写真共有サイトPHOTOHITO人と写真をつなぐ場所

freelancers freelancers ファン登録

Ursa Major M81,M82

Ursa Major M81,M82

J

    B

    おおくま座の明るい2つの系外銀河 と、右下の系外銀河はNGC3077 2013年3月16日撮影 撮影地:山梨県山中湖村 焦点距離600mm 絞りf4.0 赤道儀:タカハシEM-1 ノーガイド ISO2500 60秒×9枚 コンポジット RAW現像:IDC Ver.3 コンポジット:ステライメージVer.4 トリミング有り

    コメント2件

    Usericon_default_small

    takuro.n

    だいぶカラーバランスが取れてきて宇宙空間の写真っぽくなってきましたね(^。^) 昔フィルム時代はフィルムの特性に任せるしかなく、色味以前に写すためにどれだけの時間ガイド出来るかが勝負みたいなところがありましたが、デジタルではある程度短時間で写るものは写るようになり、綺麗に仕上げるためには枚数は必要ですが、なにより後処理を自分で出来るようになったのがフィルム時代と最も大きい違いです。 つまりカラーバランスも自分で調整出来るわけで、本来真っ暗な空間であるはずのバックグラウンドをそのように表現することはどんなに光害でかぶっていても出来ますし、それでこそ天体そのものの色味も浮かび上がってきます。 ただでさえ淡い色味を浮かび上がらせるのにバックグラウンドが青ければ青い反射星雲や惑星状星雲などは浮かび上がってきませんし、赤紫っぽければ赤い散光星雲のコントラストは悪くなり、それを無理に浮き出させようとするとノイズばかり浮いてくることになります。 ところがこのカラーバランスというのが現像時に合わせてもコンポジットすれば変わってしまいますし、また合わせてもカブリ補正したり何らかの彩度強調作業をする度に変わってしまいますので、正しくはその度に合わせ直しながら進めます。 また、現在のデジカメはホワイトバランスを正しく合わせることでRGB三原色の混合比が本来人間の目に見えるであろう色合いになるようチューニングされているわけで、実際の色味など分からない天体写真ではこのチューニングを正しいものとして受け入れるしか色味の決定が出来ないという面もあります。 つまりホワイトバランスが崩れている、カラーバランスが合っていない写真の場合は天体の色味ももし人間の目に見えれば見えるであろう色とは違う系統の色になってしまってるというわけですね。 天体写真はもともと記録的意味合いが今でもあると思いますし、そのために北を上にするという不文律がいまだ活きている部分もあるわけですが、色味的にこのただ一つの基準であるバックグラウンドには本来色味はないはずという前提を無視してホワイトバランスが崩れたまま処理された写真は個人が勝手に色味を付けた、ある意味創作写真といえるものになってしまうと思います。 まあどのように楽しむかはそれぞれで、創作写真として楽しむのも勿論ありと思いますが、例えばこの写真でいえばM81の渦巻き部分は中心部に比べて若い星が多いようで少し青っぽく写りますが、この写真でもまだバックグラウンドは少し青に傾いてるようで、渦巻き部分の微かな青味はそのバックグラウンドがかぶってまったく分からなくなってると思われ、せっかく長焦点で天体を撮るのにそれは勿体ないと個人的には思いますし、また写真によってバックグラウンドの色が違うのも、輝度的には焦点距離によっても変わりますし撮りたい対象によっても暗さを少し変えることはよくありますが、彩度的に変わってしまうのは宇宙を撮っているというより光害を撮っているとか、意図的に宇宙空間に色を付けているということになってしまうわけで、やはりここはバックグラウンドが出来るだけナチュラルになるよう、もう一がんばりされるとより端正な一枚になると思います。 バックグラウンドの色味はどんなに光害でかぶっていようと、あるいはフィルター使いでくるってしまっていようと、レベル調整で必ずナチュラルに追い込めますし、その後の処理過程でもマメに合わせ直してかまわない、というか合わせ直すべきものですので、またの機会には是非試してみて下さい(^^ゞ

    2013年03月19日12時47分

    freelancers

    freelancers

    takuro.nさん なるほど。背景色のニュートラル仕上げは重要なのですね。確かに星景写真等の意図的にアクセントつけたい場合は色温度をニュートラルより若干下げて青味をつけた方がいいのでしょうけど、完全に天体写真となるとニュートラルが基本というのは判るようになってきました。自分も処理を重ねるうちにだいぶ目が慣れてきたようで過去作例見ると、「こんなはずじゃなかったのに・・・」と結構唖然としますね(笑) 今度BORG用にLPS-P2の導入をするのですがカラーバランスが青よりに崩れると思いますので、背景色のニュートラル仕上げには充分配慮して画像処理したいと思います。 それと質の良い天体写真を撮るには質の良い空というのも実感しています。この部分はフィルム時代から変わりませんね。星雲の淡い部分の写りに左右されます。市街地で星雲を狙うのは口径30cmオーバーの望遠鏡で冷却CCD使わないとどうにもならないところでしょうね。

    2013年03月20日15時15分

    新規登録ログインしてコメントを書き込む

    同じタグが設定されたfreelancersさんの作品

    • LeoTriplet(FA☆600mmF4ファーストライト)
    • M42(多段階露出)
    • M13球状星団(ノーフィルター)
    • 稜線に沈む夕日(3月5日)
    • バラ星雲 四分の一
    • 馬頭星雲(色調・コントラスト補正版)

    最近お気に入り登録したユーザー

    写真を削除しようとしています。

    本当に写真を削除しますか?

    こちらのレビューを他のユーザーに公開します。

    レビューを公開しますか?
    講評の公開設定については必ずこちらをお読みください。

    コメントを削除しようとしています。

    選択したコメントを削除しますか?

    エラーが発生しました

    エラー内容

    PAGE TOP