yoshi.s ファン登録
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「なぜって・・」。佳夫はちょっと言葉に詰まった。 そう言えば、自分はなぜ写真を撮っているんだろう? 心の中に、波紋が起こった。 *下につづく
>そこにあるものを材料としつつも、そこにあるものではないものを創り出そうとしているのではないか。と思い至った。 それはつまり、創作の欲求だ。 なるほど 分かるような分からないような。。。 写真を撮り始めて きれいに撮るばかりがいいのではないと思うようになっています 撮りたいという想いがあれば、観るひとには下手でも必ず伝わると 妙な信念を持ちました こんなショットはわたしには撮れない でも、あなたの気持ちを見てるようなそんな気がします
2020年03月05日20時21分
カメラ全般が楽しいのは始めた当初から変わりませんが その楽しさが少しづつ変化しているのは確かです。 そして、 独自の創作にこだわりたい私がここにいます。 人の存在そのものがアートなんですよね、きっと。
2020年03月05日20時41分
はなてふさん これは写真掌編小説ですので、持論の主張ではありません。 エンターテインメントとしてお受け取り下さい。 ただ、当然ながら、作者の考えが反映されてはいます。
2020年03月05日23時45分
ジョニー森永さん 同感です。 創造は想像から始まります。 こんなに素晴らしい力を持った人間は、それを何に向けて使うべきか、よくよく吟味しなければなりません。哲学、宗教が必要な理由ですね。
2020年03月07日18時53分
yoshi.s
*上からのつづき カメラ、と言う道具を使うことが面白いから、かな。うん、それもある。とくに初めてカメラを手にした頃は、カメラを使うこと自体が面白かった。 それがやがて、撮ったものがどんな風に映っているか、に興味が移って行き、それから、見たものをただ撮るだけでなく、どんな風に撮るか、ということに関心が向いた。すると、露出やシャッタースピード、構図、などといった、カメラの操作や設定、レンズの選択、など、カメラの機能を使いこなす技術を習得しようとするようになった。すると少しずつだが、ある程度きれいな画、気にいった画が撮れるようになってきた。 そうやってしばらくが過ぎたが、何かちょっと違う。 自分が求めている画はこういうものか?廻りにあるものをきれいに撮る、ということか?印象に残ったものを写しとることか? いや、どうも違う。それだけじゃない。じゃあ、いったい何を求めているんだ? そしてとうとう、自分の目が何を見ているのか、そしてそれをどんなふうに表現したいのか、と考えるようになった。それは、対象物と自分の心との相互作用の結果としての写真を作りたい、ということなのではないだろうか。つまり、そこにあるものを材料としつつも、そこにあるものではないものを創り出そうとしているのではないか。と思い至った。 それはつまり、創作の欲求だ。 もちろん佳夫は、そんなに論理的に、順を追って考えた訳ではない。しかし、なぜか直感的に、こう答えていた。 「アートだよ」 *つづく
2020年03月05日19時22分