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M33 試写

M33 試写

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    B

    だいぶ前に短焦点屈折で撮ってみてあまりの小ささにがっかりし、それ以来長焦点鏡筒を入れたら是非撮ってみたかったM33。 最近ここでも望遠鏡使いの方達が写真を上げておられ、密かに私もと思って10月に4回撮りに行けたうち3回チャレンジしてました(^◇^;) しかしそのほとんどが風の影響でどうにも星像が肥大変形してしまい、最終的に納得して使えるのは3回トータル20枚撮った画像中最後の19日に撮った中の3枚だけ_| ̄|○ たいした仕上がりにならないのは目に見えてますし、どうしようかだいぶ悩みましたが、もう冬の

    コメント15件

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    takuro.n

    星座を撮る時期にもなってしまい、今シーズンこれを撮るのはもうないかもと思うと一応試写として上げてみることに(^_^;) たった3枚ではこういう対象で肝心な解像感を出すために画像復元処理をしてもノイズが取り切れていないのでそれまで浮かび上がってどうしようもなく、結局最後にPhotoshopのアンシャープマスクを強さも閾値も少し上げてかけるにとどめましたが、それでも銀河最周辺部の淡いところはザラザラになってしまいました(^_^;) 渦巻き型銀河としてはちょっと崩れたタイプですが、アンドロメダ銀河と違って私たちの天の河銀河のように赤い散光星雲と呼ばれるHα輝線領域が豊富にあることで有名で、渦巻きのあちこちにピンク色に見えるところがそれにあたり、今回は解像感が出せない代わりにこの色味だけは出来るだけ出してみようと(^^ゞ しかしいくら改造カメラといえども隣の銀河の中のHα領域となると写し出すのはそう簡単ではなく、今回はそれをコントラストよく強調するために光害カットフィルターLPS-P2を使ってます。 しかしマスクも作らず処理したのでこのくらいが精一杯のところでしょうか(^_^;) それにしても最後は流星群撮影だったので仕方ないとして、他に3回も撮りに行って10月の新月期分で上げれるのはこれが最後。 望遠鏡が2枚にカメラレンズが3枚とはあまりに少なく、いかにまだ新しい望遠鏡を使いこなせないで振り回されてるかがはっきり分かる結果です(^_^;) 中でも風の影響があまりに大きかったのはオートガイダーの設定を短焦点屈折で使っていたままにしていたせいのような気もし、長焦点用に追い込み直す必要があるとするとその微調整はもう来年春の天の河の見えない時期になってしまうかもしれません(^_^;) 色々ある問題点のほとんどもまだ根本的には解決しておらず、ほんとに長焦点を使いこなすのは難しいもんですね(^_^;) GS-200RCレデューサ焦点1200ミリF6にAstro60Dと光害カットフィルターLPS-P2をつけ、ISO1600で2012/10/20の0時24分から撮った20分露出3枚を、RAP2、CameraRaw6、StellaImage、PhotoshopCS5と通して処理。 真ん中に入れ損なって少しトリミングしましたので、1300ミリくらいの画角と思います(^_^;)

    2012年11月06日17時06分

    yoshim

    yoshim

    おお。takuro.nさんのM33。さすがに私のとは段違いに淡いところまで出ていますね。やはり明るい鏡筒で長時間露出し、さらに改造カメラの威力もあり、憧れの散光星雲もばっちり出ていますね。M42と較べても格段に大きな散光星雲のようなので、M33に住んでいる宇宙人がいたら、さぞや見事な光景が見られるのでしょうね。「冬はやっぱりこれだよね」とか話しているかもしれませんね。  私もC6でもう一回チャレンジしたいのですが、先週末は月は別としてそもそも曇っていましたし、今週末も雨が降りそうで、まともにテストすらできない状況です。とはいえ我慢できず、雲越しのM42とか撮ってはみました。何かものすごい周辺減光で驚きました。シュミカセってこういうものなんでしょうか?それともレデューサーの影響かも?これはフラットが必要なわけだ。と今更ながら納得している状態です。

