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久しぶりの焼成

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    きこりん

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    裏山の林道から月光池へと行く途中の土を2年寝かせて熟成させ、ろくろにて作陶した植木鉢。 作陶自体は昨年の夏に行い、釉薬を生がけしたまま先日まで棚に放置しておいた。 放置しておいたことには意味は無いが、しいて言えば、電気窯のカンタル線にカーボンがついてしまったために、本来なら1250℃で焼成するつもりでいたのに、1200℃ぐらいまでしか温度が上がらなくなったので、焼成を控えていた。 というのも、表面に吹き付けて生がけした釉薬は1250℃で溶けるようにしていたので、今の窯の状態では釉薬が溶けきらない。 そんなことから、既にかけてしまった1250℃対応の釉薬を、どうやって1200℃で溶かすことができるかを、およそ半年にわたって悩み続けていた。 釉薬に溶解温度327.5°Cの鉛を混ぜれば、低温でも釉薬は溶けるのだが、鉛中毒などの害もあるので使うことはできない。 釉薬を溶けやすくするには、アルカリ質の強い木灰や石灰を使う方法もあるが、不純物も多く含まれているため、望む色や風合いが出辛くなるほか、経験的にざらざらとした仕上がりになってしまう。 思いついたのが強アルカリの重層や硼酸で、これは随分昔に釉薬の調合実験をしているときにも使っていた。 そこで今回、あらかじめ吹き付けてあった1250℃対応の釉薬の上から、同じ釉薬に重層を混ぜたものを吹き付けて1200℃で焼成してみた。 重層は単体で焼成すると、淡い緑色の透明なガラス質となるため、今回新たに吹き付けた部分は微妙に色合いが変わっているが、予定通りにきちんと溶けて流れてくれた。 食器ではなく、植木鉢なので、これだけ溶けてくれれば十分だ。

    2019年03月26日01時31分

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