シフゾウ（四不像）は1866年に新種認定されるも、すでに野生種は絶滅していました。北京にある南苑（皇帝の狩場）でわずかに生き残り、数頭がヨーロッパ諸国に渡ります。その後1895年の大洪水、1900年義和団の乱により中国のシフゾウは絶滅しました。イギリスのベッドフォード公爵はそれを知り、ロンドンのウォバーン公園にヨーロッパ中のシフゾウを集め、繁殖集団を作り、絶滅の危機を免れました（TJ Mook「絶滅動物と危惧種」より）。普段ノンビリ寝ているシフゾウにも、こんなドラマがあったんですね。

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