seijinho
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データが集まってきたので良像をまとめてみました。 ISO3200で60秒5枚と30秒1枚にISO800で5分4枚で合計25分半露光です。 イータカリーナ、走るニワトリ、南のプレヤデス、NGC3532とNGC3114の星団が一つの構図にまとまっています。
takuro.nさん、コメントありがとうございます。 そしてわたしのずぼらさをお許しください。 DSSは自動的にすべて最良の状態でコンポジットしてくれるわけではないでしょうが、何もかも放り込む方が簡単で、何度も同じことを繰り返してしまっています。 自分に胆に銘じるためにも今度ISO800の5分4枚のみのものを投稿します。 少々お待ちください。
2015年02月14日08時35分
takuro.n
これは前の写真へのコメントでも書きましたが厳密には25分半の露出の効果は出ていません。 ISO800の5分で撮られたものが外気温や連写によってよほどノイズが多くなってしまっていれば別ですが、このファイルの組み合わせの中では基本的にはISO800の5分4枚だけで加算平均コンポジットしたものが一番良い仕上がりになります。 天体写真におけるコンポジットは一番の目的はノイズを低減し、SN比を良くすることで相対的により強調をかけやすくし、結果的に淡い部分まであぶり出すことが出来るようにというものです。 このSN比を良くするためにする加算平均コンポジットでは使うファイルのSN比が同じでノイズを打ち消しあわすことが出来るというのが大前提です。 SN比が違うものを使うと一見良くなっているように見えても全体としてみればばらつきやムラがあるとか、新しく断片化された細かいノイズが出てしまうなどの弊害があります。 また、ISO3200の60秒露出なら輝度的にはISO800の5分露出のものに近いくらいありますが、30秒露出では半分以下しかなく、これを使うことで本来10まで出せていたはずの淡い部分が9とか8までしか出せなくなってしまってる可能性が高いです。 違う露出のファイルを使って効果を出すためにはデジタル現像であるとかHDR処理であるとかの専用の処理を施す必要があり、それがなされていない場合はせっかくの露出を無駄にしてるとしか言いようがない結果になります。 コンポジットでの明るさの考え方は実際はこんな単純ではありませんがまず全て足してその後その枚数で割ったものと考えると分かりやすいです。 今回の場合例えばISO800の5分露出は10写ってると、ISO3200の60秒露出は8、30秒露出は4写ってるとします。 ISO800の5分露出4枚のみ使った場合は10のままです。 ISO800の5分露出4枚とISO3200の60秒露出5枚を使った場合は約9になります。 最後に全て使うと8.4になります。 これを10にするために強調すると当然ノイズも浮かび上がってきて、何のためにコンポジットしたのか分からなくなります。 加算平均コンポジットの基本は同じSN比のものを使うこと、つまり同じ感度と露出時間で撮ったものということは撮影時から常に頭に置いておいて出来ればそれに沿った撮り方をしていくと、枚数が増えてくるとそれだけ確実により良い結果が得られるようになると思います(^^ゞ
2015年02月13日16時41分