日々の残飯
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思えば、僕の子供時代というのが、この団地や公園が子供たちでいちばん賑わった時代だったのかもしれない。 遊び相手の人数が多ければ広場で野球かサッカーをした。人が集まらなければ、それなりに遊びを工夫した。ポコペン、缶蹴り、どろけい(あるいは“けいどろ”)、Sケン、はさみオニ、だるまさんがころんだ、手つなぎオニ、高オニ、十字オニ…。それらの遊びが口承として上の子供から下の年代へとつながっていた。 もちろん、テレビゲーム出現以前のことなので、今とは遊び方のスタイルは違えど、遊びのネタには困ったことなどなかった。