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伊達男の赤マント

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    B

    紅・乱舞(http://photohito.com/photo/4148638/) の再現像 撮影地:桜公園 PanHead EQ にて1軸オートガイド。 IRカットフィルタ除去改造済 Nikon Df にて撮影。 F2.0開放 ISO3200 露出30秒×72枚+露出60秒×161枚コンポジット

    コメント14件

    HUQ

    HUQ

    そういえば最近モニタのキャリブレーションしてなかったぞ? と、おもむろにキャリブレートしてみたら… おもっくそ狂ってるやん!!(T^T) 先に挙げた「紅・乱舞」へのtakuro.nさんのコメント「ちょっとカラーバランス偏り過ぎじゃない?」がピンと来なかったのは、モニタのキャリブレーションのせいだったという…orz で、一からやり直し。 先の現像で星の周りにリンギングが出ていたのは、白飛び抑えるためにLRの基本補正 - "ハイライト"を下げすぎていたためと判り、161コマ全部調整やり直し。( A )... ついでに30秒露出の72コマも高輝度分データとして合わせて処理し、計233コマを使って再コンポジット。 高度の低い部分の黄色被りはどうしても消しきれず。 切り落としちゃおか、とも思ったものの、魔女をカットするのは忍びなく。もうこれいでいいやー 再処理終わってみると、「紅・乱舞」というほど紅くないなぁ、ってなもんでタイトル変更。 イケメンでならしたオリオンさんの、真っ赤な戦服ってことで。 このモニタ(FlexScan S2411W)ももう10年目。 輝度も115cd/m2しか出なくなってるし、買い換え時だなぁ。。。

    2015年02月07日03時32分

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    takuro.n

    う~~~~~ん 確かに前の写真よりはだいぶ赤は抑えられましたが、これでも私の環境ではやはりだいぶ赤青が強く見えますが(^_^;) というかキャリブレーションもですがヒストグラムは確認しないんでしょうか? ガス雲の色なんて実際のところは分からないのは確かですが、だからこそバックグラウンドは光が無くナチュラルなはず、ということと、カメラを使って撮るときに出てくる色は3原色によって作られそれが等量であるとき白グレー黒のナチュラルになるという二つの大原則を守ってそのように調整したとき出てくる色を信じなければそれこそ色は自分の思うように恣意的に作り放題ということになってしまい、それはもう天体写真ではなく下手すればお絵描きということになってしまうと思います。 今回の2回の写真に関しては、このあたりは赤い散光星雲が一面に広がってるはず、という思い込みと、緑が出てきたらおかしい、という現実問題に囚われすぎて恣意的にカラーバランスを弄ってしまってる気がします。 しかし特に緑に関してはカラーバランスをとったときに出てくればそれはカブリや色ムラ、カラーノイズであり、それはカラーバランスで目立たないよう誤魔化すのではなく、その原因そのものを補正してやらなければならないものです。 逆にいえばそういうカブリや色ムラ、カラーノイズが何処にどのように出てしまってるかを正しく知るためにもまずはカラーバランスを正しく整えてやる必要があるということでもあります。 幸い天体写真ではヒストグラムは単純な山形になることがほとんどなので、RGB各山の頂点位置を合わせ込むことと、斜面、特に左斜面を正確に合わせ込むことでバックグラウンドがナチュラルになるという特性を活かしたカラーバランス調整がとても正確に決まりやすいという恩恵があるわけですから、こういう写野の場合でもまずはこういう天体写真なりの基本に則ったカラーバランス調整をしてみてはどうでしょうか(^^ゞ

