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アレイ星雲試写

アレイ星雲試写

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    B

    家を出たのが9時半近く、コンビニに寄ったりして最近では試験でしか行かない撮影地に着いたのが11時前。 その時点ではまだ雲が流れていて、様子を見ながらゆっくり設営。 そうするうちに雲も少なくなってきたので何とかなるかと、まずはこの鏡筒は星に向けるのが初めてなのでバランスがどの程度で取れるかの確認やファインダーを調整。 その後レデューサ焦点のピント出しと試し撮り、直焦点のピント出しと試し撮りと進め、この時点であるパーツを使うとゴーストが出ることが判明。 このパーツは後で専用のつや消しの黒い塗料で何とか

    コメント17件

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    takuro.n

    するとして、残るは今まで主に使っていた望遠鏡より暗い鏡筒なのでより長い露出をかけるのに今まで使っていたガイド鏡でのオートガイドが通用するかどうか、万が一精度が足りない場合のために一応焦点距離を伸ばすバローレンズというものも用意して行ってましたが、それでも駄目ならガイド方法を根本的に変え、オフアキシスガイドというまた違うシステムに組み替えねばならず、梅雨明けに間に合うかどうか微妙になるので結構真剣(^_^;) 今までのガイド鏡でガイド出来るよう、システムが重くなるのは承知の上で高いパーツを揃えて頑丈に組んできたので、もし駄目だったらちとショックが・・・ などと思いながら、本番と同じように撮影してみるための対象として選んだのが今回の写真のアレイ星雲です(^^ゞ 撮影場所が近場のために大阪の光害が大きく残り、普段撮っている散光星雲だと淡くて時間がかかりすぎ、さすがに厳しいと思われたため、こういう場所でもある程度写りやすい惑星状星雲と呼ばれる星が爆発した後の姿のガス雲で、もっと小さいものがほとんどの中で一つだけ際だって大きく、この焦点距離でもぎりぎり面白く撮れるであろう対象として選んでみました。 さてこれを8分8枚でセットして撮影を開始し、後はこの時間あたりから綺麗に晴れてきた星空の下で久しぶりにのんびりし、明るい流星も幾つも見、やはりこういう時間を持たないと駄目だと再認識(^^ゞ その後ダークを4枚撮ったりしているうちに薄明の時間になり撤収。 帰りは1時間でやはり近場は楽ですね(^_^;) さて肝心の画像ですが、開いてみてホッとしたのは今までの短焦点屈折望遠鏡と同じガイドシステムでも十分ガイド出来ているのが確認出来たこと(^。^) 他にも画像から分かったことはたくさんあるんですが、逆に一番びっくりしたのが星像の大きさ(‥;) 本来屈折鏡筒より鋭い星像になってくれるべき反射望遠鏡なんですが、なんか星に芯がなくてぼってり大きい・・・・(--;) ピント外したかなとかしばらく考えてハタと思い出したのが温度順応。 カメラレンズでも高くて性能の良い蛍石を使ったものなどは温度によってピントが変わるなどと聞いたことがある人もおられると思いますが、反射望遠鏡の場合はその主鏡がカメラレンズや屈折望遠鏡より分厚く大きい場合が多く、これが外気温に馴染んで安定してくれないとピントを合わせたつもりでも芯のないぼやけた感じに写るわけです(^_^;) 今回鏡筒を開けたのが11時半過ぎでこの写真の撮影を開始したのが1時半。 つまりこの口径になると2時間では温度順応しきらなかったということが考えられ、今までそういう心配のほとんど無い鏡筒を使っていてコロッと忘れてました(^_^;) まあ他にも幾つも改良の余地も見つかりましたが、これを気をつければなんとか使い物になるかなと分かったのは大きな収穫でした(^^ゞ ということは今まで以上に何時間も早く現地入りし、鏡筒を開けて待たなければならないわけで、まあ大変になったと言えば大変ですが(^_^;) それでもこのくらい写ってくれれば透明感のあるちょっと緑がかった青と赤の対比の美しいガス雲が宇宙空間にぽっかり浮かんでいる感じが見て取れるでしょうか(^^ゞ GS-200RC直焦点1600ミリF8にAstro60Dをつけ、ISO1600で2012/6/29の1時半から8分露出で撮った8枚を、RAP2でフラット無しのダーク減算後CameraRaw6、StellaImage、PhotoshopCS5と通して処理。 忘れてましたが、中央に入れ損なって左側をちょっとトリミングしてますので、1700~1800ミリ相当の画角になってると思います(^_^;)

