フィレンツの大金持ちメディチ家の傍流から出た初代トスカーナ大公（都市国家君主）コジモ１世がフィレンツェの統合庁舎として作らせた。16世紀後半である。ウフィッツィとはオフィス（office）の語源である。間もなくこの庁舎にはメディチ家の美術品が飾られ、さらに間もなく一般に公開されるようになった。 ルネサンスの支援者であったメディチ家は、芸術家たちを支援するために買い集めた2,500点もの美術品を、フィレンツェに置くことを条件に、すべてトスカーナ政府に寄贈した。そのほとんどがこのウフィッツ美術館にある。

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