    2015年02月08日11時29分

    HUQ

    HUQ

    一番よくわからないのが、RGBそれぞれのレンジ(ゲイン)の調整基準なんです。 ある1点をグレーに持っていくことはできますが、R,G,Bそれぞれのレンジを決める基準がありません。 映像素子の R:G:B 感度特性をそのまま是として、ある輝度においてグレーになるよう調整することは可能ですが、それが正しいとも思えず… 特に改造デジカメでは明らかにRが強く出ているわけで、なおさら映像素子の R・G・B それぞれのゲインをそのまま出力に反映するのが良いとは思えないのです。 ヒストグラムピークの左斜面の傾きが同じになるように調整、という方法は、やってることの意味は判るのですが、それをそのままやるとこうなります。 http://simhuq.sytes.net/astro/autoguide/RGB_gainOrg.jpg う~ん。。。

    2015年02月08日12時07分

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    takuro.n

    >RGBそれぞれのレンジ(ゲイン)の調整基準 それが上でも書いたRGB各山の頂点位置の合わせ込みであり、もっと単純な写野、星野写真であるとか系外銀河だったりする場合は各山の幅の合わせ込みだけでも必要十分なゲイン調整になります。 デジカメの撮像素子は解像感重視のためにそもそもRGGB、Gの感度が倍あるわけで、それを処理エンジンがゲイン調整してカラーバランスを出してるわけですが、改造機では近赤外域が赤として写る分当然Rの輝度も高くなり、結局ユーザーが自力で調整するしかありません。 しかし天体写真では幸いなことに高輝度部分がほとんど無く、情報量はほとんど低輝度部分に山形に積み上がっているために一番暗いバックグラウンドはナチュラルなはずという前提を利用すればその山の頂点位置を合わせ込めば自然にRGBそれぞれのゲインも合ってくるわけです。 ここで大事なのはノイズやカブリを徹底的に排除していくとヒストグラムの左斜面は真っ直ぐ切り立っていくということで、これが徹底されてるほど頂点位置の合わせ込みとの併用でのカラーバランスは正確になっていきます。 ですので実際の作業手順として現像コンポジット後、レベル調整とカブリ補正作業は同時に交互に繰り返しながら追い込んでいくことになるわけです。 ここで貼られてる画像拝見すると、左斜面の合わせ込みだけでゲイン調整となる頂点の合わせ込みはまったくなされてないのでこのように緑になってしまうのは当然です。 まずこのレベル調整画面でRGB各山の頂点位置を合わせ込み、そのままピークを表示のチェックを外して左斜面を合わせ込み、またチェックを入れてずれた頂点位置を合わせ込み、という作業を何度か繰り返してみてください。 この画像の場合カブリやムラもだいぶ残ってるので左斜面の下の方がだいぶ左に広がってしまって切り立ってはいないと思いますのでちょっと分かりにくいかもしれませんが、斜面真ん中から上の方はある程度傾斜も合ってくると思いますのでその部分で合わせ込めばいいです。 これだけで少なくとも鑑賞用途には十分なくらいカラーバランスは合わせ込めると思います。 そして同時にカブリや色ムラも存在がはっきりしてしまい、それをなんとか補正しなければならないと思うとがっくり疲れも出てしまうかもです(^◇^;)

    2015年02月08日15時32分

    HUQ

    HUQ

    ≪前提≫ ①R,G,Bそれぞれにおいて、同一輝度のピクセル数(ヒストグラム縦軸)が最大数の輝度(ヒストグラム横軸)が、バックグラウンドに相当する ②カブリが無いものとすると、バックグラウンドより暗い部分は、RGBが同じ傾きで減衰する ≪調整≫ 「最小値とレンジ」にチェックした状態にて、 ①R,G,Bのオフセット(最小値(I))を動かし、RGBのピークが同じ輝度(ヒストグラム横軸)になるようにする ②R,G,Bのゲイン(レンジ(X))を動かし、ピークから左側への斜面のカーブが平行になるようにする という理解で合っていますでしょうか? この理解で正しいとすると、 ・ヒストグラムにおいて、R,G,Bの最小値は必ずしも一致しない ・白飛びしてないとすると(輝星除く)、ヒストグラムから右側の傾きおよび最大値は一致しない。 ・オリオン下部のように多くの分子雲がありバックグラウンドが明示しにくい領域では、RGBピークの輝度も必ずしも一致するとは限らない(本当の意味でバックグラウンドの部分のピクセル数が少ないため) という理解も合っていますでしょうか?

