yoshi.s ファン登録
J
B
想い出は学校の窓花のころ (16) 順一郎が言う。「さっき言ったとおり、僕は吉夫の教え方に憧れた。吉夫の目線はいつも教わる側の方にあったよ。だから教わっていて楽しかった。僕もそういう教師になりたい」 幸広も言う。「僕は勉強中心の高校生活だったが、このクラブがなかったら、どこかでおかしくなっていたかもしれない。ここは安らぎの場だったよ。そして自由だった。みんなでいるのに、自由だった。自由はいい。心が解放される。今でも俳句をやっているのは、あの頃の自由感を求めてなのかもしれない」 *下に続く
外大に入ってそれから、、、? 気をもたせますねえ。 お茶の前にお菓子が出て、その後、お茶が出る、そうでした。私もこのお菓子が楽しみでした。 今日は何のお菓子かな、と。
2017年05月02日05時00分
仲良しの可愛らしいお地蔵さんにほっとしました。 女子学生の通学風景はひよっこのみね子さんと重なります。 ようやく吉夫さんのことが分かりかけてきて 旅鈴さまと同じにやきもきしています。 でももっと長く楽しみを続けて欲しいし、、、
2017年05月02日08時21分
旅鈴さん まあ、まあ、そう先を急がずに・・。 でもそれは嬉しいご期待ですよ。 まずお菓子。そしてお茶。甘みがお茶を引き立てます。口の中で再度甘みが湧き起こります。 感覚は相対的なものです。お菓子とお茶は、それの象徴です。
2017年05月02日14時24分
michyさん うれしいですね。ひよっこのみね子を出していただいて。みね子はこの学校(このお地蔵さんの向かい側が学校です)の卒業生と言ってもよいかもしれません。設定は奥茨城村という、もっと山の中の生まれですが、この地域で長期ロケを行いましたので。 みね子は、この画の向こうから来る女子中学生と同じセーラー服を着ていたでしょう? 50年間変わっていないのです。 桜の下の物語はまだ少しつづきます。 引き続きお読み頂ければ幸いです。 力が湧いてきます。
2017年05月02日23時27分
吉夫君の人柄なのでしょうか、静かで自由でありながら皆に慕われ、求心力もある。そしてそれぞれの道を歩みだした仲間達の物語、毎回写真とあわせて楽しませていただいております。 吉夫君は海外で何を見てきたのでしょうか。
2017年05月03日17時42分
yoshi.s
*つづき 拓真が続ける。「おれが料理人の道を選んだのは、吉夫、お前がお茶を立ててくれたことがきっかけだ。お茶の前に必ずお菓子を出してくれただろう?甘いのが口に広がり、それからみんなが交代で立てたお茶を頂く。これが美味しかったんだよなあ。味の対比によって美味しさが際立ってくる、ということの驚き。それでおれは味に目覚めたんだ」 「拓真君、私が言わなくちゃいけないことをぜんぶ言ってくれちゃった」と、笑美子が言った。みんなが笑った。 「ところで吉夫君、卒業してから外大に入ったわよね。それからどうなったの?外国に行ったって誰かが言っていたけど・・」と、玲子が聞いた。 *次の桜につづく
2017年05月01日22時35分