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写真エッセイ:写真歌:偕楽園散歩3

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    B

    奈良時代に遣唐使によりもたらされた梅は、とくに貴族階級によって都に定着した。 和歌に詠まれるようになり、その歴史の中で様々な異名を持つようになった。 先に挙げた好文木はその一つだが、私の気に入っている名は、香散見草。 梅の花は、強過ぎない仄かな甘い匂いがする。そのそこはかとなく散ずる花の香を見る、と言う。 香を嗅ぐのではなく、漂う香を見よ、と言うのだ。 このセンスはさすが奈良・平安貴族の言語文化だなあ、と思う。 そこで一首  偕楽の園の日高し友と来て     散ず花の香見るは楽しき  未牧

    コメント8件

    ぶっちゃん

    ぶっちゃん

    こんにちは。 古木の梅の木ですね〜 でもまだまだ咲き続けてくれるといいですね。

    2025年03月12日13時39分

    写楽旅人

    写楽旅人

    偕楽園は何十年も行っていませんがやはり華やかですねえ!

    2025年03月12日13時44分

    頂雅

    頂雅

    素晴らしい梅の木はかの有名な水戸偕楽園 でしたか。 散ずる花の香を見る香散見草。 枝振りは元より花の香を見て楽しむ。 香は見たり聞いたり雅な文化のようです。 学ばせて頂きます。

    2025年03月12日14時33分

    yoshi.s

    yoshi.s

    ぶっちゃんさん やはり梅は古木ですねえ。 こんなすっきりした梅の花が、どうしてこんなごつごつの木に咲くのか不思議です。 まあ、桜だって似たようなものです。陰陽相反してるから面白いのか・・。

    2025年03月12日23時29分

    yoshi.s

    yoshi.s

    写楽旅人さんは偕楽園を訪れたことがあるのですね。 この画の時はまだ4−5分咲き。今からがちょうどいい頃でしょうね。

    2025年03月12日23時45分

    yoshi.s

    yoshi.s

    頂雅さん 日本に梅の文化が根付くのは、遣唐使が持ち帰った奈良時代で、平安時代になると、唐朝が不安定になり、大陸との交流が途絶えました。その頃から、日本古来の山桜が日本を代表するようになりました。 日本を代表すると言うのは、外国に対してではなく、和歌に詠まれるようになるという意味です。 ですから、奈良時代に詠まれた花は梅で、平安時代に花と詠めば、桜のことです。 おっしゃるように、雅の文化ですね。

    2025年03月12日23時47分

    ジョニー森永

    ジョニー森永

    なるほど。香りを見る ですか。奥が深い。

    2025年03月14日17時16分

    yoshi.s

    yoshi.s

    ジョニー森永さん ね。 ジョニーさんの、苔のささやき声にも同様のセンスを感じますよ。 奈良・平安時代の雅の人たちのセンスと言語文化は、相当なものでしたね。 われわれはいまだにあの時代の和歌のセンス・表現に追いついていませんね。

    2025年03月14日20時32分

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