yoshi.s
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正面に立ってみた。 旅館というよりも、武家屋敷を思わせる風格のある門だ。 屋根瓦が新しい。陽に輝いている。 門には門扉がなく中が見える。しかし門の横にくぐり門があるので、昔は門扉があったのかもしれない。 門から奥に向かって石畳が敷きつめられ、その先に玄関がみえる。石畳の両袖は庭になっているようだが、門の外からは見えない。ただ、くぐり門から庭の一部が垣間見える。 この街の昔が偲べる老舗旅館だ。 「ご免!」と言って玄関に入って行く両刀を差した自分を夢想した。 *エピローグを下に。
エピローグ 温泉(ゆ)に入りに来た湯本の町だが、思いもかけず、この街の歴史の断片に触れた。そして見知らぬことどもに心がときめいた。 考えてみれば、どんな町にも、そこに人が住んでいる限りは歴史がある。その歴史がエキサイティングであるかどうかは別として、そこに住んだ人々の、日々の営みはあったのだ。その痕跡が断片的であるにせよ、今も残っているのはうれしい。見知らぬ町の見知らぬ人々の生きた温もりを感じることができるからだ。遠い外国の町で感じるあのめくるめくときめきと、隣り町の見知らぬ歴史を知ったときのときめきは、本質的に変わることはない。 心がけよう。目を開け続けていること、耳を澄ましていることを。 いつでも五感を磨いていよう。好奇心を持ち続けるために。 人類は好奇心によって進歩したのだもの。
2021年10月10日11時28分
全国各地に温泉地は沢山在って遠い昔 からの歴史ある建物が日々の暮らしをも 連綿と繋いでいることに感謝です。 同じようなモノを新しく造ることは 難しくなっているようです。そして 年月が作り出す風情は短時間では叶い ません。見て触れて使って大切に 遺してほしいものです。記憶も記録も 大事にしたいものです。
2021年10月10日14時25分
楓花さん ねえ。私も中を見てみたい。 せめてWeb siteでどうぞ。 http://www.syouhakukan.com/facility.html
2021年10月10日15時40分
はなてふ
入ってみたくなりますね(^.^)
2021年10月09日20時19分