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Black Madonna

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    かなり気になったので、撮ってきた写真をトリミングしてみました。 暗い教会の中での高感度撮影のため、かなり荒れていますが悪しからず。 また、「Black Madonna」についてネットで調べたところ、非常に分かりやすい説明を見つけたので、コメント欄にコピペしておきます。 興味のある方は呼んでみてください。

    コメント1件

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     『黒いマリア』と呼ばれる一群の聖母子像がある。正面を向いた聖母マリアと、その膝に抱かれた幼子イエスの顔と手足が“黒く塗られた”像で、フランスなどヨーロッパ中西部・特に古くケルト人たちが活躍した地域を中心に400体ほど存在するという(トルコ・エフェソスの“聖母マリアの家”にもあった)。  これらの黒いマリアが人為的に黒く彩色されたのか、燈明のススや自然の汚れなどで黒ずんだのかはわからない。肝心のカトリック教会は何もいっていない。というより、普通のマリア像が何らかの理由で黒ずんだという立場をとっており、“黒い”ということに特段の意味を認めていない。無視しているといっていい。  これに対して“黒い”ということに積極的な意味を認めようとする立場がある。それは、キリスト教以前の異教時代の地母神信仰が聖母マリアと一体化したという見方である。古くから人々は、大地のなかから生き物・特に穀物が絶えることなく生まれ、且つ消えていくことをみて、この命あるものを生み出し且つ飲み込んでいく大地の力と、女性のもつ子供を産み育てる神秘的な力とを同じものとして崇めてきた。その具象化が“地母神”と総称される女神たちである。それは、生と死という人生最大の境界を乗り越えようとするとき、無意識のうちに“母なるもの”を求める人間の本能に連なるものといえる。  これまで知られている代表的な地母神としては、ギリシャのアルテミス・ローマのキュベレ・エジプトのイシスなどが挙げられるが(わが国、縄文時代の土偶もそのひとつ)、その名前や姿形は違っても、人間の根底に潜む母なるものへの憧憬を根底とする信仰である。これら母なるものへの信仰を根底とする地母神信仰はキリスト教時代になって邪教として抑圧されるが、その根底にある母なるものへの希求心が聖母マリア信仰へと流れ込み、黒いマリアとして再生したということもできる。  確かに、精霊によって身ごもった聖母マリアには清純無垢な白色が似つかわしいが、白の対極にある黒色も、“夾雑物が加わっていない始原の色”・“万物の根源の色”・“全てを生み出す大地の色”・“命がそこから出て、帰っていく色”とされ、“母なる色”ということもできる。黒いマリアが古代の地母神信仰を引き継ぐものである限り、黒いということに違和感はない。

    2015年01月10日13時54分

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