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これから紹介していく世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会」の位置関係を分かりやすくするために、市立博物館にあった古代ローマ都市トリーアの全景模型で簡単に紹介します。 トリーアの起源は、紀元前16年にローマ帝国皇帝アウグストゥスによって、アウグスタ・トレヴェロールム(ローマ植民地)として建設された事に始まります。 モーゼル川沿いに位置し、周辺を城壁で囲んだ城塞都市でした。 ご覧のように、城壁内は広そうですが、丸一日もあれば歩いて見て回れる広さです。
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現存するポルタ・ニグラは北門で、この全景ではちょうど左端の城壁に見える門となります。 その北門から南側、右手の窓の方向に進むと、高い尖塔が見えると思いますが、そこが聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会、そして宮殿があります。 さらにその奥にはローマ風呂や円形劇場があります。 一方、西側にあるモーゼル川には港があり、物流の拠点として機能していたようです。 右手奥に見える橋は今も現存するレーマー橋です。 ちなみに、哲学者としてあの科学的社会主義を打ち立てたカール・マルクスは、このトリーアで生まれました。 生家がまさにこのトリーアの街の真ん中に残っています。
2014年07月20日14時14分