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馬頭星雲と燃える木星雲

馬頭星雲と燃える木星雲

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    オリオン座は写真に撮るとそこらじゅう散光星雲だらけで、著名なものも幾つもある天体写真撮影者にとって垂涎の場所です。 今年ももうこのあたりを撮る季節になりましたが、26日の日に久しぶりに南を撮ろうと鶴姫公園まで出かけ、先日大野山でのフラット撮影でファーストライトを済ませた冷却改造60Dを初実践投入してきました(^^ゞ その中から、今日はオリオン座の三ツ星の一番左下の星周辺にある馬頭星雲と燃える木星雲を(^。^) ここら辺もいろんな星間ガスが幾重にも重なっているようで、赤い散光星雲の前に暗い暗黒星雲が重

    コメント43件

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    takuro.n

    なってシルエットになっている形がまさに馬の頭に見える部分が馬頭星雲と呼ばれ、その左上、クリーム色の星雲がほんとに木が燃え上がっているように見えるのが燃える木星雲と呼ばれています。 そのほかにも青い星雲がそこかしこに絡まって、ここも本当に美しい場所です(^^ゞ 光害地からこういう赤い散光星雲を撮る場合、よく光害カットフィルターというものを使い、地上の人工光はたいてい青から緑にかけてが多く、それをカットすることで赤のコントラストをよくするわけですが、そうすると馬頭星雲の赤はこれよりもっと濃くなっても、青い星雲は薄くなって燃える木星雲のクリーム色は赤みがかってしまいます。 そうならないよう、光害カットフィルターを使わずに撮るためにはよほど光害の少ない、空の綺麗な所で撮らなければこのような美しい色の違いは出てきません。 今年は夏前から天候に恵まれず、なかなか思うように撮れなかったので、今週の晴れ間はどうしても逃したくなく、結局火曜夜は片道2時間の兵庫県中央部に出かけて雲に撃退され、水曜夜はこれを撮った片道3時間のところで朝まで、そして木曜夜もまた片道2時間の兵庫県中央部まで出かけて朝まで撮っていて、今日はもうクタクタで体中ギシギシいってますが、新しいカメラの写り具合がどうしても確かめたく、また大野山で撮ってきてあったフラットフレームがちゃんと使い物になるかどうかも心配だったので、何とか一枚でもと思ってがんばってみたところ、心配していたフラットも一発で決まり、バックグラウンドが平坦になったことで淡い星雲までこれはほんとに星雲なのか、それともノイズなのか迷うこともなくここまで仕上げられました(^^ゞ 今回は1時間ほどの露出ですが、これを見るとまだまだ淡い星雲や暗黒星雲が潜んでいるようで、また機会があれば今度は2時間位は露出してみたいと思わせられる、新しい目標という夢のある一枚になりました(^。^) FSQ-85ED直焦点450ミリF5.3に冷却改造60D、ISO1600で2011/10/27の2時38分から撮った8分露出8枚を、RAP2、CameraRaw6、StellaImage、PhotoshopCS5と通して処理。

    2011年10月30日00時11分

    ウェザー・リポート

    ウェザー・リポート

    凄すぎます。こういう写真が一般の一眼レフで撮れるという概念自体が私にはありませんでした。 カルチャーショックですね。自分の知らない世界を見せていただきました。ありがとうございます。

    2011年10月30日00時28分

    365March

    365March

    すげーー。 やっぱ、すげー。 新しいカメラも問題なくてよかったですね^^ あぁ、僕も改造カメラ欲しいです。 喉から手が出そうですw でも、僕にはこんなに綺麗に撮れると思えませんが^^;

    2011年10月30日00時34分

    船旅

    船旅

    聞いてるだけで気が遠くなるような、機材と技術そして夢・ロマンが詰まった一枚ですね いつかは、こんな素晴らしい写真が・・・私には絶対ムリです(笑

    2011年10月30日00時46分

    月影

    月影

    肉眼では見れない星雲たち、綺麗ですね。^^

    2011年10月30日01時58分

    PQ

    PQ

    うわぁ・・・やっぱすごい♪ 自分も次回は狙ってきます!

