yoshi.s
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吉野の次は、山桜です。 (11) 弓が弦の上をゆっくりと滑り出した。 タイスの瞑想曲だ。 バイオリンの音が花の下から溢れ出て、小さな公園いっぱいに広がった。 みんなの動きが止まり、その音色に聴き入った。 1分半ほど弾いて、ちょうど音が静まるところで、玲子は弾きやめた。 「時間を取り過ぎるからこの辺でね。とりあえずの近況報告でした」 「当たり前だが、腕が上がったなあ。ずっと聴いていたいよ」 「また後でね」 みんなから拍手が起こった。 公園を歩く人たちからも拍手が湧いた。 *下に続く
他の読者の皆様、いつも一番乗りですみません。時間的にそうなるもので、、、。タイスの瞑想曲ですか、知りません、ごめんなさい。でもなんとなく想像はできます。公園を歩く人たちからも拍手が沸いたって、すばらしいですね。やった人が次を指名するというのも、いいアイデアです。シェフ俳句というのも洒落ています。 今日のおすすめ、のメニューの横に俳句があれば、おっ!と目につくことでしょう。見てみたいですね。
2017年04月27日05時02分
あまりにも美しい山桜のお写真に目が離せなくなりました。 その後 ゆっくり と物語を読ませていただきました。 満開の桜の下でバイオリンの音色に聴き入るみなさんの 様子が目に見える気がします。私も曲は知りませんが 公園の人々と一緒に拍手です。
2017年04月27日08時07分
濃い緑の中に白やピンクの山桜が日に映える光景素敵ですね。 凄い、写真掌編を楽しみになさっている愛読者が増えていますね。 今回の大作は、いろんな所に仕掛けが仕込んであるようで細部まで 見落とさずに読まなければならないと緊張しています。
2017年04月27日08時15分
旅鈴さん 一番乗り、との言葉を聞くと、梶原景季と佐々木高綱の宇治川の先陣争いを思い浮かべます。 いや、どうでもいい話ですね。 タイスの瞑想曲、ぜひ YouTubeでお聴き下さい。桜の下でのこの会によく似合うと思います、
2017年04月27日12時49分
michyさん あまりにも美しい山桜、とのご高評を頂き嬉しく思っています。 michyさんにもタイスの瞑想曲を、YouTubeでお聴きになることをお進めします。
2017年04月27日13時04分
ninjinさん 5〜6回の連載のつもりが、11回にもなってしまいました。 まだ続きますが、大作なんてとんでもない。やっと12、3枚といったところでしょう。 でも、掌編小説にはとうてい納まらず、ショートショート(短い短編)も通り越して、短編小説ということになりそうです。 ninjinさん、緊張して読みますなどとプレッシャーをかけないで下さい。私の方こそ緊張してしまうじゃありませんか。
2017年04月27日14時25分
annshii46さん 私も彼らの仲間になりたいと思っているのに、annshii46さんは、もうすでにメンバーになっていましたか。 お返しを。 花の下 ヴィオロンの曲 白日夢
2017年04月29日01時39分
こんばんは(^^) タイスの瞑想曲 今YouTubeで聴きました。 癒されますね。ありがとうございます。 小説 読ませていただいていますm(._.)m
2019年09月10日23時27分
yoshi.s
*つづき 「じゃあ、やった人が次を指名することにしようね」 「そうしよう」 「それじゃ次は、美味しいワインをごちそうしてくれた拓真君」 「来たか。よーし」 花の杯(はい) 交わして語る 十余年 「きれいだねえ」。「シェフらしい句だな」 「あとは近況だが、大体はもう話したよな。東京のインターナショナルホテルに勤めている。ホテル内レストラン、ビストロ・ダイバのシェフをしてるよ。ぜひ来てくれ。歓迎するよ。そうそう、レストランの入口に、シェフ俳句というのを掲げているんだ。それを見に毎日来てくれるお客さんもいるんだよ。フランス料理に俳句とは面白い取り合わせだと言ってな。まあ、ビストロだから上も大目に見てくれている」 *次の桜につづく
2017年04月26日23時37分