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大正浪漫ブルー

大正浪漫ブルー

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    熱海市にある「起雲閣」は1919年(大正8年)に建てられた、日本・中国・欧州などの装飾や様式を融合させた独特な雰囲気を持つ建物である。 「麒麟の間」にはひときわ目を引く「加賀の青漆喰」と呼ばれる壁が部屋一面に施されていた。 斬新な色遣いに「大正浪漫ブルー」と勝手ながら名付けさせてもらった。 掛け軸は田山方南の書で「龍起雲」と書かれている。 左端に置かれているのは囲碁の基盤で、本因坊戦がここで行われたという。

    コメント12件

    pianissimo

    pianissimo

    当時は青は貴重な塗料だったかも。 ひときわ目を惹きます。 囲碁の大会、すごい部屋で熱戦が 繰り広げられたんですね。 青が目映く、集中できたのかな?(^-^)

    2019年07月16日16時20分

    想空

    想空

    pianissimoさん、こんばんは。 早速のお気に入りとコメントをありがとうございます。 当時、群青色は高貴な色とされていたようです。旅館を開業した桜井兵五郎が石川県の出身なので、加賀伝統の技法である青漆喰を取り入れたそうです。 文豪が集い、囲碁の大会が行われ、文化を発信する地だったんですね。 真っ青な壁に、囲碁だから目は白黒、、、、、なんてね、お粗末様(^-^;

    2019年07月16日17時59分

    kunk

    kunk

    凄い青ですねーー欄間までブルーにびっくり。 青漆喰は知っていたけど、こんなに明るいブルーだったとは・・・光のせいでしょうか。 谷崎潤一郎、太宰治、武田泰淳・・・そうそうたる人物たちが愛した宿。 ステンドグラスや名庭もこの目で確かめたくなってきました。 素晴らしい名宝を頭の中に収められて、この上ない体験でしたね。良かったです!!

    2019年07月16日21時02分

    想空

    想空

    kunkさん、こんばんは。 その日の朝の思い付きで訪れたのですが、熱海のロマンあふれる文化と歴史の有り様に固唾を呑みました。 床の間の下部は光が入ってしまいましたが、上部の方は見たままの色に近いです。 写真撮影は自由ですから、是非どうぞ、お勧めです。

    2019年07月16日22時05分

    真理

    真理

    フェルメールブルーを思い出させるような鮮やかな青ですね。日本の家屋ではあまり目にしないようなブルーはまさに大正浪漫の色合いなんでしょう。素敵な被写体を見つけましたね(*^_^*)

    2019年07月16日22時53分

    想空

    想空

    真理さん、こんばんは。 そうですね、似ていますね。 どの国にもどの時代にも美しいブルーは人々に求められていたのでしょうか。 Teddy_yさんを思い出してしまいました。

    2019年07月16日23時41分

    企迷羅鼠(kimera)

    企迷羅鼠(kimera)

    1826年フランスでラピスラズリの色そっくりの合成顔料が発明されました。前田家はこの顔料を買い付けて成巽閣に用いたのです。これが「加賀の青漆喰」と呼ばれる群青色のルーツですね。      ☆文豪も見し青漆喰の眩さに遠きマラケシュの庭し思ほゆ  マジョレル庭園の「マジョレル・ブルー」と見分けがつかない「大正浪漫ブルー」ですね。

    2019年07月17日11時30分

    想空

    想空

    企迷羅鼠さん、こんばんは。 さすが加賀百万石ですネ。青漆喰のルーツまで調べていただきありがとうございます。 kimeraさんが投稿された「マジョレル・ブルー」を見た時、この青漆喰とどこかで繋がりがあるのではと思ってしまいました。一度見たら忘れられないブルーですね。

    2019年07月17日22時16分

    企迷羅鼠(kimera)

    企迷羅鼠(kimera)

    「不思議な調和」に ステンドグラスあり、ペチカあり、仏像あり、調和に苦労されたことでしょう。         ☆円満な御仏の顔ペチカ燃ゆ         ☆三尊像下の暖炉の火の粉跳ぬ

    2019年07月18日22時53分

    想空

    想空

    企迷羅鼠さん、こんばんは。 「不思議な調和」にお句を二つもありがとうございます。 玉渓の間は中世英国の「チュダー様式」に日本の伝統「名栗仕上げ」を取り入れた山荘風の造りになっています。暖炉の脇には江戸時代の帆船の帆柱のような太い柱がありました。 贅沢三昧の空間に溜息でした。暖炉に火が灯っていれば最高でしょうね。

    2019年07月18日23時32分

    頑張れ!てんちゃん

    頑張れ!てんちゃん

    私も企迷羅鼠さんのモロッコのブルーと想空さんのこのブルーがきょうめいしたのかなと思いました。 ただ共鳴する相手が、シャウエンのブルーです。シャウエンのほうは確実に漆喰仕立てで、マジョレルのほうは塗装ではと思います。 同じ青の漆喰を建物の外壁に使い、街全体を外光的に青空や海につながる空間にしたことと(企迷羅鼠さんのは暗い写真ですが、他の写真を見ると軽快な青が多い)、部屋の一つをブルーにして選択された人を内的な世界に導く空間にしたことの相違を、いろいろ考えています。

    2019年07月19日03時54分

    想空

    想空

    頑張れ!てんちゃんさん、こんばんは。 興味深い考察をありがとうございます。 シャウエンの青い街やマジョレル・ブルーとこの青漆喰は使われ方が確かに違いますね。 江戸時代に渋好みとされていた江戸っ子が着物の裏地やキセルなどの小物にお金をかけていたという話を思い出しました。

    2019年07月19日21時11分

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