    2011年10月30日02時30分

    たんね

    たんね

    地球にいながらこんな宇宙がみられるなんて とっても不思議です。 写真だけど、拡大してみてると吸い込まれそう。。。。 機材の写真もみましたが、宇宙に対する思い入れが伝わってきます。

    2011年10月30日04時36分

    sorelax

    sorelax

    すごいわぁ。。。 絶対俺にはとれないなぁ。。。

    2011年10月30日11時22分

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    takuro.n

    Kicheissさん、ありがとうございます(^^ゞ さすがにノーマルのデジ1ではちょっと難しいんですよ(^_^;) 人間の目は実は赤の感度が弱く、カメラも人間の見たままの色を再現出来るよう赤の感度を弱めてありますし、赤外線にも感応しないよう強いフィルターでブロックしてあったりもして、この写真の赤い部分は実はノーマルのデジ1では半分も写りません(^_^;) ところが宇宙にはこういう赤い散光星雲と呼ばれる美しい領域がたくさんあるんです(^^ゞ そこで、天体写真撮影を趣味とする人達はそのうちそのフィルターを取り外してもっと赤い色を通すフィルターに付け替える改造機に手を出します(^◇^;) まあその改造費も最近ではだいぶ安くなって、確か3~4万位で出来るようになったので、最近流行のポータブル赤道儀と合わせて美しい星野の写真を楽しむ人も増えてきました(^。^) 中には自分で改造してしまう猛者もいる位ですので、検索してみると思わぬほどたくさんの美しい写真に出会うことが出来ると思います(^^ゞ

    2011年10月30日13時21分

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    takuro.n

    bokudoraさん、いつもありがとうございます(^^ゞ 手を出していいんですよ(^○^) 勿論機材を揃えるだけでここまで赤が出せるわけではありませんが、赤道儀をお使いなら天の河を撮るだけでもそこここに赤い散光星雲のちりばめられたノーマルデジとはひと味違う写真が楽しめます(^^ゞ 元画像は丁寧に撮る、赤道儀のセッティングを丁寧に、ピントもしっかり合わせ、枚数も稼いでおくという基本はどんな写真とも変わりはありません。 ここまでは赤道儀と改造機があれば確実に撮れます。 あとは処理ソフトの勉強あるのみですね(^◇^;)

    2011年10月30日13時26分

    此花

    此花

    とても鮮やかで綺麗ですね^^ 私もいつかこういうのが撮ってみたいですけど、やっぱり問題はお金ですね…orz

    2011年10月30日13時32分

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    takuro.n

    KRdesignさん、はじめまして(^^ゞ 私のは星景写真とはちょっと違って天体写真として撮ってますので、どれほど参考になるか分かりませんが、宇宙にはこんなに多くの造形や美しい色味があるということに興味を持ってもらえれば、そしてそれを少しでも写真に写し込むためにはどうすればいいか考えたり試行錯誤するとっかかりにでもしてもらえれば幸いです(^。^) 分からないことがあればここにでも書き込んでもらえば、私に分かることならなんでも返事はしようと思ってますので、また何か疑問のある時は遠慮なく聞いてやって下さい(^^ゞ 実は私、喋るのも書くのも大好きだったりします(^◇^;)

    2011年10月30日13時33分

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    takuro.n

    だいずさん、いつもありがとうございます(^^ゞ 久しぶりにこういうメジャーで美しい対象を撮れたので、新しい機材を投入したことと合わせて私もちょっとテンション上がりました(^◇^;) こういう写真は最低限の機材が揃えば撮ることはきっと誰にでも出来ます。 ただ、撮ってきたファイルは撮って出しで見るとこの半分どころか四分の一位しか明るさも色味も出て無くて、それをどう処理すればノイズやカブリムラを排除しながらディティエールや色味を浮かび上がらせられるかが勝負で、ここの勉強が終わりの無い気の遠い作業になります。 最近ではカメラの性能も上がって、普段の写真であれば撮って出しで十分美しいために後処理に関して自分で試行錯誤される方は少ないような気がしますが、この世界では自分で処理しない限り作品の完成度を高めることは出来ず、逆に言えばやる人はどこまでも美しい写真を追求出来るのがデジタルになった恩恵ともいえます。 そういう意味で、いつかはきっと出来ると思います(^^ゞ

