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Astro60D(-23℃) / TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO / TOAST-PRO ISO1600 / F5.6 / 300Sec x 5枚 ステライメージ7でダーク減算、加算平均コンポジット
takuro.nさん いつもコメントありがとうございます! 最近、StellaImageを導入して勉強しているのですが、 画像の持っているポテンシャルを全て引き出すのは中々難しいですね(^^;) StellaImageのデジタル現像も行なっているんですが、それでもM42の中心部分は真っ白になってますね。 試行錯誤しながらやってますがまだまだですね(汗)
2013年05月12日16時27分
すでにデジタル現像やっておられましたか(^^ゞ しかしここはデジタル現像を持ってしても白飛びを無くす事は出来ないくらい元々輝度差が激しいんです(^_^;) ほんとならもっと浮かび上がっていて不思議ではない馬頭星雲やバーナードループが薄いので私はてっきりデジ現されてないのかと思い込んだわけですが、これは逆に白飛び回避のためにこういう表現にされたわけですね(^_^;) こういう所の白飛びを出来る限り抑えるためには段階露出をいう撮り方をします。 つまりこの画像の具合からすると例えばISO1600F5.6の6分露出4枚と2分露出2枚撮っておき、それをStellaImageでこの場合は全て加算してからデジタル現像をかけます。 こうする事で6分露出では飛んでいるピクセルにも2分露出による階調を与える事が出来、これがデジタル現像の最も威力を発揮する使い方でもあります。 気をつけるべきこととしてはやはり輝度の高い部分と低い部分が同じような表現になってしまってはあまりに不自然ですし、短い露出の方を多くするとそれに引っぱられて淡い部分が出にくくなってしまいますので、基本的には長い露出の方を多く、私は短い露出を長い露出の半分の枚数という具合に撮ってます。 また、全て加算していくと出来上がった画像は明るくなりすぎて真っ白になってしまい、誰もが最初はこりゃ失敗と思いますが、天文専用としてのStellaImageの素晴らしい強みの一つは保持出来る階調が一般のレタッチソフトとはビット数が違って桁違いに広い事で、一見真っ白でもレベル調整でスライダーを右へ右へ、輝度の高い方へ動かしていくとヒストグラムの山が現れてきて画像もちゃんと普通に現れます。 まあ全天でこの処理が必ず必要な天体というのもほとんど無く、これとアンドロメダの大銀河、それ以外には片手で数えられるくらいですが、必要な対象に対しては限度はあるとはいえ素晴らしい威力を発揮しますので、次の機会には是非試してみて下さい(^^ゞ
2013年05月13日00時53分
>takuro.nさん 返信が遅くなりました(^^;; なるほど、やはりM42の輝度差があるところは段階露出ですか。フムフムφ(.. )メモメモ 長い露出の方を多く、短い露出を長い露出の半分の枚数と・・・ いやー奥が深いですね。 まだまだ未熟ですね、ご教示いただいたことを色々試してみたくなりました☆ ありがとうございました
2013年05月20日21時46分
takuro.n
これはもう相当本格的な天体写真ですね~ ピントや設定もとても適切な撮影ですし、処理も本格的で、ここまで美しい元画像を得られているなら次は是非StellaImageで出来るデジタル現像を試されることをお勧めします。 これをやらずに星雲をもっと浮かび上がらせようとトーンカーブだけ弄ると恒星など明るい部分がますます飽和して真っ白になってしまうわけですが、デジタル現像というのは天体写真用に開発された処理で極簡単にいえばヒストグラムの右と左両端の階調を圧縮して余った部分を中間に割り当てることで、と同じようにトーンカーブを使っても輝度の高い部分はそんなに変化せずに淡い星雲部分をより効率よく強調出来るようになるというものです。 これを使いこなせるようになると散光星雲を撮るのがとても楽しみになりますので、機会があれば試してみてください(^^ゞ
2013年05月10日17時33分