラと関連する部分もあり、みんなそれぞれ乗り越えなければならない部分があると思います。 まず光源ですが、均一で真っ白な光というのは結構難しく、特に真っ白な光源というのはありませんので、せめて均一という意味で以前よく使われたのは薄明時の空であったり太陽の位置がまったく分からないくらいの曇天であったりしました。 現在では有機ELパネルが最も優れていますが、パソコンのディスプレーはたいていムラがあり、口径の小さいものであれば中央部を使えば何とかなりそうですが、20センチクラスとなるとまともなフラットは撮れそうになく、またムラなく作られた有機ELパネルそのものもちょっと前まではとても高いものでした。 そこで最近では無機ELパネルを使う方が多いと思いますが、これは構造上ムラは有機パネルよりもあるもののようで、私はたまたまこういうことに理解のあるメーカー担当者と知り合えたのでその会社で作っているものの中から出来るだけムラの少ないものを選別し
2012年09月29日01時23分
てもらいました。 そしてその減光方法はまさに人それぞれで、肝心なのはRGBヒストグラムがライトフレームと同じ感じになるよう減光することで、この加減が人それぞれの機材で違い、最もその人なりの工夫が現れる部分です。 そして露出ですが、最近ではフラットに大事なのは感度であって露出時間ではないというのが一般的になってきました。 勿論ご近所フラットという究極のフラット、ライトフレームを撮影し終わったら望遠鏡の先にトレーシングペーパー1枚だけ付けてまた同じだけ時間をかけて同じ写野を撮るなどという場合は別ですが、以前はフラットは出来るだけ滑らかな方がいいといわれて低感度で撮るのが普通だったんですが、カメラの高感度化にしたがってバイアスノイズと呼ばれる筋状のノイズが問題になり、その対策を探す中である方達がフラットを同じ感度で撮っておくことでこのノイズを打ち消すことが出来ることに気がつかれたんです。 なので現在ではライトフレームと同じ感度で撮るのが一般的で、そのためにフラットの種類を増やさなくてすむよう、ライトフレームで使う感度もISO1600ならそればかりで撮るというように統一しているわけです。 また、私のフラットの露出が2秒というのは、ELパネルを使うと短時間だと蛍光灯のようにフリッカーが起こり、縞模様が出てしまうのを避けるためには最低1秒以上必要で、それではマージンを見て最短の2秒にしようということです。 そしてカメラの向きごとに撮るというのは、タカハシの鏡筒は光学系の編芯も少なく接眼部も頑丈なせいか縦横でのフラットの違いはほとんどありませんが、鏡筒によってはやはり接眼部が弱かったりで少しの傾きはありますし、特にニュートン反射では斜鏡位置の編芯によって光量に差が出てきたりしますので、縦横それぞれ作っておく必要があるわけですが、こういう時のためにもカメラ位置は縦の場合と横の場合をきちんと決めておき、適当に斜めでもということのないようにするわけです。 他にもフラットは毎回撮るならゴミの補正も出来ますが、使い回すとなると逆にゴミがあっては大変なので、私はフラットだけでなくどんな撮影の時も出かける前に使うカメラに中望遠を付けてF16に絞り、パソコンディスプレーを撮ってゴミがあればペタペタで取っていきます。 勿論撮ってきたフラットフレームにゴミが写り込んでいれば全て撮り直しです。 フラット撮りで一番大事なのは使う光学系の状態がライトフレーム撮影時と同じことで、ピントも星に合った状態でなければなりません。 家の庭やベランダから星が、出来れば北極星も見える環境なら作業もしやすいですが、私は残念ながらそのような環境ではなく、フラットを撮るためだけに晴れた晩にフル装備で出かけなければならず、撮ってきたもので作ってみてうまくいかなければまた出かけと、うまくいくまでは本当に大変でした。 細かいことはまだまだある気がしますが、これを読んでもらうと私が望遠鏡での撮影ではISO1600しか使わない理由や、写真の向きをちゃんと北に合わせるようになどという細かいことをいう理由が少しは分かってもらえるでしょうか(^_^;) 私がここでも星景や最近では比較明など、星の写真にも色々ある中で天体写真という言葉にこだわるのは、こういう目に見えない、写真には現れない部分に恐ろしいばかりの労力や時間を費やしているからなんですね(^_^;) しかし最初からそんなことを書いてしまったら天体写真の世界に踏み込んできてくれる人がいなくなりますので、普段はいかにも簡単なふりをしているのかもしれません(^◇^;)
2012年09月29日01時23分
yoshi-tamさん、天体写真処理はやり出すとほんとに果てがないんです(^_^;) これでも私の知識や経験は何度でも繰り返しますがせいぜい中級です。 天文誌常連さんクラスの話の中にはとても混ざれません(^_^;) しかし、趣味である以上上級でなければやってはならないなどということにはならず、逆にこれだけ幅が広いならどんなクラスの人でもまだまだ上を目指していくらでも工夫する余地がある趣味ともいえると思います。 実際一つの処理が分かるようになると出来が変わるのが分かります。 私もStellaImage一つ取ってもいまだに新しい発見があります。 まさに行き着くことのない一生ものの趣味といえる気がします(^◇^;) その中でもダーク減算とフラット補正は基本中の基本ですが、ダーク減算の方法はすでにある程度確立されており、StellaImageの解説書に懇切に書いてありますので、まずはそれからやられるのが良いと思います。 対してフラットは上のMarshallさんへの返事の中でも書きましたがいまだこれといった絶対の方法が確立されておらず、たしか解説書の中でもダークほど懇切には書いていなかったと思います。 そこらへんまで来て初めて天体写真処理のほんとの難しさに直面してくるわけですが、それをどう乗り越えるかは人それぞれで、中には勿論簡易的で厳密ではないのは分かっていてもStellaImageの補正機能だけで済ます人もいますし、私自身カメラレンズによるものはほとんどそれで行ってます。 楽しみ方は人それぞれということですが、やればやるほど苦しみも含めて楽しみの幅も広がると思いますので、まずはダーク減算から、確実にものにされてください(^^ゞ