    2011年10月30日13時42分

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    takuro.n

    月影さん、ありがとうございます(^^ゞ 肉眼では見れない、写真に撮って初めて楽しめる世界というのがまた良いところですよね(^^ゞ すぐ手に入るものでなく、追いかけなければ見ることさえ叶わない。 そしてそれなりの手間、スキル、労力、時間、お金をつぎ込めば、これほど美しい姿を見せてくれる。 ほんとに撮り甲斐のある世界です(^。^)

    2011年10月30日13時46分

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    takuro.n

    PQさん、ありがとうございます(^^ゞ そうそう、南天低い対象はそろそろかななどと思っている内にシーズンが終わってしまい、また来年まで1年近く待つなどということになってしまいますし、空の綺麗な所というとたいていは標高も高いところなので、これから冬になれば行くことさえ出来ないなどという羽目にもなり、じっくり美しく撮るなら今がチャンスというか、今しかないんです(^_^;) だから私も今週はほんとに無理しました(^_^;) 今でも目は赤く腫れぼったいし、体中痛い上に睡眠も不規則になってしまって眠いのに寝れない、疲れ切ってるのに寝れないなどという状況ですが、それでも月に一度の新月期の晴れ間を逃さず、こういう結果を残せると、それだけで報われる思いがします(^^ゞ

    2011年10月30日13時53分

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    takuro.n

    たんねさん、ありがとうございます(^^ゞ 言い得て妙とはこのことで、私は天体写真には一つの到達点、理想とする出来上がりがあると思ってます。 それは、まさに宇宙空間から撮った写真です。 地球には大気があり、それが揺れ動き流れ、その中に多くの水分や塵を含んで地上の人工光を反射し、そのような膜を通して撮る天体写真は撮っただけでは宇宙から撮った写真の足元にも及びません。 それをいかにして少しでも理想の写真に近づけるか。 それが天体写真趣味の人達がいつも考えることなんです。 そうこうしているうちに、機材やソフトも気がつけば増殖し、それを使いこなすための勉強や労力、時間も馬鹿にならないものになってしまうわけですが(^_^;)

    2011年10月30日13時58分

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    takuro.n

    sorelaxさん、ありがとうございます(^^ゞ こういう写真でも基本が大事なのは普段の写真と何ら変わりなく、天体写真において最初に大事な基本は出来るだけ空の綺麗な所で撮ることですので、sorelaxさんお住まいの所は居ながらにしてすでにこの第一条件をクリアーしてるわけです。 これがどんなに羨ましいことか(^_^;) 天文雑誌やブログなどを徘徊していても、やはりこれはと思う撮影地はたいてい決まっていて、やはりなと思うことしばしばです(^_^;) 星の写真は別にこういう星雲写真だけではありません。 カメラレンズによる星野写真や天の河の写真でもこの条件はまったく同じですので、対象はその人なりの機材やスキルで変わっても、このような写真は必ず撮れると思います(^。^)

    2011年10月30日14時05分

    オイ

    オイ

    素人の私にはまったく手の届きそうにない写真ですが、 撮影までのプロセスは非常に楽しそうですね^^ この空が自分の上に広がっていると思うと感動です! ロマン溢れますね^^