    2012年11月06日18時23分

    y_numajiri

    y_numajiri

    素晴らしいM33ですね。 淡い部分も見事ですが、HII領域の赤い部分が凄いです。 モノクロ冷却CCDでも使わないと、なかなか赤く出ない部分ですから、これを表現した画像処理技術は相当なものですね。

    2012年11月06日20時09分

    Bonjour

    Bonjour

    これでも試写なのですか? 流石です。素晴らしい。

    2012年11月06日20時23分

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    takuro.n

    yoshi-tamさん、ありがとうございます(^^ゞ M33の特徴はやはり散光星雲の多さですし、こうして見るとほんとに天の河銀河系よりもっと赤い星雲の撮影が楽しめるかもしれませんね~(^○^) ところでC6ですが、もう試写されましたか(^。^) 元々カセグレンという形式が長焦点目的、つまりメインの対象としては惑星や系外銀河のようなどちらかといえば写野中央部分を重視した設計ということもあるでしょうし、眼視のためによりコントラストの良さを求めて副鏡径を小さめにしてあったりすると、その分周辺減光は強くなる傾向はあるかもしれません。 逆に私の使ってるリッチークレッチアンはどちらかといえば散光星雲など写野全面を使った撮影に向いた鏡筒で、周辺減光を少なくするために副鏡径も大きめと思いますが、その分シャープさには欠け、コントラストも弱めです。 望遠鏡も形式によってそれぞれある程度の向き不向きはあるということで、C6の場合は周辺減光が強いということはどちらかといえば眼視での惑星観測などに向いた設計になっていて、それがレデューサ使用によってより強調されているということはあるかもしれませんね。 しかし、よほど大きい周辺減光でない限り、フラットを丁寧に撮ることでほとんどの場合分からないくらいまで改善出来ると思います。 フラットそのものは最初は薄明の空や太陽の位置が分からないくらいに均一な曇天で撮るのが簡単ですが、そのためには実際カメラをつけて星でピントを合わせておかなくてはなりませんし、自分が使う感度やヒストグラム的にどのくらいの露出をよく使うかも把握しておかねばならず、まずは早く本番撮影してみたいところですね(^_^;) 撮れたらその画像も周辺減光があるならそのままでもまた見せてもらえればと思います(^^ゞ

    2012年11月06日21時21分

    chesara

    chesara

    takuro.nさん、こんばんは。 駆け出しの私にはスゴイ写真としか見えません。(^.;) 月よりも大きい広がりを持ってるらしいので、短焦点でも狙えるのでしょうか? 長焦点は何かとハードルが高そうなので、短焦点でとりあえずやってみるのも"アリ"ですか?

    2012年11月06日21時28分

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    takuro.n

    y_numajiriさん、ありがとうございます(^^ゞ どうもお久しぶりですが、最近撮影はされておられるでしょうか。 M33、上のキャプションに書いた以前短焦点屈折で撮って小さくてがっかりしたという時の写真、numajiriさんにはじつはだいぶ以前mixiで見てもらったことがあります(^。^) その時は小さいだけでなくHα領域もほとんど写らず、numajiriさんからも改造機とはいえデジ1では難しいところだとコメントをもらったこと、よく覚えてます(^^ゞ それも頭にあって、今回は色味だけでも以前よりは出したいものと思って処理しました(^。^) さすがに枚数が3枚では解像感を出すような処理はとても出来ませんでしたし、色を出す上でもバックグラウンド部分に浮いてきてしまう色ノイズを落とすためには輝度的に一番低い部分を切り落とすような処理にもなってしまい、背景宇宙がのっぺりしてしまってもいますので、写真としての完成度はまさに試写としかいえない出来ですが、おかげで色味だけはある程度出せたかなという気がします(^^ゞ 露出的にはLPS-P2を使いながらヒストグラムの山がちょうど真ん中より微かに左で色を出すにはちょうどよさそうな設定を見つけられたことが良かったと思いますが、numajiriさんにこのようなコメントをもらうとここ数年でちゃんと進歩もしたなといってもらえたようですごいうれしいです(^^ゞ 次の機会にはこの設定を活かしてなんとか8枚を目標にしたいものと(^^ゞ

