きこりん
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乙女心と春の宵
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人と写真をつなぐ場所
３０年ほど前に函館の大学に通っていました。渓流釣りが好きで よく行きましたが、エキノコックスとクマにはいつもおびえて いました。エキノコックス蔓延の原因がそういうことだとは 知りませんでした。人の手が入ったからという事なのでしょうが 入っても共存できる手とそうでない手があるのですね。 アライグマ、お気をつけて。('◇')ゞ
2019年03月04日18時47分
はるかちょう
チ ャ ビ ィ
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まねきねこ
LOVE J&P
GX400sp
snow rose**
トライ＆エラー
きこりん
先週から春の予感がし始めた北の大地。 以前は、先住民（北海道民）であるアイヌが「アイヌモシリ（アィヌモシㇼ／ainu mosir）人間の静かな大地」と呼び、様々な自然神が住まう穏やかな土地だった。 事あるごとに神を敬い、自然を尊び、決して豊かではない恵みに感謝してきた。 1400年頃から和人（現日本人の祖先）が積極的に入り込むと蝦夷地（一部蝦夷島）と呼び、江戸時代には支配権、交易権を公認された蠣崎氏が松前氏と改名して松前藩を置いた。 明治時代になるまでの間に和人とアイヌは交易と争いを繰り返してきたが、文明開化は北の大地を土足で踏みにじり、抗戦を好まず、自然を崇拝し、穏やかに生きて来たアイヌを辺境地へと追いやり、その文化をも取り上げ破壊しつくした。 先祖代々の墓を掘り起こして遺骨を持ち去り、各観光地に強制移住させたうえ儀式を余興として行うことを義務付け、表面的に同化を推進しつつも民間による迫害を容認してきた。 アイヌ民族は太古の昔、縄文時代より北の大地に根付き、独自の文化継承を伴って現代にまで続く古代日本人の末裔であり、琉球民族同様に原始から続く最も古い少数民族の日本人である。 そんなアイヌたちの島が、松浦武四郎の『北海道々国郡名撰定上書』をもとに北海道と名付けられて今年で150年が経つという。 2020年には「民族共生象徴空間」と称する巨大な建造物が白老にオープンするらしいが、アイヌの民が望むものは居留地でも慰霊碑でもなく、太古の昔同様に祖先たちや自然と穏やかに暮らすことだろう。 昨年になってようやく、強奪された遺骨の一部が北海道大学より返還され、関係者の一人だけが謝罪したが、北海道大学には未だに、略奪した無数のアイヌの遺骨がある。 研究調査は曖昧なままではあるが既に済んでおり、倉庫に保管されているだけにもかかわらず、返還する意思は明確にされていない。 さて、北海道にはアイヌよりも古い先住民たちがいる。 北の大地がまだ大陸と地続きだった頃、北極からアリューシャンを経て渡ってきた北極熊は、その身を焦がして羆となり、魂は燃え盛る炎の中でアイヌの儀礼「イオマンテ」の神となった。 大陸から直接渡って来たものは多く、カナダ・ユーコン川流域からシベリアを経由し迷い込んでしまったタイリクオオカミは、獲物の少ない北の大地ではその個体数を増やすこと無く、体型も小型化して細々と暮らしていた。 明治以降の炭鉱開発、開拓による森林伐採と開墾に伴い、1877年に開拓使によって賞金がかけられ駆除が始まり1896年頃には絶滅してしまった。 生態系の頂点を失った今の北海道ではエゾシカの農作物被害が深刻化している。 1928年ごろから毛皮を採る目的で養殖されるようになったミンクは、1960年代以降に廃業に伴い逃げ出した個体が野生化している。 同時期には同じ目的で銀ギツネを輸入養殖していたものの、これが元で「エキノコックス原虫」が蔓延し、同族のキタキツネや野犬、エゾタヌキなどにも感染が広がったため、大規模な駆虫駆除が行われ、多数の雑食性野生動物が激減したが、「エキノコックス原虫」は未だに撲滅されていない。 そして昨日、昨年3月に続き再び、アライグマが天井裏に侵入した。 1980年代に、その狂暴性から飼育しきれなくなり自然に解き放たれた個体が野生化し爆発的に増え、今ではアライグマが齎す農業被害が深刻化している。 昨年、町より借りた箱罠を仕掛け夜通し観察していると、箱罠に手をかけた成獣は、その時にした金属音を警戒し、それ以降近づかなくなった。 キタキツネが徘徊していれば近づかないかと思っていたが、アライグマの方が凶暴でキツネの存在などペット程度でしかないようだ。 とても用心深く警戒心が強いアライグマは今後も増え続け、新たな北海道の住民として定住しつつある。 願わくば、本来の先住民たちにとって住み良い北の大地に戻ってくれればいいのだが・・・ ともあれ私は、今日からアライグマを追い出すための奮闘が始まる。 ヤレヤレ ┐(´ー｀)┌ マイッタネ
2019年02月26日15時19分