    2011年10月30日14時07分

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    takuro.n

    此花さん、いつもありがとうございます(^^ゞ そうですね~(^_^;) 私も最初は躊躇してたんですよ(^_^;) 普段から何を買うにも慎重で、慎重に考えすぎて気がつけば品薄になり、慌てて探して結局ちょっと高く買うなどということをいつも繰り返してます(>_<) 特に趣味にこれだけお金をかけることは最初はやはり気が引けて、撮影用望遠鏡買うのも改造カメラ買うのもそれぞれ1年くらい逡巡したと思います(^_^;) しかしあるとき知り合いから、いつかは必ず買うことになる物なら早く買って使い倒せと叱咤され、それ以来一気呵成に(^◇^;) おかげで勉強するモチベーションも高くなり、今ではやっとこうして人に見てもらえる位の写真は撮れるようになりました(^_^;) 赤道儀買った人は相当の割合で次は改造機も手に入れてると思います。 改造機も最近ではだいぶ安くなり、中には中古で安いデジ1を手に入れてそれを改造してもらうことで安く上げたり、中にはフィルターだけ買って古いカメラを自分で改造してしまう猛者も周りにも何人もいますが、最近のデジ1はだんだん中の混み具合がきつくなってきて隙間も少なくなっているようで、新しいカメラほど自分で改造するのは難しくなっているようですので、やはり改造そのものは業者に任せるのが安心と思いますが、此花さんもきっといつかは改造機手に入れられると思いますので、今からそのための準備や勉強は始めておかれるのがよりモチベーションを高めるためにもいいかと思います(^^ゞ

    2011年10月30日14時17分

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    takuro.n

    オイさん、ありがとうございます(^^ゞ 苦労も失敗も勿論たくさんありますが、そうですね、こういう写真がものに出来ると全てが楽しかったと思えますね(^^ゞ 目では見れない淡い姿を写真に写し止めようとする。 手に入らないものを追い求めるのがロマンとするなら、この世界はまさにロマンそのものといえるかもしれませんね(^。^) まあそういうイメージが先行してくれるのはいいことなので、実際撮っている姿はお見せしない方がよさそうですが(^◇^;)

    2011年10月30日14時28分

    楽太郎

    楽太郎

    素晴らしいです。 宇宙の事を考えると、自分の悩みなんて、とてもちっぽけに思えます。 素晴らしい作品ありがとうごxざいます。

    2011年10月30日14時40分

    Em7

    Em7

    馬頭星雲! 子供の頃から知ってる星雲です。  しかし見れば見るほど不思議で美しいですね~。

    2011年10月30日16時05分

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    takuro.n

    楽太郎さん、ありがとうございます(^^ゞ 私も撮影に行って運良く快晴の空の下で撮影している最中は、考えてみれば普段の生活のことは何も考えていないようです(^^ゞ 撮影そのものも実は結構忙しいし気も使うしで他のことを考える余裕もないですし、露出を開始して星空を眺めていてもボーッと綺麗やな~って感じです(^_^;) 一晩中なのでそうやって星を眺めている時間も結構あるんですが、いつもボーッと眺めていて飽きないですね。 他のことを忘れてしまうくらい好きな物があるのは幸せなことです(^^ゞ

    2011年10月30日17時37分

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    takuro.n

    sai2000さん、ありがとうございます(^^ゞ しかし師匠は勘弁して下さい(^_^;) 誰でも最初から出来るわけでなく、私だってつい4年前にデジタルで星に復帰した時はコンデジで光害の中で北斗七星撮ってたんです(^◇^;) そして10年前のプリンタにバンドルされていた処理ソフトでなんちゃってダーク減算を試し、なんちゃって比較明を試し、天の河がうっすら浮かび上がった時はテンション上がりましたが、1年くらいそんなことをやっていてどうしても納得出来なくなって気がつけば(^◇^;) どの時点でも自分に出来る限りのことをやって満足感もありましたし、だからこそ次に進もうと思ってきたんだと思います。 今の自分に出来る精一杯の星を撮る。 それでいいんではないでしょうか(^^ゞ