    2012年11月06日21時38分

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    takuro.n

    Bonjourさん、ありがとうございます(^^ゞ 私は普段望遠鏡の撮影では基本的に8枚撮ることを目標にしてるんですが、残念ながら半年前に入れた長焦点鏡筒ではいまだそれが達成出来てません(^_^;) F値が暗くなる分1回の露出時間が長くなるということもありますし、寒くなってきて風のある夜が多くなり、撮影に出かける山の上ではより風が強くて何十分ものガイド撮影がまともに出来なかったりということもあるわけですが、単純に計算して8枚撮るのと半分の4枚ではSN比が倍、簡単にいえばノイズ量が倍違う感覚で、それは後処理で強調したいことの自由度にすれば半分も出来ないということになるんです。 特にこのような系外銀河では解像感を出すための処理は大事なんですが、今回はそういう処理がほとんど出来なかったわけです(^_^;) 幸い色は出すことが出来たので上げる気にもなりましたが、やりたいことが半分も出来なかった写真という意味ではやはり試写と付けなければちょっと恥ずかしいです(^_^;) 次の機会、もうおそらく来シーズンになると思いますが、その時までにはもっとこの鏡筒を安定して使いこなせるようになっていたいものです(^^ゞ

    2012年11月06日21時49分

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    takuro.n

    chesaraさん、ありがとうございます(^^ゞ 色味的にはだいぶインパクトのあるところまで持って来れたので一見派手な写真に見えますが、やはり完成度としてはまったく納得出来ないものです(^_^;) ある程度の処理を精一杯しまくった上でこれならそれは自分の腕がまだまだということで納得して上げてしまうと思いますが、今回は枚数が少なすぎてノイズ処理そのものが理想には程遠く、8枚以上撮れたときにやれるような強調処理はまったく出来なかったわけですね(^_^;) まあそれはそれで望遠鏡の使いこなし面でまだまだ未熟というわけですが(^◇^;) M33の大きさというよりたいていの系外銀河は最周辺部にごく淡いハローと呼ばれる拡がりを持っており、これは普通アマチュアが撮っても淡すぎてほとんど写し出すことは出来ないんですが、その銀河の大きさとしては計算に入れられてしまいますので、実際私たちに撮れるのはそれより小さい部分だけと思った方がよく、この写真も1300ミリ相当の画角ということは月を撮ればちょっとはみ出すくらいなわけで、そう考えるとM33で実際写るのは月より小さいくらいといえます。 そう考えると実際月を撮っておられるchesaraさんにはどの程度の広がりに撮れるか見当が付くと思います。 BORG77に×1.4テレコンを付けて700ミリにすればそれなりの大きさで写せますが、F値が9になってしまうことを考えると露出時間的にはフィルター無しでもこの写真と同じくらいの輝度を得ようと思えば30分以上。 枚数稼いでなんとかと思えば20分くらいでもある程度写し出せるかなとは思いますので、一度ガイド精度を試すくらいのつもりで長時間多枚数撮影に挑戦されてみるのも面白いかもしれませんね(^^ゞ

    2012年11月06日22時24分

    Marshall

    Marshall

    takuro.nさん、こんばんは。 試写にしては素晴らしすぎます!FF-LPS-P2の効果も感じられますが、ISO1600 20分ですか? やはりフィルター付けると露出時間も長く撮らないとなんですね。私のカメラだと火を噴きそうです。 この被写体はR200SSで再度挑戦したいです。今週末辺りがチャンスだと思ってたところです。F4 フィルター無しなら露出時間も少なくて済みそうですし、画角をうまく中心に持って来て枚数を多く稼いで周辺像まであぶりだしたいと思ってますが、頭の中ではイメージできてるものの行動が伴うかが問題です。 FFフィルターも購入に向けて固まってきたので週末の天候が良いことを願ってます。 そろそろ冬本番!今後も素晴らしい作品を期待してます。<(_ _)>

