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バラ星雲

バラ星雲

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    ここ数日ちょっと忙しくてじつは前の新月期に撮ってきてあった写真の処理が出来ず、ラブジョイ彗星、ふたご座流星群と旬のあるイベントの写真を先に上げてしまった後じつはラブジョイ彗星と一緒に撮ってきたものを上げるのが遅くなってしまいましたが、今夜やっと一段落つき、気になりまくってた処理、やっと一つ手を付けることが出来ました(^^ゞ まずはなんと4枚も前の12月3日未明のラブジョイ彗星写真と同じ晩に撮ってきたバラ星雲です(^_^;) オリオンももう明け方には沈みゆくこの時期の代表的な散光星雲でもあり、ここのとこ

    コメント19件

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    takuro.n

    ろ何人かの方が撮っておられるのを見たり、ちょうど彗星撮影と同じ鏡筒で撮れるということもあって久しぶりに狙ってみてたわけです(^。^) しかし毎度同じ撮り方では面白くなく、今回は以前からカメラレンズでの撮影で感じている低感度の方が色乗りや滑らかさが良くなるというのを望遠鏡でも試してみたく、450ミリF5.3の鏡筒で今まで使っていたISO1600ではなく一段落としてISO800で撮ってみました。 まあこの鏡筒で初めてその感度で撮ったのでフラットも新しく撮らなくてはならなかったんですが、その時間がなかなか取れなかったので処理が遅くなったというわけですね(^◇^;) その結果、勿論その時の空の状況等もあるでしょうが、今までに比べて明らかに色乗り豊かな元画像が得られた気がしますので、処理もそれに準じて色味重視で一気呵成に仕上げてみました(^◇^;) 細かいことをいえばガイドもちょっと流れてたり、この鏡筒を使うときいつも気になる周辺のスケアリングエラーもやはり出てたりはしますが、目的とした色味の微妙な階調はある程度出せたのかなと(^^ゞ よくよく見ると色味のある部分の回りにもモヤモヤと淡いガス雲が広がってるようで、特に上と左に赤いガスが伸びているのは左上の方にあるクリスマス星団周辺の散光星雲群に繋がっていきます。 そして最後に悩んだのが新しい星が生まれようとしている場所といわれるグロビュールと呼ばれる黒っぽい裂け目のようなところ。 ここはもっと黒っぽく落ち込んだようにクッキリ見せた方が迫力も出ます。 まずはこれをシャープ処理で出そうと試行錯誤してみましたが、暗い部分なのでこの輝度に対してだけしきい値を設定してみてもどうしても暗部のノイズなども浮きだしてきてしまって納得いかずに没。 次にコントラストで見せようとするとこれは当然周辺の淡いガス雲が消えてしまうのでこれまた没。 幾つか試行錯誤したあげくにこれはやはり何を重視するか取捨選択の問題なんだと。 いずれにしてもこの時期シンチレーションと呼ばれる大気の揺らぎも大きく、元データそのものが少し甘くなってしまってるのだから階調性を重視して仕上げるならこれはこのままが一番自然だと自分を納得させて無理に触らないことに(^◇^;) 東天低い彗星を撮るために南に相当光害のある撮影地で撮ったものとしては充分美しい一枚に仕上がったのではないかと思うことに(^○^) FSQ-85ED直焦点450ミリF5.3にAstro60Dをつけ、ISO800で2013/12/3の2時12分から撮った13分露出8枚を、RAP2、CameraRaw7、StellaImage7、CS6と通して処理。

    2013年12月24日03時14分

    CarpeDiem

    CarpeDiem

    直焦点450ミリの焦点距離でこれだけ大きく写るんですね~ 大きな星雲なんですね^^ 夜空にバラとは綺麗ですね!!

