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この眺望は‘その17’のほぼ反対側です。 地平線の向こうにビル群が見えると思いますが、後日紹介するアントウェルペン(アントワープ)の街です。 さて、ここで紹介したいのは右下に見える白い外壁の口字形の建物です。 今回あえて行かなかったのですが、ナチス・ドイツのメヘレン親衛隊中継収容所(SS-Sammellager Mechelen)、通称メヘレン収容所の建物です。
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実はここメヘレンにもあのおぞましい歴史の記録が残っています。 ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に占領したベルギー、このメヘレンにユダヤ人移送のための中継収容所を設置したのです。 ベルギーのユダヤ人はこの収容所へ集められた後、東部の絶滅収容所へと移送されたそうです。 以前にこのメヘレン収容所跡を訪れた人から「見るに堪えない」と聞いていたものですから、今回はあえて行くのを避けました。 今は「追放とレジスタンスのユダヤ人博物館」として歴史の記録が残っているそうです。 そこには次の文が書かれているそうです。 「1942年7月27日にアントウェルペンから最初のユダヤ人囚人がここに移送されてきて以降、ユダヤ人の東部移送への中継収容所としての役割を果たした。1942年8月4日から1944年7月31日までの間に28回の移送が行われ、メヘレン収容所から移送されたユダヤ人の総数は25,257人に及ぶ。行先はほとんどがアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所であった。」 そして、犠牲になった人々の顔写真がずらっと展示されているとか・・・
2015年01月27日06時25分