2012年09月29日01時43分
takuro.nさん、yoshi-tamさん、こんばんは。 よ~くわかりました。以前は自分がまともな処理に取り組む意欲がなく聞いててもチンプンカンプンでしたが実際に取り組んでみると過去の説明もようやく理解できてきました。 有難うございました。<(_ _)> 無機ELパネルは以前購入しようと思いサイトで色々調べてみましたが、まだそこには至ってないのでライトは自分なりにtakuro.nさんの撮影方法を参考にしながら取り組んでみます。 yoshi-tamさん、私は、ステライメージもナビも公式ガイドブック持ってますがマニュアルさえもまともに見たことないです。 takuro.nさんに怒られそうですが、見るより適当にいじって慣れろ!的、感覚でやってましたが後日ガイドブック、マニュアルにも目を通すようにします。<(_ _)> 確かにyoshi-tamさんのおっしゃるようにステライメージにDNG取り込めればいいんですが、photoshopで現像してから取り込んでコンポって筋書きになるんでしょうね? 私以外にもこの場で勉強してくださる方がいて安心しました。と、同時に takuro.nさんの丁寧な説明に感謝します。 今後もよろしくお願いします。m(__)m
2012年09月29日02時06分
takuro.nさんありがとうございます いやーtakuro.nさんレベルで中級とか、、。上級とはどんな世界なのか思いもよりませんが、想像するだけで気が遠くなりそうです。ダークについても、温度などが異なるのでだめなのでしょうが、この雨の週末にあくまでも処理の練習用として撮ってみようかと思います。もしかしたらコンポジットまではDSSの方が簡単かとも思われますが(全自動なので)とにかくやってみます。
2012年09月29日12時13分
Marshallさん。実はステライメージを買って、あまりにもわけがわからず、あれやこれやいじくって遊んでみたのですが、あっという間に凄い時間が経過していて、これはいかんと思ったのです。私もtakuro.nさんに怒られそうですが、ダークもフラットもやってないくせに、最初に突入した項目はもちろん「画像復元」。PSF半径?ルーシー&リチャードソン法?何だそりゃ、、、と。闇雲にいろいろいじってみたのですが、どうにも、、。わかったのは、やっぱり元画像に写ってない物は写ってない、という事実でした。takuro.nさん「足下から、落ち着いて、堅実に一歩ずつ」ですね。orz
2012年09月29日12時24分
Marshallさん、以前海外には良い道具がたくさんあると書いたことがあると思いますが、じつはフラット撮影用の光源パネルもちゃんとあるんです(^_^;) しかも色味はしっかり白く、輝度調整も出来るなどという優れものが(^_^;) この趣味でも英語に堪能な人はいて、ネット上で海外から導入した道具を色々紹介してくれてるんですが、それを見る度にどれもこれも欲しいものばかりです(^◇^;) ガラパゴスではないですが、この世界でも日本の閉鎖性というのはやっていく上で知らないうちに損をしてしまってる部分があるようです(^_^;) StellaImageと限らず天体写真処理の前半、強調処理をする前に本来写っているべきでないノイズ、被写体のディティエール以外のものを出来る限り正確に低減させておくという操作はとても厳密なもので、ある意味数学の演算公式のように正しくやらない限り回答が出ないという感じの部分がありますので、やはり最低限のやり方はまずは習って覚えないとうまく前に進んでいけません(^◇^;) 後半の強調処理の部分は逆にある程度自由度があり、そこでその人なりの個性が出てくると思いますが、その自由度もどれだけノイズを正確に低減させてあるかで広がりも狭まりもしますので、やはり前半は出来るだけ丁寧にやっておくにこしたことはないんです。 しかし、演算公式ということは逆に言えば暗記してしまえばいつでも同じことが出来るようになるわけで、コンポジットまでは丸暗記で正しく覚え込んでしまうくらいのつもりで乗り越えると、その先はいくらでも時間をかけて強調具合などやり直すことが出来、楽しみの時間が増えていくと思います(^^ゞ
2012年09月29日13時59分
yoshi-tamさん、前のコメントのStellaImageがなんでDNGに対応していないのかという疑問に答えるの忘れてましたm(__)m 勿論メーカーとしてAdobeの策定した形式に対応することへの抵抗感など色々理由はあると思いますが、一番の理由はStellaImageの成り立ちそのものにあると思います。 StellaImageは元々モノクロ冷却CCDでフィルターワークで作り出したRGB別々の画像を合成してカラー化するといった完全に天文専用のソフトとして出発しており、当時まだ高感度がまったく使い物にならなくて星に使われることもほとんどなかったデジカメのために作られたソフトではなかったんです。 そして徐々にデジカメの性能が上がって星に使われるようになる過程でも、初期にはいろいろな理由でCANON機が使われることがほとんどで、新しいカメラが出るサイクルを考えればそのRAWファイルに対応するバージョンアップ作業はそんなに大変なことではなかったと思います。 現在のように次から次に新しいカメラは出るわ、その多くが高感度もある程度使えるようになってきて多くの人がいろんな種類のメーカー、カメラで星を撮るようになってきたなどというのはほんとにここ2~3年のことで、今となってはアストロアーツ社もDNG対応にしておいて新しいカメラのRAW形式への対応はAdobeに任せるくらいのことをしておけばよかったと思ってるかもしれませんが、今まで20年も日本唯一の天文専用ソフトとしてこれ一本で全て対応出来るよう自社開発してきた過程やプライドからも、今更路線変更はなかなか出来ないのかもしれませんね(^_^;) 現在では特に海外製のソフトも幾つも使われるようになり、中でもDeepSkyStackerはダーク減算、フラット補正、コンポジットまでをStellaImageよりも簡単正確なくらいにこなせるソフトとして今では使う人もとても多くなりました。 