    2012年11月07日01時45分

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    takuro.n

    Marshallさん、ありがとうございます(^^ゞ フィルターを使うということは別に赤い色がよく写るようになるわけではなく、赤以外の色味の波長が通りにくく輝度的に低くなることによって相対的に赤の輝度が明るくなるだけであって、全体としての明るさはだいぶ落ちてしまいますし、赤そのものだってフィルター無しよりやはり少し落ちるわけです。 その全体的な明るさの落ち込みをカバーするためにはやはり露出を長くするしかないわけです(^_^;) その程度によってLPS-P2<LPS-V4<H-alpha/BPというように露出時間もどんどん長くなるというわけです(^_^;) それでも赤に比べて青系の写りは悪くなり、同じ写野に赤い輝線星雲と青い反射星雲があった場合は反射星雲の写りが弱くなってしまったり、赤い星はより赤く写るのに青い星は色味が抜けて白っぽく写ってしまったりと副作用もあり、そこらへんをどう処理するかも難しいところで、この写真でも赤い星がすごく赤くなってしまってます(^_^;) 逆に青ハロの出る光学系ではLPS-P2を使うことによってある程度それを抑えるなどという使い方をする場合もあるくらいです。 モノクロ冷却CCDだとRGBそれぞれ別に撮り分けるので、露出時間を変えることによって赤も青もバランスよく輝度高く撮っておくことが出来るんですが、それが出来ないのが一発撮りデジ1での赤い散光星雲撮影の難しさといったところで、上でy_numajiriさんのようなベテランの方が赤がよく出せているなどといってくれるのはそういうことをよく知っておられるからなんです(^^ゞ そうやって少しでも良い写りにするためにフィルターワーク含め工夫していくと、明るい光学系の有り難みも身にしみて分かるようになってきます(^◇^;) R200SS、散光星雲撮影に多くの人が使うに十分な理由のある良い鏡筒ですので、是非たくさん使ってやって下さい(^^ゞ

    2012年11月07日09時09分

    新田さん

    新田さん

    宇宙を感じました!!!かっこいいですね^^!

    2012年11月08日00時33分

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    takuro.n

    新田さんさん、ありがとうございます(^^ゞ これはまさに宇宙そのものです(^。^) ちょっと画像が甘くて星の塊といった感じの精細感には欠けてしまいましたが、渦巻き銀河を上から見た感じが分かるでしょうか(^^ゞ 私たちの天の河銀河系はこれよりもう少し大きくもう少し渦がしっかり巻いているとされてますが、地球があるのはその渦の中でも最周辺部、銀河系の中では田舎の方です(^_^;) こうやって上から見た画像だと、天の河銀河系に当てはめると地球のあるところは一番外側の腕に中かな、そしてこうやって円盤状になってるから天の河のように見えるんだな、などと想像しながら見ることも出来、実際は隣の恒星に行くのも人間が遠い未来になって出来るかどうかくらい遠いのに、それがこんなにぎっしりたくさん集まってるのかと思うと、まさにあまりの距離、あまりの広さこそが宇宙なんだなと感じます(^^ゞ

    2012年11月08日02時40分

    sory

    sory

    1600mmですか どれだけ拡大しても 無数の星が写りますね。宇宙は広い(T_T)

    2012年11月10日22時40分

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    takuro.n

    soryさん、昔白山山頂で素晴らしい快晴に出会って見ることの出来た星空は、星と星の間を見ると星があり、またその間にも星があり、まさに無数の星、どこまで目を凝らしてもまだまだ星が見えてくるという凄まじいものでした。 星の数ほどなどという言葉ではとても言い表せないすごさ、それこそが宇宙だと思います。 ちなみにこの写真では17等星より暗い星まで写っていますが、写せる星の暗さは使う望遠鏡の大きさにもよりますので、もしもっと大きい望遠鏡が使えたらはるかに多くの星が写り、うるさすぎるかもしれません(^◇^;)

    2012年11月11日02時27分

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