yoshi.s
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「おう~、やっと来たかあ」 「よかったー、乾杯に間に合ったようね」 「挨拶は後で。とりあえず乾杯しよう」 拓真がグラスを渡しワインを注ぐ。 「拓真君、聞いたわよ。シェフなんだって?」 「ああ。去年やっと、ホテル内のビストロだけど、厨房を任されるようになったんだ」 「すごいじゃない。じゃあシェフ、これはどこのワイン?」 「大したものじゃないが、一応ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンだよ」 「お〜う、話しは後で」。「玲子と笑美子が来たから、吉夫、乾杯の音頭をもう一度頼む。それと挨拶の俳句もな」
annshii46様、早っ!! 皆様、続きを楽しみにしておられて、投稿のお知らせがあると、それっと言って読まれるのでしょうね。読者一人ひとりがそれなりに情景を想像し、成り行きを見守って楽しんでいる、そうさせる求心力がこの掌編にはある、と思います。 吉夫くんの即興の俳句、これもまたいいですね。
2017年04月23日01時14分
満開の見事な桜の下、若草の上に香り漂うい草の茣蓙の上で 10年ぶりの再会を喜ぶ皆さんの笑顔が浮かんできます。 一人ひとりの仕事や性格も少しずつ分かり それぞれの方がどんな句を詠まれるのか楽しみです。
2017年04月23日08時10分
annshii46さん 彼らは20代後半。可能性に向かって前しか見ない季節(とき)は過ぎ、少しずつ現実に目を向けるようになって来る時。そんな時に開かれた、10年前から予定されていた同窓会。 引き続き、ご愛顧を。
2017年04月23日14時13分
旅鈴さん 求心力がありますか? どういうところがでしょう。お教え頂ければ勉強になります。 旅鈴さんのコメントは、michyさんのそれと同様に、大いなるエネルギー源です。 今後もごひいきに。
2017年04月23日14時18分
michyさん 花見はやはり、い草の茣蓙の上ですよね。 登場人物、それぞれの句を楽しみにして下さって嬉しい限りです。 プレッシャーが掛かって来たなあ。 引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります。
2017年04月23日14時25分
yoshi.s
*つづき 「よし!」「それじゃあ、もう一度乾杯するぞ」 「十年を、一跨ぎして、花の下」「乾杯!」 「かんぱーい」みんなの声が揃った。 乾杯に加わるかのように、花びらがまた風に舞った。 *次の桜につづく
2017年04月22日23時48分