しかし、何でも出来るわけではありません。 StellaImageは星野や散光星雲写真にとどまらず、月惑星や系外銀河、果ては太陽コロナの処理まで、基本的にはなんでもこれ一本で出来るというのがものすごいことなんです。 これ以上の機能を持ったソフトは、現状では私の知る限り10万もの値段で売られている海外ソフトが一つあるだけです。 逆に個人的にはStellaImageは機能のわりに安すぎると思ってます(^_^;) それにしても最初がいきなり画像復元ですか(^◇^;) しかし、画像復元もやはりちゃんと対象を写してその上で画像処理の基本であるノイズ対策をしっかりしたあとで使うものです。 画像復元の考え方は大気の揺らぎで甘くなってしまった画像の中から微かなコントラストの違いを拾い出し、確率的に大気の揺らぎがなければ元はこういうディティエールであっただろうと再構成するもので、ディティエールそのものが写っていなければなにも起こりませんし、逆にノイズが混じっているとそれがあたかもディティエールであるかのように嘘の画像が出来上がってしまいます。 よって、これを使うためにはやはり丁寧確実な撮影と、後処理の前半段階である出来る限り正確なノイズ低減作業は欠かせません。 この世界はノイズとの戦いとよくいわれるんですが、画像復元を使うためにもやはりある程度以上その戦いに勝っておく必要があるわけですね(^◇^;)
2012年09月29日14時46分
takuro.nさん懇切丁寧に教えていただきありがとうございます。ステライメージの成り立ちからDNG未対応の理由など、とても良くわかりました。また、DSSも一分野に特化はしていますが捨てた物でもないのですね。 実は何故DNGについて少しお伺いしたかというと、K-5のRAWはPEFとDNGのうちから任意に選べるのですが、これまでより汎用性が高い事や、例えばウインドウズのサムネイルが表示されるなど、DNGの方が使いやすかったのでそちらを選択していたのです。さらに、確かDSSはPEFが使えなかったような気もします。しかしステライメージでは逆にDNGが使えないとなると、K-5のRAWはどちらを選択するべきかという問題が真っ先に出てきてしまうものですから、、。試行錯誤してみる事になりそうですが、DNGで撮って、DSSでコンポジットまですませて、それからtiffにしてステライメージか?PEFで撮って最初からステライメージか?悩ましいところです。 画像復元も、例のステファンをかけて遊んでみたのですが、気の済むまでいじり倒して結果「処理が終わったら銀河の渦巻きが見えてきた!!」なんて事は全然なく、ぼやっとしているだけでした。さすがにそこまで甘くないだろうと思ってはいましたが、、、。いずれにせよ、ダークの練習から頑張ってみます。
2012年09月29日16時33分
takuto.nさん、こんにちは。 ついでと言っちゃなんですが・・ここまででダーク、フラットの必要性及び処理方法について理解できましたが、RAPを使ってダーク、フラットの減算補正をやったほうがはるかに便利ですし、またせっかくRAPも購入して使い方もわかってきたのでこっちの路線でやってみたいと考えてます。 そこで教えていただきたいのは、RAPでダーク及びフラットの補正をかけて書き戻したDNGファイルの扱いについてですが、一旦Photoshopに持っていき、Camera Rawでヒストグラム等を整えPhotosgopにて展開し、さらにそこで各枚数の処理を詰めるべきか?または、ステライメージのほうで各枚数を処理してコンポジットするべきか?どちらが良いのでしょうか? 被写体によっても違いがあるわけでどっちが良いと言えないかもしれませんが、参考までに教えてください。 また、上のコメントの続きになりますが、DNGをPhotoshopにて展開後ステライメージにて処理する場合の画像の拡張子はTIFFでよろしいのでしょうか? あるサイトに書いてたのはTIFFにて、と書いてました。 あとダーク減算ですが、私の場合ダーク撮影時にISO感度はそのままに時間を1分長めのものと短めのものも撮るようにしてます。気温差以外でも減算引きすぎと思われる節も何度かあってその場合には短めの露出のダークファイルを充てるようにしたりしてます。他は前日の違う露出時間の物とか。 ただ、ダークを撮るときって撮影後になるので現場で片付ける間と、自宅に帰ってきてから庭にセットして投げてます。風呂に入って寝るまでの間そのままで。 忘れて朝までほったらかしとか・・(笑) 素人の初歩的な質問攻めで申し訳ないですが、宜しくお願いします。m(__)m
2012年09月29日16時56分
yoshi-tamさん、なるほど、そういうわけでしたか。 私はデジ1はCANONしか使ったことがないので、PENTAXのRAW保存が自社形式とAdobe形式の両方出来るとは知りませんでした。 RAW段階での処理をどちらでやるかは現像傾向の好みで決めるといいかもしれません。 じつはMarshallさんとの話の中で出てくるRAPというソフトは現像処理をPhotoshop系でやりたいからという理由で作られたんです。 現像ソフトにも色々ありますが、それぞれに特徴があり、人それぞれ好みで使うものを決めわけですが、PhotoshopやLightRoom、厳密にはその現像プラグインであるCameraRawという現像ソフトはStellaImageでの現像に比べてデフォルトのままでも色乗りが良く、かつなぜか輝星の滲みが小さく肥大しにくいという特徴があります。 赤い散光星雲をしっかり出したいときに結構威力を発揮してくれます。 逆に地味な現像から自分でしっかり色を出していきたいという人はStellaImageでの現像を好む傾向があります。 どれが良いということではなくまさに好みの問題ですが、流行の赤い散光星雲を出すにはCameraRawの方が最初からやりやすい面があるのでRAPを使う人がいるということです。 私はDeepSkyStackerの現像傾向は分かりませんが、必ずStellaImageとはまた違った傾向があると思いますので、それが分かりやすい明るい対象がはっきり写ったRAWファイルをそれぞれで現像してみて比べてみると、どちらを使うかの判断材料になると思います(^^ゞ