    2015年02月08日18時23分

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    takuro.n

    前提の1 背景とランダムノイズの平均レベルがバックグラウンドだという意味ではその通りです。 前提の2 センサーのノイズ傾向にもよりますが、ほぼそのようになっていきます。 次に調整に関しては、ちょっとStellaImageのレベル調整を勘違いなのか理解しておられないところがあるかもしれません。 これはPhotoshop系などの純粋なレタッチソフトと天文用のStellaImageの最も大きな違いの一つなんですが、ヒストグラムの両側、左端と右端は、普通のレタッチソフトではそこから外はもうデータ保持されない領域で、例えば加算コンポジットでヒストグラムの右端を越えて飽和してしまった情報は取り戻すことは出来ないのに対し、StellaImageではヒストグラムを右に広げていくことで簡単に撮り戻すことが出来ることからわかるように、Photoshop系のヒストグラムにおける最小値と最大値はある意味絶対値なのに対し、StellaImageの最小値や最大値、そしてレンジなどは暫定値というか、だから調整中自由に範囲拡大や縮小しながら調整していけるわけですね。 ですからStellaImageにおけるレベル調整では最小値を固定しておかなければならないとか、レンジを狭めてしまってはいけないとか、そういう配慮は一切無用で、ヒストグラムの山の形を合わせ込んでいく際には極端にいえばRGBどのチャンネルでも最小値側でも最大値側でも自由に動かしてかまわないんです。 調整途中でどのように扱おうが最終的に保存前に輝度ヒストグラムとして全階調が左右の間に収まるようにしておけば階調が欠損することはありませんし、それを出来るだけ左右に遊びがないよう目一杯幅広くしておけば階調も狭くなって損なわれることはありません。 ただでさえ輝度も階調も足りない天体写真処理ではとても安心で使いやすい仕組みになってるわけですね。 以上のやり方を踏まえると、 調整1 最小値も最大値も動かして頂点位置を合わせ込む。 調整2 これも両方動かして合わせ込めるのでRGB各左斜面は平行ではなく重なるように合わせ込む。 ということになります。 最後の幾つか、まず最小値は必ずしも一致しない、に関しては、ノイズやカブリを完璧に無くすことが出来るなら一致させられますが、それが不可能である以上厳密には一致させることは出来ないということになると思います。 次に右側斜面の傾きはターゲットが散光星雲など色味のあるものであればあるほど当然のことながら一致しません。 ですのでそういう対象の場合は左右の斜面で幅を合わせ込むのではなく頂点位置と左斜面で合わせ込むことになります。 そしてこの写真のような写野ではRGB各山のピーク輝度が一致しないかどうかですが、これは厳密にはそうかもしれません。 しかし、上の方でも書いたようにヒストグラム上でのバックグラウンド位置というのは背景輝度とランダムノイズの平均レベルです。 ということは輝度ヒストグラムでの山の頂点より左は被写体の輝度情報はもうほぼ無く、ほとんどがランダムノイズなわけです。 ですのでコンポジットを重ねてSN比を良くしていくと、つまりノイズを減らしていくとこの山はやせ細っていきますが、これは特に左側のほとんどランダムノイズの部分が痩せていくからです。 これを考えると輝度ヒストグラムの山の頂点位置は必ずしも背景が見えてる部分のピクセル数だけで決まっているわけではないのではということになります。 勿論ランダムノイズの中にもRGBそれぞれの量の違いはあるでしょうから、厳密にはその範囲でもRGB各山の頂点位置に違いが出来ますが、逆にいえばコンポジットを重ねてランダムノイズを減らせば減らすほどその違いは減っていくということにもなるかと思います。 そしてなによりこういう写野ではこの方法しかある程度以上客観的にカラーバランスを追い込む方法がありません。 なぜならレタッチソフト流にスポイトツールであろうが最新のStellaImageふうにバックグラウンドと思われるある一定の範囲を指定する方法であろうがそれこそそこにカブリやノイズや極々淡い分子雲などが無いという保証は何処にもないからです。 なんか難しくてどう書いていいか私自身よく分かりきってないところもありますが、このようなことで回答になってますかどうか(^_^;) いずれにしても一度試してみられると、思った以上にうまく合わせ込めるように感じられると思います(^^ゞ

