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(検証)コンポジットデータをそろえる

(検証)コンポジットデータをそろえる

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    B

    前回の投稿のうちS/N比を一致させるためアパート窓からのISO800で5分露出のデータのみ4枚コンポジットしたものです。 いかがでしょうか。ノイズ的に改善されているかもしれませんが、それ以上に光害かぶりの補正が難しく、フラットを16枚入れていますが不完全でまわりが緑っぽくなってしまいました。 露出時間は少ないがS/N比が高いデータを混ぜるとその辺が改善したりした可能性はないでしょうか。

    コメント4件

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    takuro.n

    ここまで処理具合が違うと比較のしようがありませんね(^_^;) ただ、コンポジットはノイズ対策であってカブリ対策ではありません。 そしてフラットも周辺減光を補正する手段であって光害カブリの補正には基本的には関係ありません。 ですのでこの写真と前の写真でカブリが前の方がうまく補正出来てるとしてもそれはコンポジットのせいでもフラットのせいでもなく、たまたまであったり再現性のない何らかの偶然の調整の結果であるだけです。 そして >露出時間は少ないがS/N比が高いデータを混ぜるとその辺が改善したりした可能性 これもありません。 これは加算平均コンポジットの原理を考えれば分かることですが、SN比が同じであるほど効率よく均一にノイズが均されていきます。 また、前に書いたように露出が短く輝度の低いデータを混ぜて加算平均すると混ぜない場合より輝度が落ち、それを持ち上げようとして結果的にノイズも持ち上げて酷いことにしてしまいがちです。 ノイズ対策とカブリ対策は別のものです。 そちらの気温や使われるカメラの世代を考えればノイズ対策には出来る限り同じSN比のデータを枚数多く撮るというのが最も効果的です。 カブリ対策はまた別に講じることを考えられるのがいいと思います(^^ゞ

    2015年02月15日00時10分

    seijinho

    seijinho

    >露出が短く輝度の低いデータを混ぜて加算平均すると混ぜない場合より輝度が落ち、それを持ち上げようとして結果的にノイズも持ち上げて酷いことにしてしまいがちです。 このことは光害かぶりの度合いが多いデータの場合にも言えて、かぶりの補正が完璧にできれば問題はないのですがそうはいかず、結局控えめに処理することで被写体の相対輝度が低くなってしまいます。 せっかく遠征して撮ってきたデータは、街中のものとは混ぜない方が良いようです。 今回の結果は街中での撮影の限界を示すもので、この先いくらデータを増やしても光害かぶりの部分もそうでない部分もノイズのないきれいな写真になりますが、光害かぶりは光害かぶりとしてそのまま残るわけですね。 つまりかぶり対策はもっと遠征してデータを増やすこと。街中では光害カットフィルターは用いても換算100mm程度ではまだ広角すぎてかぶりを拾うのでもっと望遠寄りで勝負するか、ナローバンドで撮るかといったところでしょうか。 教訓 「光害かぶりのないデータを混ぜることは、平均化によって改善されるだけで直接光害かぶりの補正をしたことにはならない」。 「光害かぶりのある場所ではなるべく望遠レンズを使う」。 「全くの同条件の写真をえられるなら、データを増やすことでノイズの問題が軽減される」。

    2015年02月15日03時04分

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    takuro.n

    >この先いくらデータを増やしても光害かぶりの部分もそうでない部分もノイズのないきれいな写真になりますが、光害かぶりは光害かぶりとしてそのまま残る その通りです。 センサー由来のノイズと光害によるカブリはあくまで別のもので、その低減方法もまったく別の方法で行います。 そして光害カブリの恐ろしさは枚数増やすごとに倍増していきます。 光害そのものも時間によって、あるいは曜日によっても輝度変化しますし、天体を赤道儀で追うとその方角によって光害の入射角も変わってくるわけで、これを多枚数重ねれば重ねるほど光害カブリはモザイク状のムラになってしまい、もう補正などまったく不可能ということになるわけです。 勿論焦点距離が長くなるほどその影響はある程度限定されては来ますが、露出時間など考えるといっそナローバンドの方が楽しいかもしれませんね。 >光害かぶりのないデータを混ぜることは、平均化によって改善されるだけで直接光害かぶりの補正をしたことにはならない 輝度的には一部改善したように感じることもあるかもしれませんが、実際には上に書いたようにモザイク化してますので改善は全く無く必ず悪化しています。 >光害かぶりのある場所ではなるべく望遠レンズを使う これはある程度正しいですが、それ以上に複数日にわたってでもある一定の方向にあるときに撮ってしまう方が効果的かもしれません。 >全くの同条件の写真をえられるなら、データを増やすことでノイズの問題が軽減される これはその通りです。

    2015年02月16日07時08分

    seijinho

    seijinho

    ♪♪v(⌒o⌒)v♪♪イエーイ >光害カブリの恐ろしさは枚数増やすごとに倍増していきます。 >いっそナローバンドの方が楽しいかもしれませんね。 やはりそうですね。 デジカメのおかげで街中で天体写真が撮れるようになっただけで十分素晴らしいことなのだけれども、やはりここらが限界というわけですね。 さてナローバンドフィルターはデジカメ並みに高いし、まずは無難にHαからですか。もしくはいきなり冷却CCD?? ここブラジルは気温が高いので(今は夜中でもたまに30度)デジタル天体写真の理想の5度以下に下げるのがまず先決ですしね。 光害かぶりのことを考えると、フルサイズもあまり出番がなさそうです(すでにCLSフィルターを注文してしまっていましたし、5D Mark2の改造も考えていました)。

    2015年02月17日10時39分

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