2012年09月29日21時51分
Marshallさん、上のyoshi-tamさんへの返事でも書いたように、現像ソフトは好みで決めればいいことですし、便利というなら最初から一つのソフトの中で出来るStellaImageの方がはるかに簡単です(^○^) しかも、ダーク減算はどのソフトでもやっていることは同じですが、フラットの演算はそれぞれにルーチンが違う部分があるようで、StellaImageは結構許容範囲が甘くてちょっとのズレがあっても当てはめることが出来ますし、その後強調処理してみた結果そのズレが気になるときはフラット処理時の演算という機能でプラスかマイナスの数字を少しずつ変えて入れていくことでうまく合うよう調整が利くのがやり直しを強いられずに楽なところです。 逆にRAPのフラット補正は結構厳密で許容量が狭く、合わなければはっきり画像が破綻してしまいますし、またそれを調整する機能もありません。 ここらへんがRAPの敷居の高いところで、運悪くなかなかフラットが合わなければ何度でも撮り直して作り直す羽目になるわけです(^_^;) まあRAPでやってみてうまく合わないときでもStellaImageでやってみるととりあえずは出来ることもあるということですので、RAPメインでも一応両方併用という気分でやると、ある意味逃げ道があって少し気が楽になることがあるかもしれません(^^ゞ 次にRAPを使ってCameraRawで現像する場合ですが、コンポジット前提の画像であれば基本的に弄るのはレベル調整によるカラーバランスとノイズリダクションだけです。 それ以外、あらゆるパラメーター、デフォルトでは色々数字が入ったりしているところは全て0にするのが最近では一般的です。 これは輝度や色味を弄るのはノイズ低減後という原則に則るためで、現像後のコンポジットこそそのノイズ低減のための最高の処理ですから、それ以前に少しでも強調するようなことはしないということですね。 特に気をつけたいのはCameraRawの現像画面でトーンカーブのページを開くとおそらくデフォルトでそれも少しS字になってると思いますし、もっと問題が大きいのはノイズリダクションページにシャープネスの項目があってこれがプラスになってしまってることで、これらは全て0にしなければなりません。 星景のような1枚画像でコンポジットしない場合は現像時にかけるノイズリダクションが最後ですので、逆にこの時他のパラメーターも全て細かく吟味して出来る限り画像を仕上げてしまった方がうまくいくことも多いですが、コンポジット前提ならそれが終わるまでは出来る限り弄らない、これが基本です。 そして現像が終わった画像は全てTIFFで保存し、StellaImageでコンポジットしてしまいます。 ここまでやって初めてノイズ低減作業がほぼ終わるわけですが、実際には次に光害や低空によるカブリ補正を行い、次にStellaImageならではの天体写真専用処理、デジタル現像であるとか、対象によっては画像復元処理であるとか、あるいはLRGBなどの分解合成処理などを行って1枚の元画像としてのポテンシャルを最大限にまで引き上げてやってから、最後の最後にPhotoshopに持っていって単純にでもレイヤーマスクを使ってでもかまいませんが色味や輝度などの強調処理を行うわけです。 このように、出来る限りノイズを取り除いてから次に階調を広げるなどの天体写真処理を行って元画像のポテンシャルを最大にしておいてから最後に一般にレタッチと呼ばれる作業をするというように、最大限の効果を上げるための手順は決まってますので、これは崩さない方がいいと思います。 場合によって途中で幾つものソフトを行ったり来たりすることになりますが、その時使うファイル形式は基本的にはTIFFだけで、例外はStellaImage内での操作時にFITSになりますが、このFITSというのはその昔モノクロ冷却CCDのファイル形式として出来たもので、天体写真処理のために優れた部分があり、StellaImageの能力をフルに発揮するために大事な形式なので、例えばStellaImageで処理途中に念のために保存しておこうなどというときはFITSにしておきますし、またStellaImage内でダークフラットをやる場合に前もって作るダークファイルやフラットファイルも勿論この形式のままにしておきます。 TIFFはあくまで他のソフトと互換性を持たせるため、行き来するときのためといった意味合いが強いです。 ちなみにFITS形式のファイルは天文専用ソフトならたいてい読めると思いますが、Photoshopなど一般のソフトでは読めません。 そしてダークフレームの撮り方ですが、確かにライトフレームを撮ったときよりダークを撮るときの方が気温が上がってしまっ
2012年09月29日22時44分
てたりしてノイズが強くなり、それを使って減算した場合に引き過ぎで黒いボツボツしたノイズが出てしまうのは困りものですね(^_^;) 一般にプラスマイナス2度以内であればほとんど問題はないといわれますが、外気温がそのくらい変わってしまうことは珍しくありません(^_^;) それに、望遠鏡に付けているときのカメラはほぼ全身風に吹き曝しなわけですが、片付けながら撮ろうなどと望遠鏡から外して椅子に置いたりすると風が当たらなくなっててきめんに温度が変わってしまったりするので、私はダークも意地でも望遠鏡につけたまま撮ってます(^◇^;) そのおかげか今まで引き過ぎになってしまったことはそんなにはありません(^_^;) 人によってはカメラに温度計を付けておき、ダークを撮る度にその時の温度を記録しておいてライブラリ化することもありますが、そういう時でも使う感度を一定にしておかないと間違いの元になりますし、感度と露出時間はやはりライトを撮るときと同じというのが一番安全ですので、使う感度の統一ということを少し考えてみられるのがいいかもしれませんね(^^ゞ
