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- 井ノ原啓貴です。
先日、地域の老人会でカメラ講座が開催されました。
講師のカメラマンの方の説明がとても勉強になりました。
講座の内容を要約すると、以下の通りです。
□■□ 老人会のカメラ講座のお話の要旨 □■□
写真の世界では風景を写すと「風景写真」という枠の中に入れられて見られるように、人間を写した写真は「人物写真」という分野に入れられて、「人物写真としていい写真かだめな写真か」という見方をすることが多いそうです。
写真の内容を見るのではなく、被写体別写真の「写し方」についてあれこれ言い合うしかないというのはなんともナサケナイ。
祭りなどでよく見かける光景なんだけど、祭りの日にふさわしい「写真向きの人物」たとえば浴衣姿の女性だとかはっぴ姿の子供などがいて、これは絵になるとばかりに一人が写し始めると、あっという間に数人が寄ってきてバチバチバチって写し始めるんですね。
あんなふうに写してどうするんだろうかと思うのだが、ま、写真向きの表情をいかに上手に写すかを楽しんでいるのですよ、と言われればそれはそれでいいのだと思う。
が、それじゃあ絵柄が違うだけでどれも同じような表情になっちゃうじゃないですか。
富士山に向かってカメラの放列なんてのはどうでもいいんだけれど、ふつうの人にカメラぞろぞろというのはちょっとひっかかるんですね。
いかに他人より優れた傑作を写すかに熱中するあまり写される側のことを全く無視している人が多いのだ。
写されることによって傷つく人だっているかもしれない、ということも考慮に入れたいですね。
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- 最新の写真投稿日:2019年06月25日
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