    2015年02月08日23時15分

    HUQ

    HUQ

    詳しい解説、誠にありがとうございます。 もう少しだけ、お付き合い戴けると幸いです。 RGBの3本のヒストグラムに対し、「ピーク位置と、左斜面の傾きをを合わせる」について、 ≪調整≫項で確認したかったことは、 「RGBのヒストグラムそれぞれで山の高さが異なるため、ピーク位置のX座標をピンポイントに合わせ、かつ左斜面の傾きを一致させた場合、山が高い色ほど、山の裾野では最小値が小さくなり、3本のヒストグラムは平行にはなるが、重なりはしないのではないか? という点です。 実際の操作で言えば、 ・「レンジ(X)」を操作して左斜面の傾きを合わせ(他色のヒストグラムの左斜面と重ね)、「最小値(I)」を操作してピーク位置を合わせ直すと、左斜面は多色に対し平行にはなるが、重なりはしない のではないでしょうか。 ヒストグラムを対数スケール表示(ステライメージの場合、X,Y両軸とも対数表示になるようです)させると、RGB各色の山の高さの違いが殆ど無視できるようになるため、見かけ上、3本のヒストグラムのピーク位置と左斜面が一致してみえるように調整することは可能です。 しかし、この状態でピークの右斜面を無視して、ピーク位置と左斜面を一致させると、下図のように緑が強くなってしまいます。 http://simhuq.sytes.net/astro/autoguide/ST001.jpg 対数スケールにおけるX軸方向のピークの幅をだいたい一致させ、左右の斜面の傾きの違いに目を瞑ると、なんとなくソレっぽい感じに調整できているように感じますが、これで正しいのかどうかイマイチよく判りません。(^^; http://simhuq.sytes.net/astro/autoguide/ST002.jpg