    2013年12月24日09時48分

    AYATSU

    AYATSU

    久々にtakuro.nさんの写真見れた^^ やっぱり綺麗ですね~ バラ星雲、昔から好きなんですよ^^

    2013年12月24日13時45分

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    takuro.n

    sagitさん、ありがとうございます(^^ゞ 多くの星雲に見た目なりの愛称がありますが、これはその中でも言い得て妙といえるような一つですね(^。^) 私はどちらかといえば柔らかく優しい描写が好きなんですが、もっとコントラスト上げて濃淡クッキリさせていくとよりバラの花びらが重なってる感じにさえ見えてきて、そのような表現にされる方の方が多いかもしれません(^^ゞ そして確かに、大きいですね(^○^) 長辺の直径だけ単純に比較すればアンドロメダよりは小さくオリオンの大星雲よりは大きいといった感じですから、明るく写りやすい星雲の中ではトップクラスに大きいものの一つで、多くの人が何度も撮りたくなる撮りやすく美しい星雲です(^。^)

    2013年12月24日15時16分

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    takuro.n

    AYATSUさん、ありがとうございます(^^ゞ 私が撮りに行く回数は平均すれば月1~2回です(^_^;) これでも天体写真やってる人の中では多い方かもしれませんが、1回に撮ってこれる対象はカメラ2台使ってもせいぜい3~5個くらい(^_^;) つまり一月に上げられる写真は多くても10枚にはならず、少なければ3枚、平均して6枚あるかどうかです(^_^;) それに1枚1枚処理にも相当時間かかりますので忙しくてまとまった時間が取れなければその分も間が空いてしまいます(^_^;) まあ今回は忙しかったのでフラットが撮れなかったのが処理を始められなかった原因ですが、しかし元画像が想像以上に良かったので始めてしまえば楽でした(^^ゞ 赤い散光星雲の光は基本的にHα輝線と呼ばれる近赤外域の波長なんですが、やはり個体差はあり、もっと眼視光の赤に近い色も多く含んでいる対象もあれば、そういう光がほとんどなくて近赤外域の中でも赤外域に近い部分の光を多く含んでいる対象など様々です。 昔フィルムで撮れたのはその中でもやはり眼視光に近い赤を含んでいる星雲で、代表的なのはオリオンの大星雲ですが、このバラ星雲もそういうものの一つで、こういうものはやはり昔からのファンが多いと思います(^。^) しかしデジタルになってフィルムよりいっそうこういう赤い星雲が撮りやすくなり、昔よりはるかに繊細で広がりのある姿を写すことが出来、輝度的にも色味的にもより美しいグラデーションを表現出来るようになりましたので、その美しさはいっそう増してると思います(^^ゞ

    2013年12月24日15時34分

    Marshall

    Marshall

    takuro.nさん、こんばんは。 定期健診のようなもので東京に来てますが、これも撮影してたんですね。 バラは縦画角で撮影したくなりますが、直焦だと横で撮影しないと広がりが収まらないですね。 画像は言うまでもなく素晴らしいの一言に尽きます。 昨年は思いっきりピントを外してしまったのでリベンジしたいと思ってたところですが、ここのところ雲ばっかりで撮影など出来そうもないし、寒さと風も手伝ってモチベーションが下がり気味です。 そんな中、新しい鏡筒も出来上がったみたいなので年内には届くと思いますので正月は天に願って無風、晴天を期待して新年を迎えたいです。 今後もお手本になるような画像を期待してます。<(_ _)>

    2013年12月24日19時06分

    yoshimpc

    yoshimpc

    さすがと思わせる一枚で、自分のと較べてガッカリですが、とにかく赤だけではなくて色彩が豊富ですね。ISOを落とした効果でしょうか。特にHαの中にある反射星雲的な青い部分と、赤が入り混じって中心の散開星団の付近が独特の色合いになっていますね。左の方の薄くなっていくところもしっかり出ていて、これだけ出しているのにツルツルで、かつ細かいところも出ているというのが凄いですね。  こういう感じでメタリックな色合いが出ている写真が、増えてきている気がします。はやりなのか機材の進歩なのかはわかりませんが、とにかく美しいです。ちょっと全体を青にふっているので、赤との対比がまた見事だと思います。こういうのが撮れる日が来るかどうか、、。家からだとやはり厳しいかもしれませんが、可能な範囲で頑張ってみます。