    2011年10月30日17時49分

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    takuro.n

    Em7さん、いつもありがとうございます(^^ゞ それにしても子供の頃から馬頭星雲を知っているとは(‥;) まさかネットということもないでしょうし、身近に星関係の本でもあったんでしょうか(‥;) 私も小学生くらいから星が好きでいろんな本を借りてきては見てましたが、当時はカラーフィルムの感度がまだ低くてモノクロメインで、このように色味が出た写真を見た記憶がありません(^_^;) それを今自分でこうやって美しい姿を写し止めていられるのは、そう考えてみると不思議でさえありますね~(^_^;)

    2011年10月30日17時53分

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    NEX-5

    こんばんわ><やっぱすごいですね>< 頑張って処理してみたのですがどうもうまくいかないですね?? 後、ご存知かどうかは分からないのですがポータブル赤道儀のことをごしつもんしてもよいですか??? パソコンで検索したらこの二つが出てきたのですがこれはどういうものなのでしょうか??? cd-1 赤道儀とTOAST-Proなのですがもし使うならどちらがよいのでしょう???

    2011年10月30日20時44分

    NORI-O

    NORI-O

    ものすごくクリアですね!! と思ったところ60Dなのですね☆ すばらしい性能でびっくりしていますw

    2011年10月30日21時15分

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    takuro.n

    NEX-5さん、ありがとうございます(^^ゞ ここ数日ほんとに疲れ果ててしまって、この写真を上げるのが精一杯で他の人の写真を見せてもらいにまわることも出来ず、昨晩も早くから寝てしまいました(^_^;) 写真はまた今日にでも見せてもらいます(^^ゞ それにしてもはや赤道儀によるガイド撮影を考えるところまでこられましたか(‥;) ポータブル赤道儀ですが、私の使っているスカイメモも含めて現在知っている限りで6種類あると思います。 まず望遠鏡も手がけているメーカーから。 http://www.kenko-tokina.co.jp/optics/sky-memo/ これは専用の三脚と一緒に買うことで最も威力を発揮すると思われ、私もそのように使っているのは以前上げた写真の通りです。 赤道儀を使う上で最も大事なことの一つが極軸合わせといわれる調整で、そのための極軸望遠鏡が本体に内蔵されていることで信頼性が最も高いポタ赤なんですが、重く大きいことが難点なのと、どうも専用三脚が生産中止になったようで、別に三脚が必要となると、本体が重いために相当しっかりした三脚を別に用意する必要があると思われます。 精度としては、極軸合わせ精度ギア精度共に中望遠くらいは余裕です。 http://www.mmjp.or.jp/takahashi-sb/ これは天体望遠鏡で世界でもトップクラスのメーカーとのタイアップ品で、モーターやギアの追尾精度はトップクラスと思いますが、極軸合わせ用の極軸望遠鏡が無いようですので、使用範囲は標準レンズくらいまでが安全でしょうか。 http://www.vixen.co.jp/lp/at_01.htm この11月から発売になるはずの最新のポタ赤で、星景モードという星が日周運動で動いていく半分のスピードで追尾する機能がありますので、広角レンズでうまく使えば一見星も地上風景も動いていない写真が撮れます。 極軸望遠鏡が本体に組み込めるようになっているので精度も良さそうに見えますが、実際にはそのあとで雲台やカメラを取り付けて構図決めなどする仕組みなので、使えるレンズとしては中望遠ではちょっと歩留まりが落ちるかなという気がします。 次に望遠鏡メーカーではないところが出している物として。 http://www.toast-tech.com/index.html これはデザインがとてもおしゃれなのと、よく考えられていて使い勝手もよさそうなので最近一番人気のポタ赤と思います。 ギア直径も大きそうなので追尾精度も高いと思われますが、極軸望遠鏡が外に後付なので、これの平行が完全に出ているかどうかが問題で、それさえ大丈夫なら200ミリクラスでも十分使い物になりそうですし、星景モードも付いていたと思います。 外に後付の極軸望遠鏡が問題なのは、持ち運び時などにその支柱をどこかにぶつけたりして少しでも歪んでしまったりすると、精度が一気にがた落ちになってしまうということです。 http://www.eyebell.com/guide.htm 現在最もコンパクトで安いポタ赤です。 これも極軸望遠鏡が外に後付ですので、その精度次第ですが、大きさ的に内部のギアも小さいと思われ、確実なのは標準レンズくらいまででしょうか。 普通に星野撮影には十分な上にコストパフォーマンスも高いので、たまに星を撮ってみたいという人で持っている人は結構多いと思われます。 http://www.kkohki.com/products/tt320X-AG.html これは海外の物で日本では京都の国際光器さんという所でのみ取り扱っています。 他のポタ赤と違ってモーター直結のギア式ではなく、擬似的にギア直径にあたる部分を桁違いに大きくしていますので、追尾精度そのものは一番高いと思われますが、これも極軸望遠鏡が外に後付のためにその精度次第ということになりますが、これさえ大丈夫であれば200ミリクラス以上を安定してガイド出来る可能性があります。 コンセプトそのものが他と違って面白いですし、デザインも結構かっこよく、重さも軽そうですが、持ち運び時にはちょっとかさばるかもしれません。 使っている人は一番少ないと思いますが、ここにコメントをもらっている此花さんが使っておられます。 極軸望遠鏡が外付けの物はそれを別売りで買わないでも、本体に素通しの穴が空いていてそこから覗いて北極星を入れさえすれば、APS-Cのカメラに35ミリくらいのレンズなら3~5分くらいはちゃんと星を点像に撮ることが出来ます。 以上、私の知っている範囲で感想を書いてみましたが、手軽に標準レンズくらいまでで星野撮影だけでいいなら上から2番目3番目5番目で、将来的に中望遠くらいまで、つまり100ミリを超えるくらいま