    2015年02月09日04時54分

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    takuro.n

    あうっ(>_<) リンク先の写真マジマジと見てて調整の仕方のところで肝心なことを一つ書き落としてたことに気が付きました(>_<) レベル調整ダイヤログで最小値とレンジにチェックを入れて表示をレンジにして使っておられますが、これだと最小値と完全に連動してしまって前に書いたようなStellaImageでのレベル調整の自由度が損なわれますし、そもそも最大値の調整にもなりませんのでこのチェックは外して表示を最小値と最大値にして使うのが基本です。 ここにチェックを入れて使うのは写真処理というよりもその画像の何らかの情報を調べたいとか何か試したいとかなどというときしかないのではと思います。 チェックを外して最小値と最大値のスライダーがそれぞれまったく独立して自由に動かせると各山の形は思いのままになります(^^ゞ ですので対数スケールも使いません。 そしてピーク表示させると確かに普通はRGBそれぞれの高さはバラバラです。 特にRなどピークが双子山状態であることも珍しくありません。 ここでは想像力とノイズやカブリなどの補正技術が大事です。 最初まだカブリ補正もしていない状態では左斜面も一致する部分が少ないですが、まずピーク表示させずに最小値位置ではなく傾斜全体を見て合う部分を合わせます。 次にピーク表示させて各山の形を見てピーク位置を横軸上の同じ位置に持っていきます。 頂点が双子山状態の場合は左右の傾斜からピークがどのあたりであるか想像して合わせます。 この時にレンジ表示にしてあると確かに出来ないですが、チェックを外して最大値表示にすれば難無く出来ます。 それでは規則性もなにも無くなるのではと思うかもしれませんが、ピーク位置と左斜面を合わせると右斜面も自動的に決まり、右斜面のみ自由に幅を広げたり狭めたりといったことは出来ませんので心配ありません。 最初はある程度暫定的に合わせておき、その状態でカブリを見て補正し、補正するとカラーバランスは変わるのでまた合わせ込むことによって左斜面がより正確に合わせられるようになり、ということを繰り返していくわけですね(^^ゞ このように左斜面の合わせ込みはカブリが無くなるにつれて正確度を増していきますが、ピーク位置についてはどこまで行っても想像力が必要な場合も多いです。 そしてこの想像力を正確に磨くためにはある程度キャリブレーションされたモニターを使うことも大事かなと思います。 最終的にこのくらいが限度かなというところまでやったらそこで初めて本当の最小値と最大値を決めて保存するわけですが、最小値側はこれも色々議論のあるところではありますが、輝度ヒストグラムの左端より30くらい余裕を持たせた、つまり30くらいマイナス側に振ったところにするのが現在では一般的かなと思います。 もっと余裕を持たせた方が後々やりやすい作業もあるんですが、階調幅を少しでも広く持っておきたいこととバックグラウンドのグレー濃度的にこのあたりという感じで決められてるんだと思います。 最大値側はピクセル情報を読むツールを使って輝星中心など読み、一番輝度の高い部分が必ず左端に入ってるようにします。 まあこれは普通のことと思います。 このようにStellaImageでは最終的に自分で最小値と最大値を決められるので、途中で最小値を一致させておかなくてはとかレンジ幅を維持しておかなくてはなどということに意味はないわけですね。 というわけで、最小値とレンジのチェックを外してもう一度やってみてください(^_^;)

    2015年02月09日12時23分

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    takuro.n

    またまた一つ説明不足な部分が(>_<) 保存前の最小値設定で30くらいマイナス側にというところの30というのはJPEG保存の場合の階調255の中でという意味ですので、TIFFやFITSで保存する場合は最小値と最大値の幅の中でそのくらいの割合というふうに読み替えてください(>_<)

    2015年02月09日13時12分

    HUQ

    HUQ

    うーん…教わったことを実戦すべく、色々試しているのですが… http://simhuq.sytes.net/astro/autoguide/ST003.jpg たとえばR,G,Bのヒストグラムがこのようになっているとき、どう合わせ込むのでしょう。 上図では、R,G,B の左斜面の傾きがだいたい同じぐらいになっています。 R,G,Bの高さが違うため、「最小値とレンジ」のチェックをしようがしまいが、最小値-最大値間の幅を変えれば、必然的に左斜面の傾きは変わります。 幅を裾野に合わせれば、必然的に高い山ほど左斜面の傾斜は大きくなり、左斜面同士が重なることはありません。 山の高さが違う=各山のピーク位置の縦軸座標が異なる、ということですから、 山の高さを揃える処理をしない限り、左斜面とピーク位置の両方を重ねることはできない、と思うのですが… 唯一の例外は、各山の左斜面が完全に垂直絶壁になっているとき。(すなわちカブリが皆無の場合) この場合は、ピーク位置の横座標と、左斜面の傾き(すなわち縦一直線)の両方を同時に重ねることができます。 つまり、各山の左斜面が絶壁になるように R,G,B 毎のヒストグラムを調整した後、重ねる、ということなのでしょうか。