    2012年06月30日17時33分

    此花

    此花

    長焦点ならではの対象ですね^^ とりあえず今検討している望遠鏡は反射式なのですが光軸、温度といいなかなか大変そうですね… やっぱり屈折式が無難でしょうかね。 でも今ある機材を使いこなさないと…^^;

    2012年06月30日18時20分

    yoshimpc

    yoshimpc

    試写でも充分すごいですね。これまで何故これがアレイ?と思っていましたが、 中央部の濃いところが確かにアレイに見えますね。真ん中の白い点はもしかして 爆発の名残の中性子星?か何かかと思って調べてみたら、白色矮星なんですね。 超新星爆発じゃないんですね。太陽もいずれこうなるということで、いろいろと 感慨深いです。

    2012年06月30日18時30分

    Em7

    Em7

    宇宙に浮かぶクラゲの様ですね~ (^^) お久しぶりです! ひとつ前の機材の写真、凄いですね。(@_@) 温度になじませる。。。考えた事ないです。^^;

    2012年06月30日18時33分

    ウェザー・リポート

    ウェザー・リポート

    いつも素晴らしい写真をみせていただきありがとうございます。 美しいです。

    2012年06月30日20時02分

    さいおと

    さいおと

    透明感のある赤と青が綺麗に出てますねぇ。 これがアレイ星雲なんですね。 星も勉強しないと。

    2012年06月30日23時09分

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    takuro.n

    此花さん、ありがとうございます(^^ゞ あれだけの赤道儀を買ってしまったらやはり望遠鏡も載せたくなりますね(^○^) ただ、望遠鏡も使用用途によって選択肢は全く変わります。 眼視がメインなのか撮影鏡筒としてなのか、主な対象は何かというあたりは最低限押さえておかないと高くて大きい買い物なので後から何本か買い増しというのは難しいです。 特に撮影用途に明るい反射望遠鏡となると光軸などいったんはまると難しいです(^_^;) まあそれも含めて楽しめると一番ですが、いったん買ったら気に入らないからといってカメラレンズのように簡単に下取りにして買い換えというわけにもいきませんので、時間をかけて選ばれるのがいいと思います(^^ゞ

    2012年07月01日02時21分

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    takuro.n

    yoshi-tamさん、ありがとうございます(^^ゞ そうですね、感覚的に分かりやすいようにと思って爆発と書いてしまいましたが、実際は爆発までする星の方がはるかに少なく、今回の場合はエネルギーを使い果たして重力を支えきれずつぶれ、収縮していく過程で放出されたガスが星の周りを丸く取り巻いていると書くのが正確でした(^_^;) 新星、超新星爆発の跡ならもっと広範囲にガスが吹き飛ばされて、レムナント、超新星残骸などとして知られるガス雲になりますもんね~ それにしてもよく調べられましたね(^。^) 個人的には長焦点になることでこういう対象も少し撮れるようになったのがうれしいんです(^^ゞ

    2012年07月01日02時28分

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    takuro.n

    Em7さん、大変ご無沙汰しましたm(__)m クラゲのように見える星雲は結構たくさんあり、通称もクラゲ星雲、小クラゲ星雲と呼ばれるものが他にあります(^^ゞ それらもそのうち上げられるような写真が撮れればと思ってますが、なんせこの趣味は撮ることそのものが滅多に出来ないのでいつになる事やら(^_^;) 機材は前々からもっと長焦点でも撮りたいと思ってたんですが、今回しばらく撮りに出られない期間があってその間に踏ん切りが付きました(^^ゞ まあ長焦点になればなるほど色々敷居も高くなって、成功率や撮れる数そのものも少なくなりますので、数たくさん撮りたいなどと思うととても導入出来ませんでしたが、長焦点で撮影対象に入ってくる星雲達を思うと抑えきれませんでした(^◇^;) 温度を馴染ませるというのは特に星の写真では相手が完全な点光源ですので、違いがもろに分かってしまうんです(^_^;) 1枚の写真撮るのにますます手間暇かかるようになってしまいましたが、なんとか使いこなしたいものと(^_^;)