    2013年12月24日19時08分

    tyottohobby

    tyottohobby

    綺麗ですね。私が子供のころは素晴らしいバラ星雲は何時間ものガイド撮影をしないと素晴らしい姿を見せることができなかったのですが、今のデジタル技術はすごいですね。

    2013年12月24日20時42分

    chesara

    chesara

    takuro,nさん、こんばんは。 これがバラ星雲の姿ですね。 上と左の赤いがス雲の様子・感じがよく解りました。 お手本にさせて頂きます。ありがとうございます。m(_ _)m

    2013年12月24日21時38分

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    takuro.n

    Marshallさん、ありがとうございます(^^ゞ 確かにちょっと縦構図で撮りたくなる感じの対象ですね(^○^) でも以前から左斜め上にクリスマス星団方向に繋がっていく赤い部分があるのは知ってましたので、次の機会にはそのへんを入れた構図をと思ってました(^^ゞ 冬はこちらもまったく撮れないです(^_^;) 例年1~3月の撮影機会は私もほとんどないと思います(>_<) ほんとは片道4~5時間かければこの時期でも撮れるところはあるわけですが、やはりモチベーションそのものも落ちてしまいますしね(^_^;) しかしこういう休み期間もあるからこの身体に悪い趣味も続くという面もあるかもです(^◇^;) 新しい鏡筒が来るとなると撮りたいのは山々でしょうが、この冬も寒いという予報が出てるところを見ると天気としては微妙な感じでしょうか(^_^;)

    2013年12月24日23時05分

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    takuro.n

    yoshi-tamさん、ありがとうございます(^^ゞ まあさすがに等倍で見ればザラザラですが、しかし処理の安定感や色味の階調性の良さは確実に感度を一段落としたおかげと思います(^。^) この世界では機材やソフトの進歩による変化は大きいですね~ デジタル初期はまだ感度も悪くノイズも多く、改造機であっても光害カットフィルター使って撮り、フィルム時代のように赤いところばかりといった感じの写真が多かったと思いますが、空の良いところに行けばフィルター無しでも撮れるくらいにはカメラの感度もノイズもよくなり、コンポジットをするということもある程度普及してきたり人によっては冷却機まで使うようになったり、そうやって元データがしっかり取れるようになると今度はStellaImageのデジタル現像や色彩強調機能もより効果を発揮したりで、実際には青の成分も入っているこのようなところの描写は確かにここ2~3年でも大きく変わってきたと思います。 まあ個人的にはどんな時でも撮ってきた元データ全てを生かし切ってやりたいというのは常に思う事で、そのためには撮り方も処理の仕方も常に勉強続けなければならないという世界でもありますね(^◇^;)

    2013年12月24日23時14分

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    takuro.n

    tyottohobbyさん、ありがとうございます(^^ゞ フィルムでは相反則不軌という現象が起こり、長時間露出すればするほど感度は落ちていきましたので淡いものを撮るときはますます露出を長くしなければならないという宿命がありましたが、デジタルでは逆に露出した分だけ一直線に右肩上がりに蓄光されますので、今度はノイズや光害によるカブリが問題になってしまい、必要なだけの露出で写るという部分ではいろんな面の敷居を低くしてくれてると思います。 ただ、フィルムと違って露出するだけ電気が通ってセンサーが過熱することによるノイズが出てきますので、それを低減させるため複数枚撮ってコンポジットせねばならず、写っただけでいいならともかく綺麗な写真に仕上げようと思えばトータルの露出時間は余り変わってはいないんです。 この写真も13分8枚ですから計1時間44分にわたって撮ったものなわけですね。 しかし1枚1枚は13分ですからガイド精度も一発撮りに比べれば敷居は低くなってますし、なによりガイドそのものもパソコン任せのオートガイドですから撮影中の労力という点に関してはもう比較にならないくらい楽になったのは確かですね(^◇^;)