    2015年02月14日00時28分

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    takuro.n

    えと、まずRGB各山の高さを揃える必要はありません。 最も面積の広いバックグラウンドはナチュラルグレーであるという天体写真独特の前提を使ってカラーバランスを合わせるわけですからナチュラルになるところはRGB各山の頂点位置が横軸、つまり輝度レベルが同じところであればよく、それをRGBそれぞれのピクセル数が一番多いところで決めるというだけで、高さそのものにはあまり意味はありません。 こういう山形のグラフを見ると一見高さが明るさを表してるかのように感じますが、ヒストグラムでは横軸が明るさですのでこれが同じであればいいわけで、ピクセル数が違ってもトータルでその輝度部分が一番多いところがRGBそれぞれバックグラウンドに当たる部分になるわけです。 そしてこの高さの違いですが、ほとんどはノイズによるものです。 デジカメの場合はRGGBでGの受光素子が倍多いためにノイズもグリーン系が出やすく、少なくともCANON機の場合は山の高さはGが一番高くなります。 次に合わせ込む左斜面ですが裾の部分まで傾斜が一致することはまず有り得ません。 ここまで一致させようと思えばカブリを完全に無くすなどという出来るはずもないことをやらなければなりません。 左斜面あたりはほとんどノイズ、そしてカブリの影響で傾斜が決まってるわけですが、ということはカブリの影響を正しく除去するほどノイズだけの傾斜になることになります。 そしてRGBそれぞれのノイズは量は違えどその増加率はだいたい同じですから、カブリの影響が無くなるとそれぞれの傾斜角は一致してくるわけですね。 ですのでカブリ補正がうまく出来ていればいるほど左斜面の合わせ込みは正確に出来ることになります。 カブリ補正は明るい部分の方が気が付きやすく補正しやすく、逆に暗いところは分かりにくく残ってしまいがちですので、やっていくとたいていは左斜面の真ん中あたりが合ってきて一番裾の方はたいてい最後まで傾斜の違いが残ってしまうということになります。 ですので前にも書きましたが傾斜を合わせるときはピーク表示は外して斜面を拡大表示した方が分かりやすく、ピーク表示でのピーク位置合わせと交互にやって追い込んでいくわけです。 合わせ込むのは横軸上でのヒストグラムの頂点位置と左斜面です。 これでRGBそれぞれバックグラウンドに当たる位置を合わせ、かつRGBそれぞれのヒストグラム横軸全体にわたるレンジ幅を合わせ込んでるわけです。 っということを上にも書いてきたつもりだったんですが、なぜヒストグラムの縦軸にこだわられるのかがよく分かりません。 大事なのは輝度とレンジ幅であってピクセル数などではありません。 何か思い違い、勘違いがあるように思います。 ヒストグラム上のピークはたんに横軸上でその位置を一致させるための目印とでも思えばよく、縦軸上での位置を一致させる必要は全く無いんです。 例えて言えばカラーバランスを合わせ込む前のヒストグラム上でGのピーク位置は左から約1/3のところにあってそこには5の明るさのピクセルが150個あるとします(便宜的にここを750のところとします)。 その時Rのピーク位置はもっと右の1000のところにあって10の明るさのピクセルが100個あるとします。 同じくBのピーク位置は逆にもっと左の490くらいのところにあって7の明るさのピクセルが70個あるとします。 やりたいことはこの横軸上でのそれぞれ490、750、1000を例えば全部750の位置に合わせるということで、これをレベル調整では単純にいえば1ピクセルの明るさを変えることで行いピクセル数を変えることでは行わないわけです。 1ピクセルの明るさを変えることでトータルの輝度が同じになればいい、つまりRの1ピクセルの明るさを10から7.5に落とし、Bの1ピクセルの明るさを7から14に上げる。 これがレベル調整でやっていることで、ヒストグラムの各山の頂点位置を合わせ込むことでこれがなされるわけですね。 この時ピクセル数はレンジ幅が変わることである程度変化しますが、積極的に変えているわけではない、これを変えて輝度を調整しているわけではないということです。 つまり、ピクセル数、イコールヒストグラム上でのRGB各山の高さの違いを気にする必要は無いということになるわけです。 何か長々書いてて私も何を書いて何を書いてないか分からなくなってきましたが、この説明でどうでしょうか(^_^;)