    2011年10月31日08時01分

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    takuro.n

    NORI-Oさん、ありがとうございます(^^ゞ 新しい冷却改造カメラをやっと実戦投入出来ました(^。^) 発注したのが確か今年の3月。 そして本体が届いたのが9月。 しかし必要なフィルターが無く、それが手に入ったのが10月と、これには結構待たされましたので、やっと使えたかと思うとうれしいよりホッとした感じです(^_^;) しかし、こういう改造品はこれで終わりではなく、フィルター位置によるゴーストの出方や、マウント精度による光軸ズレから来るスケアリングエラー、そして何よりどれだけ冷えるかの検証など、これから一つ一つ自分で確認して、必要な場合は改造元と交渉しながら出来るだけ完成度を高くするという行程が待っており、このカメラもそれらが終わるのはいつのことかという感じです(^_^;) まあこの写真から受ける感じでは基本線はクリアーしているようなので、新月期は確認作業より実戦優先になると思いますが(^◇^;)

    2011年10月31日08時12分

    todohLX

    todohLX

    綺麗ですね~。 色とりどりの星雲の描写さすがです。 恥ずかしいながら、IC434とM42を同じものと、 最近まで思ってました。 またひとつ、勉強しました。

    2011年10月31日09時08分

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    takuro.n

    NEX-5さん、すみません、途切れちゃいました(>_<) ここって字数制限あるんでしたっけ(^_^;) 続きからです。 で使いたいということであれば、1番目4番目6番目のものをという分け方も、おおざっぱですが出来るかと思います。 そしてここまで書いて思い出しましたが、もう一つありました。 http://www.vixen.co.jp/at/at-other1.htm これは一番目に上げたスカイメモと似たタイプで、構造的に望遠鏡用赤道儀そのものであり、極軸望遠鏡が本体に組み込めるので安心感があります。 モーターがステッピングモーターではないので最高の追尾精度というわけではないと思いますが、それでも中望遠くらいまで余裕で使えると思います。 三脚までセットで買えてコストパフォーマンスが高く安心ということもあって、使っている人は結構おられると思います。 っというわけで、全部で7種類ですね(^_^;) こういうことは悩んでいる間も楽しいと思いますので、是非じっくり比べてみて下さい(^^ゞ