    2013年12月24日23時24分

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    takuro.n

    chesaraさん、ありがとうございます(^^ゞ まあどのように仕上げるかは人それぞれですし、使う焦点距離にも左右されますのでこれが絶対ということはないと思いますが、一応この画角なら私はこんな感じに仕上げるのが好きと言うことで(^◇^;) もっと長焦点使って中心部分だけ撮るなら私ももっとコントラスト上げてグロビュール重視にしたりすると思います(^○^) ここら辺はじつはちょっと離れたところに左上にも下の方にも幾つもの散光星雲が並んでる素晴らしい写野なんです。 そしてごく淡いところまで写し出せればそれぞれが繋がっているのまで分かるという(^◇^;) いずれはそういう画角をそれをあぶり出せるような撮り方をしてみたいものと(^^ゞ

    2013年12月24日23時28分

    mochy2005

    mochy2005

    takuro.nさん、こんばんは。 F5.3 ISO800で13分露出だとこのように広がるのですね。とくに左側への広がった部分は、これまで見たことがありませんでした。 色合いもこれがデジタル時代の基準と納得できてしまいます。 確かに黒っぽい裂け目部分は、くっきりしていないかもしれませんが、色彩の鮮やかさに圧倒されてしまいました。

    2013年12月24日23時36分

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    takuro.n

    mochy2005さん、ありがとうございます(^^ゞ これでもグロビュールも考えてちょっとコントラスト付けて淡い部分は犠牲になってるんです(^_^;) 元画像では左上あたりの淡い赤ももう少し写ってるんですよ(^_^;) 天体写真は恒常的な誰が撮っても同じものを撮ってるわけではありますが、使う光学系や焦点距離、その時の空の状態、その人の持ってる処理技術、そして好み等、細かく見れば常に違う写りになってしまい、それがまたよりよい写りをと次へのモチベーションになるという面もあるのかもしれません。 まあそんなことまで考え出すともう何度撮ってもキリがなく、そういう意味でもまさに一生ものの趣味ではありますね(^◇^;)

    2013年12月25日00時30分

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    尾張

    とっても綺麗です! こんな風にたくさんの星を撮れるなんて素晴らしいです、参考にさせていただきます。

    2013年12月26日21時31分

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    takuro.n

    尾張さん、ありがとうございます(^^ゞ どれほど参考になるかは分かりませんが、こういう写真にも興味を持って貰えると嬉しいです(^。^) 星をたくさん写し込むだけなら固定撮影でも空の綺麗な所に行き、適切なカメラ設定にするだけでもすごい数、下手すると星座が分かりにくくなるくらい撮ることが出来ます(^○^) チャンスがあれば是非そういう撮影も(^^ゞ

    2013年12月27日00時24分

    棕櫚の影

    棕櫚の影

    これは素晴らしい!!。 ナチュラルな色合いが何ともいえません。 背景とのメリハリが効いて3D映像のような感じです。^^

    2013年12月29日22時47分

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    takuro.n

    棕櫚の影さん、ありがとうございます(^^ゞ 私はたいていカメラ2台使うせいもあってか、一つの対象をじっくりということが最近出来なくなってた気がしてましたが、今回感度を一段低くして撮ってみたことで久しぶりに余力を持った元画像を得れた気がします(^_^;) おかげで処理は楽でした(^○^) 楽だったというか、明るい星雲部分に十分な階調の手応えがあったので逆に無理をせずにそれを自然に活かそうと割り切って処理出来たと思います。 天体写真では後処理も撮影と同じく必須で重要ですが、写真の仕上がりは結局は元画像の持つポテンシャル次第。 元画像をどう撮ってあるかが一番大事と頭では分かってるつもりで人にもそればかり言ったりもするわけですが、じつは私自身が常日頃それを出来ていないという事がはっきりと(^◇^;)

    2013年12月30日11時38分

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