2012年09月29日22時44分
takuro.nさんありがとうございます。とてもよくわかりました。 あくまでもいろいろ試してみて気に入るほうでよいのですね。さきほどDSSであくまでも試しにダーク処理とコンポジットをやってみたのですが、単に放り込むだけで勝手にマスターダークとかいうのを作って引き算してコンポジットまで予想通り全自動でした。簡単なのはこれが一番簡単そうです。あとはおっしゃるような、現像の傾向が気に入るかどうかなのですが、比較をしていないので今のところなんともいえません。とりあえず、DNG→DSS→ TIFF→ステライメージ→TIFF→ライトルーム という感じでやってみようかなと、。いつも本当にご丁寧にありがとうございます。
2012年09月30日01時27分
takuro.nさん、yoshi-tamさん、こんにちは。 とりあえず第一段階突破できそうな感触をつかめました。 ありがとうございました。m(__)m yoshi-tamさんもDSS使ってたんですね! 私も最初は簡単なので使ってましたが、英語がわからず細かい設定等はできませんでした。また、DSSの場合私のWin7では画像解像度の関係か?タグの一部分がソフト画面上で全部見れないんです。だからコンポジットだけさせてセーブして他の画像処理ソフトで色合い等は処理してました。 確かにDSSのコンポジット作業は位置合わせもダーク減算も放り込むだけで簡単でいいですよね。 昨晩、月夜の中をk-5を持って出向いてきましたが、さすがに満月の月明りでは撃沈されました。そもそも私のところは条件が良いところなので月明りも良すぎました。 D800に300mmレンズを付けて月も数枚撮ってきましたがまだ画像は確認してません。 今となって考えれば望遠鏡で月を撮ってくればよかったなあ?と、チト後悔。 撮影はそこそこにして、11時ころ家内を電話で呼んで望遠鏡で月を見せてあげました。106EDに25mmの接眼レンズしか持ち合わせがなかったんですが、全体像が見れて感動してました。これ、眩しいけど目は大丈夫だよね?と、問われましたが、返事に困って・・全然平気!と、言っておきました。 M31にも向けたんですが、眼視では月明りのせいなのか、私の設定ミスなのか銀河のかけらも確認できませんでした。(ー_ー)!! 今日は台風で今から風が強くなってくる様子なので自宅で機材の部品を手作りしてます。 夕方までに波が強くなるようだったら写真も撮ってこようかな?と、考えてます。 色々、親切丁寧に教えていただき本当に有難うございました。<(_ _)>
2012年09月30日14時30分
Marshallさんこんばんは。takuro.nさんちょっとお借りします。 DSSについてですが、私のもタグの一部が見られません。(現在はwin7ですが、以前vista時代も見られなかった気がします)一部って、スタックした後に出てくる画面の下の方のタグの事ですよね?でも一部、タグの上の方が顔をのぞかせてませんか?タグになんと書いてあるのか見られないのですが、私はとりあえず次のようにしていました。①スタック後の画面の、左下、デフォルトではRGB/K Levelsとなっているところを隣の「Luminance」に変更 ②darkness midtone highlightとあるところのスライドバーを左クリックでつかんで上から45-100 45-50 45-50になるように調整(スライドバーも右の方が切れていますが、マウスを右に持っていけば変更可能)で、右のヒストグラム上の曲線が、ほぼ線になります。詳しくこの数字を調べている方がいらっしゃったのですが、今どうしてもそのサイトに行き着けません。なので、上の数字が正しいかどうかちょっと?です。まあでもこの数字でほぼ線になると思います。 ③左下の見えないボタン(上の方だけがかろうじて見えている)を押すと今の設定が反映されます。 DSSはいずれにしても色合いの調整などは非常に使いにくいので、上記の作業をしてからセーブして自分の場合はライトルーム行きでした。ところでさっき気づきましたが、DSSもFITSにできるのですね。ということでFITSにしてからステライメージ行きになるのでしょうか。 以上、もしかしたらすでにされているかもしれませんが、念のためということで。takuro.nさんお借りしました。
2012年09月30日18時10分
yoshi-tamさん、現像傾向は別にして自動でコンポジットしてくれる精度はStellaImageよりもDeepSkyStackerの方が優れていますので、例えば赤道儀の大きさや強度に対して使う焦点距離が長くて連写していくと少しずつ写野がずれていく場合など、DeepSkyStackerの方が確実に使いやすいと思います。 知っている方でもダークフラットと現像まではStellaImageでやってコンポジットだけはDeepSkyStackerでという方もおられます。 要はそれぞれに使いやすかったり気に入ったソフトをうまく使い分ければいいわけで、ただその間を行ったり来たりするときにJPEG保存したりして画像を劣化させてしまわないようにFITSやTIFFという圧縮や劣化のないファイル形式でやりとりすることさえ間違わなければ、画質的には何ら問題はありません。 まずは今お考えの手順で十分練習されて下さい(^^ゞ
2012年09月30日18時28分