    2011年10月31日09時22分

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    takuro.n

    todohLXさん、いつもありがとうございます(^^ゞ ICカタログ番号までご存じなのに大星雲と混同されていたというのは何とも不可解な(^◇^;) しかし確かに天体のカタログはたくさんあり、星雲関係はそのタイプや確認された年代によって番号が様々であったり、被っていたりいなかったり、厳密に覚えているなどということは不可能ですね(^_^;) この写真も丁寧にいえば赤い散光星雲がIC434で、そこに馬頭のシルエットを作っている暗黒星雲はB33、そのすぐ左の青い星雲がNGC2023で、燃える木星雲はNGC2024と、幾つものタイプの違う星雲が折り重なってこの画角になっていますし、馬頭星雲そのものもIC434とB33が重なって見えるためにはじめてこういう姿を現してるわけで、これが何千光年何万光年の間を隔てて重なることでこのように見えているというのも、想像することも難しいような広大な世界です(^^ゞ

    2011年10月31日10時00分

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    NEX-5

    takuro.nさんコメントありがとうございます。 このままの勢いなら中望遠くらいはいってしまいそうですね>< 後、この間なって初めて考えたのですがレンズが曇るというのを解消するにはやはりファンとか何か改造が必要でしょうか??? レンズが曇るって初めてやったのでわからなくて>< 赤道儀はじっくり考えて見ます。 いつも本当にありがとうございます。><

    2011年10月31日12時20分

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    takuro.n

    NEX-5さん、カメラレンズに関する夜露対策に関しては、ちょうど先日上げた http://photohito.com/photo/1446114/ ここで話が出ました(^。^) カメラレンズならファンまでは必要ありません(^○^) 一通り読んでもらうと、考え方や対策が分かると思いますので、参考にして下さい(^^ゞ

    2011年10月31日19時11分

    三重のN局

    三重のN局

    いつ拝見しても素晴らしい世界ですね! 技術力の素晴らしさも凄いですし、片道2時間~3時間の行動力には頭が下がります。 そしてこの仕上がりの色合い、あの雑誌の誌面で拝見できる日を楽しみにしております!!

    2011年11月01日00時46分

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    takuro.n

    三重のN局さん、ありがとうございます(^^ゞ 運転そのものは嫌いではないんですが、やはり徹夜後の帰りの山道は怖いですし、三日連続などやった日には最後は運転していてもなんか現実感が無くて我ながら危ない、よくやってるなと思います(^_^;) そうまでして撮ってるので、まあ出来れば人にも見てもらいたいわけですが、雑誌投稿はまた別のハードルが(^◇^;) プリントの世界も踏み込むと相当大変なようで、機材もまた1からディスプレーもプリンタも買い換えて、その上作業空間の照明も専用のものに換えなければなどと聞くと、考える前から腰が引けてます(^◇^;)

    2011年11月01日13時54分

    kassy

    kassy

    お邪魔いたしますm(__)m PQ様の影響で私も来年から本格的に天体を始めるド素人です どうかご指導・ご鞭撻を頂けると幸いです 星景では自分の思い描く色を主体で作品に仕上げてきてますが 天体ともなるときっと躓く事が多いと私的に思っております その躓きも楽しさのひとつだと思いますが どうしても分らないことがある時はご鞭撻頂けると幸いですm(__)m どうか宜しくお願い致しますm(__)m