    2012年07月01日02時38分

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    takuro.n

    Kircheissさん、ありがとうございます(^^ゞ まあ今回の対象は試写のため半分で選びましたし、この焦点距離でもまだまだ小さくしか撮れないので迫力は出ませんが、宇宙全体を見れば当然小さい対象ほど数も多くなり、今まで以上に選択肢が多くなりましたので、そのうちこの焦点距離にふさわしいものを画面いっぱいに迫力ある姿でお見せ出来ればと思いますが、まだ準備改良しなければならない部分も幾つもあり、ほんとに納得いく写真を撮れるようになるのは正直夏に間に合うかどうか微妙なところもあります(^_^;) でも、せっかく買った鏡筒でもあり、またポテンシャルもこんなものではないはずなので、なんとかより美しい一枚をお見せ出来るようになりたいものと(^^ゞ

    2012年07月01日02時59分

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    takuro.n

    さいおとさん、ありがとうございます(^^ゞ これは試験のために近場の撮影地、大阪からも1時間ちょっとで光害も多く残るところで撮ったので、じつはこれほど色が綺麗に出ると期待はしてなかったんですが、結構明るい対象で短時間でもよく写ってくれることと、やはり改造機の威力でここまで写ってくれました(^^ゞ まあこういう星雲まで最初から覚える必要もないですが、でも、例えば地上風景を撮るとき、やはり名所とか、有名撮影地ってありますよね。 星空だって同じで、この季節この時間ならこれが昇ってきていて、この焦点距離だとこういう感じに切り撮れるな、などと考えられるようになると楽しいものです(^^ゞ 星の写真は撮れるチャンスそのものが少ないので、撮れない間はそういう撮影計画立てて楽しんだりもしますので、何か星図ソフトを入れてみるのも楽しいかもしれませんね(^。^)

    2012年07月01日03時13分

    shun_photo

    shun_photo

    長焦点のすばらしい写真、いいですね。 アレイ星雲の綺麗な色が本当に綺麗に出ています。 私はPhotoshopでちまちまずれがないようにピクセル合成していましたが、 StellaImageもやはり買ったほうがよさそうですね^^

    2012年07月01日04時13分

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    takuro.n

    shun_gさん、ありがとうございます(^^ゞ この星雲は透明感と色味の対比が美しい部分ですので、ほんとはちゃんと遠征してもっと空の綺麗な所で撮った方がより繊細に写ると思いますが、今回は光害の多い近場での試験撮影でもこれだけ写ってくれてホッとしてます(^_^;) 画像処理に関してですが、天体写真となるとやはりStellaImageが最も使いやすく、専門の処理が一通り出来るし覚えられることでお勧めですが、一つ問題があって、大きくずれた画像のコンポジットは苦手なんです。 やはりあくまで赤道儀で同じ写野を撮って、使う赤道儀の精度にもよりますが、そのズレが数ピクセルから数十ピクセル以内に収まっている場合に初めて半自動でも綺麗に重ねてくれます。 コンポジットは天体写真処理の第一歩とも呼べるものですので、ここらへんに赤道儀使用が前提という敷居があるように感じます。 現在固定撮影で撮られているのならPhotoshopの方が使いやすい面もあるということですし、もう一つRAW現像に関してもStellaImageはちょっとおとなしい現像で、Photoshopの方が色鮮やかな現像をしてくれます。 これは現像時に色味を調整すれば同じに出来るというものでなく、やはりソフトによる違いとしてはっきり出てしまいますので、StellaImageを買われるのであれば先に赤道儀、あるいはどうに購入というのが最も効果的とは思います(^_^;)