Marshallさん、標高のすごく高いところだと空気中の水分や塵が減って月明かりの拡散が少なくなり、月があるのにこんなに見えるかと驚くような場面もありますが、いずれにしても満月ではさすがに苦しいですね(^◇^;) それに満月そのものも撮影対象としては一番面白くありません(^_^;) 月表面の陰影がなくなって最も表情のない時なわけです(^_^;) 月を撮るならある程度欠けているときが面白いですが、欠ければ欠けるほど高度の低いところで撮ることになり、これもじつは追いかけるとなかなか難しい対象ではあります(^_^;) そして満月は相当明るいので口径によっては眩しすぎて逆によく見えなくなり、昔からムーンフィルターというそういう時専用のフィルターまであります。 まあ太陽と違って目に障害がというほどのことはないと思いますが、明るすぎるとコントラストが無くなってますます面白味に欠けますので、最近ではムーンフィルターに変わってもっと表面精度の良い撮影用のNDフィルターや、減光だけでなくコントラストも良くしてくれるような専用フィルターも探すと売られているところがあるので、ご家族に見せてあげるときのためにそういうものも何かあると便利かもしれませんね(^^ゞ 実は私もこの前20センチの試写の時に月を入れてみると眩しすぎてピントさえ分からず、そのうちには撮ってみたいなと拡大アダプター含めて色々検討中なわけでした(^◇^;)
2012年09月30日18時48分
takuro.nさん、yoshi-tamさん、こんばんは。 台風は大丈夫ですか? こちらは多少風が強くなってきたものの、いつもの低気圧に比べれば今のところ大したことないです。 普段から10m以上の風とか普通に吹いてるし、またそんな中を車を風よけにして撮影もしてるし。(笑) 一応、波を被ることを想定してk-7にTam18-200付けて海岸線まで行ってきましたが、イマイチ迫力に欠けた画像しか撮れませんでした。 yoshi-tamさん、DSSについてですが、全くその通りです。私はそれを見えるようにするつもりはなかったので実際にやってませんが、数年前のソフトでは良くあることです。特に個人で作ったものとか。 その解決法としてはうろ覚えですが画面のプロパティを開いてカスタムテキストサイズ(DPI)を変更してやれば解決できるんじゃないかなあ? XPのころは良くその方法で他のソフトをやってました。 Win7で、DSSは確認してないので何とも言えませんが、どうしても全画面を出したければやってみる価値はあるかと思います。XPのころは再起動が必要だったような? takuro.nさん、チャット、伝言板 のようなページにしちゃって申し訳ないです。<(_ _)>
2012年09月30日19時01分
yoshi-tamさん、書いている間に先を越されました(^◇^;) 私はDeepSkyStackerの使い方は詳しくありませんので、そこら辺はやはり使い込んでおられる方の情報を検索されるのが一番と思いますが、いずれにしても私の知る限りではほとんどの場合コンポジットまでで、それ以降の処理は別のソフトに移行されている方が多いと思います。 そしてこのソフトも天文専用ソフトですので勿論FITSの読み込みも書き出しも出来ますので、ここからStellaImageに持っていく場合はFITSでもいいと思います。 ただし、こういうファイル形式の互換性というのも残念ながら完全ではない場合もあり、汎用性の高いTIFFでさえあるソフトで出したファイルが他のあるソフトでは正確に読めないなどということもありますので、より専門性の高いFITSだとDeepSkyStackerとStellaImage間でバージョンによっては絶対とはいえないかもしれません。 もしも読めないようならTIFFで出せばいいだけで、大事なのは16bit無圧縮TIFF、天文専用ソフトだとTIFFというだけでたいていこれになりますが、確かPhotoshopだと8bitのTIFFも選べたはずで、一度これにしてしまうとデータは大幅に失われてしまうので要注意ですが、ここさえ間違わなければFITSでもTIFFでも保持しているデータに差はありませんので、どちらを使っても大丈夫です(^。^)
2012年09月30日19時02分
Marshallさん、先ほど書いた返事の最後にそちらの台風がどうなっているか、撮影に出かけるという話だったので気をつけてと書こうとして、しかしそちらはずっとその中で生活しておられるわけで、まさに釈迦に何とやらになるなと思って思いとどまりましたが、幸いこちらは風が強くなったくらいです(^_^;) しかしここ数年はこの時期の台風でいつも撮影に行く奈良県南部から和歌山にかけて山間部の被害が大きく、山道が通れるようになってから撮影に出かけるにもその麓の方達はいまだ不便を強いられてるのにこちらはこんな趣味のためにと思うと心苦しいことがあります。 実際の道路状況などは出来る限り調べてから出かけますが、そういう周囲の生活環境など考えても、とにかく周りに迷惑をかけない、何かあれば自己責任ということだけは常に意識したいものと思ってます(^_^;) それにしてもさすが島嶼部、普段から10メートルの風ですか(^_^;) 大きい鏡筒になると厳しいですね(^_^;) 普段撮影されているのは写真から想像するにどこかの公共の駐車場かと思いますが、以前三脚位置にコンクリート釘でも打ち込んでおこうとか書いていなかったでしょうか。 一瞬、そのうち小さいドームでも置いておこうかなどと書き出されるんではないかと想像してしまいました(^○^) チャットについては、実は私ザル碁もちょっと打つんですが、以前ネット碁をやりながら毎晩何時間もチャットに填っていたことがあり、書き出すと止まらないくらい大好きなので個人的には何ら問題はありません(^◇^;) まあここではさすがにただのチャットではそのうち運営から注意が来るかもですが、何らかの情報が書き込まれたコメントであれば大丈夫かなとは思ってます(^_^;)
2012年09月30日19時27分
takuro.nさん、こんばんは。 あはは‥ですです。 実はコンクリート釘どころかフラットナーを固定して打ち付けようとしましたが、さすがにみんなに止められて釘だけにしてます。 しかし最近は風向きによっては車の陰に赤道儀を持ってこないといけないので釘もあまり意味のないものとなってしまいました。 小型ドームは考えてませんが、冬場の西風を考えると単管パイプとクランプで小屋を作り、周りをブルーシートで覆ってその中で撮影する。と、いうのは以前から考えてたところでした。そのうち、そのような画像が見れるかもしれませんよ。(笑) 皆さん、日曜日なのに台風の影響で家に閉じこもってるみたいですね!!(^^)!