    2015年02月15日02時27分

    HUQ

    HUQ

    ご説明、ありがとうございます。 お付き合いぐださり、本当に感謝しております。 互いに少々誤解があるようです。 RGB各山のピークの縦軸座標を合わせることが目的ではない - というか、そもそも合わせようが無い - ことは、理解しているつもりです。(上から5つめのコメントの ≪前提≫①に記載した内容で理解しております。) おそらく、誤解は「左斜面を合わせた」状態の認識のズレだと思います。 「左斜面を合わせた状態」とは、「(理想上は)左斜面上にある点全てが、R/G/Bで重なっている状態」である、と認識していました。 残存カブリの影響により、左斜面裾野は合いにくい。左斜面の上のほうは合わせやすい。ともご教示戴いたので、特に「左斜面のピークに近い部分(から山の中腹ぐらいまで)の曲線が、RGB 重なるようにせねばならない」と理解したのです。 違うのですね? 今回頂いたコメントと、これまでご教示戴いた内容から推測するに、合わせるべきは「2つの点」で、 ①RGB 各山のピークの X 座標を一致させる ②RGB 各山の左斜面中腹上の点の X,Y 座標を完全一致させる  (ピーク非表示にしたとき、グラフ上辺と R,G,Bの左斜面が1点で交わった状態) この2つのポイントを一致させる、という意味なのですね? その状態を作ってみました。 以下2つのスクリーンショットは、上記①、②を共に満たす状態に調整したスクリーンショットにおいて、ピーク表示のチェックを有りと無しにして撮ったものです。 <ピーク表示 - ①が合っていることを確認> http://simhuq.sytes.net/astro/SI/2-2.jpg <ピーク非表示 - ②が合っていることを確認> http://simhuq.sytes.net/astro/SI/2-1.jpg

    2015年02月16日11時52分

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    takuro.n

    それでOKです(^。^) 左斜面のどの部分を合わせるかという点に関して説明が足りず、迷わせてしまったようですみませんでした(^_^;) 裾の部分はカブリは完全には取れないのでどうしてもずれますし、ピークはピクセル数の違いによってそもそもRとBはGほど高さもありませんので結局合わせ込むべきは中腹からカブリ補正がうまくいっているほど裾近くにかけてということなので、ピーク表示では分かりにくいのでこの時はそのチェックを外して合わせるということなわけですが、そういうことをなんとかわかりやすくと思って色々たくさん書いてるうちに自分でも何を書いて何を書いてないか分からなくなってました(^_^;) リンク先拝見するとどちらもとても適切に出来ており、ピーク位置合わせでバックグラウンドのナチュラルが、つまりグレーバランスが正確に取られ、それと合わせた左斜面の合わせ込みでRGB各レンジ幅が適切に調整されてトータルでのカラーバランスがうまく取られ、燃える木のクリーム色や大星雲周辺の青まで非常に色味豊かに表現されてると思います(^^ゞ このレベル調整はコンポジット後カブリ補正や周辺減光補正をしてる間中、何か一つ調整する度に合わせ直すのが正しいですので、この作業中は何度も何度も繰り返すことになりますし、そのあとも色彩強調マスク使ったりPhotoshop系のマスク処理で単独の色を強調したりした場合、右斜面は対象によって大きく変わってきたりします。 それに引きずられてピーク位置が動いてしまうことも多々ありますので、全てのレタッチ作業が終わったら最後にもう一度合わせることでバックグラウンドをナチュラルに保つことが出来ます。 まあレタッチは個性の部分でもありますので最後の確認はそこまで厳密でなくてもいいような気がしてますが、モニターの精度によっては自分の目では気が付かなくても結構狂ってて、こういうところに上げてみたらナチュラルに見えなかったなどということもよくありますので、ある程度は確認しておくのが安全と思います。 ということでほんと長くなってしまいましたがうまく使ってみて下さい(^^ゞ

    2015年02月16日19時05分

    HUQ

    HUQ

    本当に長い時間を私のために割いてくださり、ありがとうございました! おかげで天体画像処理の基礎中の基礎を、やっと正しく理解することができました。

    2015年02月17日00時04分

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