    2012年07月01日13時56分

    y_numajiri

    y_numajiri

    長焦点の光学系は、使いこなすのが大変だと思いますが、さすがですね。 惑星状星雲や銀河など、小さめの対象には威力を発揮するでしょうから、今後の作品を楽しみにしています。 個人的には、長焦点や大口径は、観測所を持っている人には太刀打ちできないので、手を出さない方向です。 一番撮影したい対象が彗星、しかも比較的明るくて見栄えがする彗星ですので、必要性が少ないという面もあります。 MT-160+コレクターレンズで、f1,330mm F8.3になるので、自分としてはこれが上限ですね。

    2012年07月02日20時00分

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    takuro.n

    y_numajiriさん、ありがとうございます(^^ゞ 今までの短焦点屈折の焦点距離からこれにするには結構思い切りいりました(^_^;) 以前から例えばバブル星雲やクレセント星雲など、小さめでも造形の美しい散光星雲も画面いっぱいに写し出してみたいとはずっと思ってましたし、あわよくば今までだと撮る対象の無くなってしまってた春にも撮れる鏡筒が欲しいなとずっと思ってたんですが、さすがにこの焦点距離を使いこなせるか今一歩自信がなく、散光星雲だけならR200SSでもいいしななどとも考えてたんですが、しばらく体調を崩してる間にやはり自分の撮りたいものを撮りたい、赤道儀はこれ以上大きなものは無理だからそれ用に少しは余力のある鏡筒をと思って買ってしまいました(^^ゞ 鏡筒だけなら6キロくらいの軽いものなんですが、念には念を入れて組んでいくうちに結局お値段も重さも倍くらいになってしまいましたが、おかげさまで心配の一つであったガイドはうまくいくようでホッとしてます(^_^;) それにしても、実は私は昔使っていた鏡筒も屈折なら、今撮影鏡筒として使っているのも屈折で、じつは反射鏡等を自分で持つのは初めてで、温度順応のことは知識としては当然知っていても今回はコロッと忘れていて、最初画像を開いたときの星像の大きさには正直びっくりしました(^_^;) まあこのシステムを組むに当たって今までより強力なヒーターを主鏡セル外側とフード内側に仕込みましたので、もしかするとこれが鏡筒内気流を乱してる可能性もあり、次回は付ける場所を変えてみようとは思ってますが、20センチだとやはり基本的には2時間では温度順応は済まないですね(^_^;) ちなみにy_numajiriさんはMT-160持ち出すときはどのくらい時間かけておられますか?

    2012年07月02日23時07分

    y_numajiri

    y_numajiri

    そうですか、初めて持たれた反射鏡筒ですか。 と言っても、私が好んで使っているニュートン式反射とは、結構違いそうですね。 MT-160にはレデューサーを付けて、f776mm F4.8の構成で使うことが多いです。 このくらいの焦点距離なら、あまり温度順応や筒内気流の影響は大きくないようなので、ほとんど気にせず使っています。 明るいうちに組み立てたら、薄明終了までには概ね馴染んでいますし、暗くなってから組み立てる場合でも、セッティングが完了するまでには結構時間があるので、それで十分なようですね。 ただ、鏡筒の位置を東西入れ替えた場合や、気温が大きく変わった場合には、ピント変動があるので、要注意です。 1,330mmで撮る時は、温度順応よりも風が問題ですね。 風がほとんどない好条件でないと、まともな星像にならないので、なかなか機会がないです。

    2012年07月03日00時11分

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    takuro.n

    y_numajiriさん なるほど、口径だけでなく焦点距離や反射形式も考えると比較はそんなに簡単ではないですね(^_^;) ただ、中央掩蔽率の少なめなニュートンに比べて掩蔽率の大きめなこのRCでは解像度やコントラストが低いと思われ、その分もしっかり順応させて星像を鋭くしないといけないかなという感じはしてます。 月惑星など解像感の必要な対象なら私もニュートンやマクストフニュートンを選んだでしょうが、私の場合やはり主たる対象は散光星雲なので、長時間露出時の風の影響なども鏡筒が短い分有利かなとも思いますが、そうなるとフードの長さが問題ですね(^_^;) これもあまり影響が大きいようなら少し長さを短くすることも考えておかなければ(^_^;)

    2012年07月03日03時48分

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