    2011年11月02日04時16分

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    takuro.n

    kassyさん、はじめまして(^^ゞ ここで知り合った人達が近場で集まって星の写真を撮れるとは羨ましい限りで、そういう中から天体写真をやってみようとされる方が増えてくるのは個人的にもうれしいことです(^。^) 天体写真をやり出すと必然的に対象は星というより星雲が多くなるわけですが、この全ては恒星より格段に淡く、その存在を撮るだけなら今の高感度に強いカメラなら簡単ですが、その淡さから必ずデジタル的なノイズ、光学系由来の色収差、空の状態から来るカブリ等に埋もれており、それらのノイズを取り除かなければそこに写し出された造形や色が星雲本来のもの、本当にそこにある姿であると言い切れず、天体写真をやっている人達全てがいかにしてあらゆるノイズを減らし除去するかに力を注いでいるわけです。 なので、天体写真はノイズとの戦いといわれます(^◇^;) 私自身やっていることもただそれだけなんですが、空からのカブリを極力減らすために無理してでも遠征し、光学系由来の収差やデジタルノイズを低減するために機材やソフトを揃えてその使いこなしの勉強をし、気が付けば費やしてきた時間も労力もお金もそうとう大変なことになってしまいました(^_^;) 逆に言えば私に分かることもその範囲のことしかありませんが、そういう私の知識も元は多くの先人がネットなどで惜しみなく公開してきてくれたこと。 私に分かりそうなことでしたら何なりと聞いてやって下さい(^^ゞ

    2011年11月02日12時56分

    porocco

    porocco

    馬頭星雲凄いですね! 三十数年前の小学生の頃,頂いた百科辞典で白黒写真を見たのを覚えてます。 その時から「馬の首暗黒星雲」という,恐ろしい名前で 間違って記憶していたことが今分かりました!ありがとうございます! あの頃はブラックホールが凄く怖かったです。

    2011年11月04日22時55分

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    takuro.n

    poroccoさん、ありがとうございます(^^ゞ 近い世代ですね~(^^ゞ 私ももう40年近く前、小学生の時に天文に興味を持って本は色々読み漁りました(^◇^;) 確かに当時は写真もほとんどが白黒でしたよね(^_^;) 粒子も粗くてザラザラの写真(^_^;) 高感度に強いフィルムもなく、長時間手動ガイドして撮ったフィルムを増感現像してザラザラになった写真がほとんどだったと思います(^_^;) そして馬の首暗黒星雲という名前は、もしかすると本によってはほんとにそう書いてあった可能性があると思います。 なぜならこのシルエットはバックにある赤い散光星雲と太陽系との間に馬の首の形に見える暗黒星雲が重なっているからこう見えるわけで、馬頭星雲ではまるで一つの星雲の中にこのような造形があるように感じるのに対し、馬の首暗黒星雲の方が実態を正確に言い表しているからです。 百科事典だと一応専門家が書いてるでしょうから、より正しくという意味でそう書いてあったかもしれません。 だから一概に記憶違いではないかもしれないですね(^。^)

    2011年11月05日00時02分

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    takuro.n

    jtsさん、ありがとうございます(^^ゞ 星景写真と天体写真は考え方や処理の面で正反対の部分も多く、完全に同じように語れるものではないですが、星を美しく撮りたいという一番基本の一点では共通するものと思います(^。^) 私も月のある時は星景写真もと思うこともありますが、月が無く晴れ渡った月にたった1~2度の天体写真を撮れるチャンスを狙っているとそれだけで気力体力共に消耗し、その上運良く撮ってこれた時にはその後の処理にも大きく時間を取られ、なかなか出かけようという段取りまで至らないのが現状です(^_^;) なので星景写真に関してはここで自然でありのままの美しい写真を上げてくれている方達のものを楽しませてもらってますので、また是非良い写真が撮れましたら拝見させて下さい(^^ゞ

    2011年12月28日20時19分

    toshi_k

    toshi_k

    すばらしいの一声ですね。憧れの一枚です。

    2013年02月13日23時02分

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    takuro.n

    toshi_kさん、ありがとうございます(^^ゞ 現在はデジタルで対応した機材とソフトを揃えればこういう写真も撮れてしまう時代になりました(^。^) ただ、フィルム時代と違って撮ったあと、天体写真をしての処理をラボ任せでなく自分で出来るようになったため、その部分にも注力しなければせっかく撮った写真のポテンシャルを引き出せないという面もあります。 オートガイドなど簡単になった部分もある反面、それなりに新しい勉強やソフトが必要になった部分もあるわけですが、それも楽しみが広がったと捉えればほんとに一生ものの趣味といえるかもです(^^ゞ

    2013年02月13日23時53分

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