2012年09月30日19時51分
takuro.nさん、こんばんは。16bit無圧縮ですね。デフォルトだと16bitになっているので大丈夫だと思います。あとは32bit-integer 32bit-raditionalというのも選べるのですが、これだと読んでくれないです。いずれにせよ、ここ数日のtakuro.nさんとMarshallさんのやりとりは非常に勉強になりました。本来takuro.nさんのはくちょう核心部についてのスレッドなのに申し訳ありません。 Marshallさんこんばんは。私完全に勘違いしていました。DSSの画像が見えるようにするかしないかという話ですが、最終的に出力される(TIFFでもFITSでも)部分には反映されないのですね。今もしやと思って調整したもの、しないものを作って較べて見てみましたが、同じですね!いままでこれが出力されるから、と思っていちいち調整していました。orz こちらは台風が近づいて雨よりも風が強い印象です。皆様お気をつけて、、。
2012年09月30日20時34分
Marshallさん、パイプ組んでブルーシートですか(‥;) 風の強いときはかえって落ち着かないんではないかと(^_^;) 昔バブルなどといわれた頃、日本全国で結構な数の個人観測所がありました。 そのほとんどは視界や晴天率、そしてアクセスの良い山や高原の土地を探し、そこの地主さんと交渉して場所を借り、電気を引く許可をもらって結構本格的なドームを作ったもので、当時はまだまだおおらかだったのか、里山だったりすると地主さん側も視界が遮られないよう周りの木々の刈り込みなど手入れもやってもらえたこともあるようですが、地主さんが代替わりしたらそういう手入れもしてもらえなくなり、周りに木が茂って視界がなくなり、使えなくなったという人も知ってます。 それでも今でもたまにドームとまではいかなくても、専用のスライディングルーフといわれる天体観測用の仮小屋のようなものを置かせてもらっている方はおられますね。 私などそこまでは出来ませんので、普段GPVを見るときは風向きも見、撮りたい方角やいきたい場所と共に風上側に遮ってくれる山などないかもある程度は気にしてます。 地形によって風が遮られることはよくありますので、そういうことも含めて普段から新しい撮影地探しはほんとに深刻な問題ですね(^_^;)
2012年09月30日22時08分
yoshi-tamさん、現状では16bitTIFFで十分です(^^ゞ ソフト内部での処理を32bitでやっているものは幾つかあると思いますが、データ入出力を32bitでやれるものはほとんどないと思います。 っというのは、勿論写真の階調性を考えればbit数が多いに越したことはありませんし、実際フルハイビジョンテレビや映画などを作るならそういうことも行われているのかなとは思いますが、現状のハードや環境面、パソコンに積めるメモリ量であるとか、実際プリントアウトする大きさであるとかを考えると、32bitというのはまだちょっと環境が整っておらず、少なくとも今はまだあまり意味のないものなんです。 しかももっと根本的に、一番元になるカメラからの出力そのものがデジ1の場合はまだほとんどが14bitであり、元の階調がそれだけしかないのにソフト的にそれを引き延ばしてもネイティブに最初のデータが16や32bitであるものに比べれば滑らかなつながりにはならず、せめてデジ1からの出力がモノクロ冷却CCDと同じように16bitが普通になるまではこの状況は続くんではないかと思いますので、今は16bitであれば大丈夫と思って下さい(^^ゞ
2012年09月30日22時19分
takuro.nさんありがとうございます。了解しました。本当に勉強になりました。 今日は台風でどこにも行けないのと、数日前から風邪気味で、今日は休みという事もあり 寝込んでいたため、ついついたくさん書いてしまいました。takuro.nさんにもMarshallさんにも 大変お世話になりました。さすがにこのスレッドが掲示板状態になってしまっているのでこの辺で(^ー^)ノ 失礼します。皆様今後とも宜しくお願いいたします。
2012年10月01日00時09分
より低感度、より長時間、より絞る 分かってはいるんですが、焦点距離やガイド精度、つまりは機材のレベルを考えると限界はありますよね^^; 光害カットフィルターは前回の撮影だったかに外して撮って、こっちの方がいいかもって思いました。 その時は久々に山の上に撮影に出ていたので、余計にそう思ったのかもしれませんが^^; 結局は、光害の少ない場所で、出来る限界で上記の撮り方をするのが一番という事なんでしょうね。
2012年10月02日21時16分
bokudoraさん、全て書かれているとおりです(^^ゞ ISO800やF5.6は私もカメラレンズでこそやってみる気になったもので、新しく入れた長焦点鏡でやろうとはとても思えません(^_^;) ただでさえF6~8の鏡筒でISO800、そこに光害カットフィルターなんて付けた日には1回の露出が30分オーバーになりかねず、8枚撮ったら4時間などという前にガイドエラーで半分以上ボツになりそうです(^◇^;) それに今回カメラレンズでもF5.6は諸刃の剣という面も見えてしまいました。 うまくハロの出ないピントをしっかり押さえられればきっと素晴らしいんでしょうが、微かにでもハロを出してしまうとそれまでシャープですごいクッキリ青や赤の輪が出てしまうんです(^_^;) ただその輪が明るい絞りに比べて幅が狭いので、Photoshopの色収差補正などというディティエールそのものにも影響の出てしまうものに頼らずStellaImageのRGB分解とスターシャープである程度押さえ込めるんですが、やはり星像には影響が出てると思います。 やはりカメラレンズはF4くらいが使いやすいのかなというのが今回の結論で、次回からはISO800のF4を基本にしてみたいと思ってます(^^ゞ
2012年10月03日00時50分
takuro.n
ットフィルターは勿論名前通り光害の元である白熱灯やナトリウム灯など、夜の写真を緑や赤にかぶらせる波長をブロックしてくれると共に、その効果で暗くなるバックグラウンドの中に赤い散光星雲がコントラストよく写るようになり、その上カメラレンズなど屈折光学系を使うときによく出てしまう青ハロを軽減してくれるなど、特に都市近くの光害地で撮るときなどデジカメによる天体写真にはなくてはならないものです。 ではなぜ出来るだけ使いたくないかというと、天体は赤い色だけではなく青い光も結構あり、これが淡いものが多いためにこのフィルターを使うと写りが悪くなり、赤ばかりという写真になりかねないことがあるからです。 そしてじつは12日に撮ってあった写真の中で1枚、今日の写真より先に上げようと処理していたものがあります。 それも結構色味豊富と分かっている星雲の一部を望遠鏡で撮ったもので、これは美しい一枚になるに違いないと密かに期待してたんですが、14枚も撮ってきてコンポジットしてもまったくディティエールが出てこない_| ̄|○ そしてハタと思い出したのは、前にもその星雲の全体を撮ろうとしてなかなか写らず苦戦し、最後は空の良いところで光害カットフィルターを使って2時間も露出してやっとあぶり出したこと(>_<) 頭でっかちになってはいけませんね(^_^;) いくら綺麗に撮りたくても天体写真はそんな余裕で撮れるわけではなく、多くの対象ではぎりぎりの撮影をしていることをコロッと忘れてました(^_^;) 今回は長焦点でF値も前回より暗くなっていることもあり、冷静に計算すれば光害カットフィルターを使って3時間くらいかけて撮らないと写ってこない対象だったわけで、フィルター無しの2時間くらいの露出でまったく写っていないものをあぶり出そうと、強調すればするほどノイズばかりになる画像相手に二日ほど格闘してしまいました_| ̄|○ やっと諦めがついて今日の写真に取りかかったわけですが、これがまたあろう事か微かにピントを外してしまい、しっかり青ハロが_| ̄|○ F5.6と今までより1段絞り込んだせいかその出具合もクッキリときつく、出方はごく小さいものとはいえ色がはっきりしてしまってそれを補正すると普段の処理では星像がおかしくなってしまい、何度やり直してもうまくいかず、久しぶりに星マスクではなくLRGB合成でやっと見れるものになりました(^_^;) 天体写真処理にも多くの引き出しがあり、対象によって使い分けたり重ねたりするわけですが、星マスクは星像への影響が大きくどうしても甘めになる代わりに星雲の色味などはとても出しやすく、淡いところを出すのが好きな私はたいていそちらを使ってきたわけです。 しかし今回久しぶりに使ったLRGBでの仕上がりを見てみると、まあ光害地での撮影だった影響も大きいでしょうがやはりガス雲の茶色がなかなか出せず、星マスク処理に比べてちょっと地味な仕上がりですが、星像はこちらの方が弄らずF5.6の鋭さをそのまま残せたようで、まあ好みの分かれるところでしょうか(^_^;) そんなこんなで前の写真からえらく時間がかかってしまいましたが、もうシーズンも終わりになりかかっているはくちょう座を集中的に撮った一枚、赤い散光星雲の集まったところを85ミリで撮ったものです。 中央左上一番明るい星がデネブ、その左に北アメリカ星雲とペリカン星雲、中央右下の次に明るい星がはくちょうの十字架の中心に当たるサドル、その右がバタフライ星雲などですが、こういう画角で見るとここには大きな赤い散光星雲があり、それより地球側に漂っているまったく照らされていない真っ暗なガス雲などがそれを遮って、こうやって幾つもバラバラに赤い部分を見せてくれているのかななどと想像の湧くところです(^^ゞ ちなみにこちらは光害カットフィルターは使ってません。 スカイメモにAstro50Dと85ミリF1.8をつけてF5.6に絞り、ISO800で2012/9/12の23時半から撮った8分露出8枚をRAP2、CameraRaw6、StellaImage、CS5と通して処理。 まあ2枚続けてボツにせずに済んでホッとしました(^_^;)
2012年09月21日22時36分