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モノクロとノイズによる表現を考える (2)

モノクロとノイズによる表現を考える (2)

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    さて、昨日の例は Detail はあまり問題にならない画、そして今日は Detail が重要な画の例。 そもそも この例では 最初にこの荒れた画を作成し、その後 ノイズを取るという作業をしている。  以前 技術系のプログラミングをしていた時、考えられる様々な入力に対し、プログラムが正常に稼働するための条件設定をするのだが、当然ノイズが多くなる処理をしている反面ノイズを取る、なんていう事は想定されているのだろうか。 EL Nikkor 50mm f2.8

    コメント7件

    滋香

    滋香

    こっちの方が好き。

    2025年02月04日09時09分

    run_photo

    run_photo

    こんにちは。 昨日は有意義なディスカッションをありがとうございました。 写真は芸術ですがかなり工学的な側面があることから、理系脳ではどうしても科学的・数学的に考えてしまうのですが、今回は極力感覚的な目で比較してみることにしました。 銀塩ではないのですが、特に暗部で銀化合物粒子の重みのようなものを随所に感じます。それが迫力に繋がっているように思います。高感度フィルムをプリントした時の重厚なドキュメンタリータッチのようです。 また、上部のボケ味がノイズがある方が滑らかに感じます。規則正しく並んだ画素での表現ではエッジが出すぎて、ノイズをがある方がそのエッジを適度に打ち消しているというイメージでしょうか。究極的な高画素、1億画素とかになると滑らかになるのかもしれませんが使ったことがないので何とも言えないですね。 結論は、本作に関して言えばノイズありの方が猫の厳しい表情を引き出していると感じました。 カラーの場合は全く考え方が異なるかもしれませんが、モノクロではシーンや表現したいイメージによってノイズを上手く利用することで被写体の魅力を引き出せるということですね。 ちなみにFUJIFILMの最新機では、超微粒子で有名なフィルム「ACROS」をシミュレートしたモードを使ってISO800~1600くらいに設定するとフィルムのようなノイズが出始め、さらに粒子サイズまでコントロールできる機能がありプリントすると銀塩のような雰囲気を再現できます。ノイズを単なるノイズと捉えるか表現手法と捉えるか柔軟な発想が大事だと感じました。

    2025年02月04日13時01分

    デーデーポッポ

    デーデーポッポ

    滋香 さん、 私もです(^ー^)

    2025年02月05日09時46分

    デーデーポッポ

    デーデーポッポ

    run_photo さん、 おはようございます。 私がノイズに関して見直しているのは、現像途中で出てきてしまうノイズと 故意に入れるノイズとは違うという点です。 カメラも車も今やコンピュータによって制御され、Raw 現像なる厄介なソフトを使用する今、そのソフトがどのように処理しているかを知っておかないと 既に AI 技術が現像ソフトに組み込まれているので カメラマンの意思とは違う画が造られてしまうし意図して造ることができる画像を良しとされてしまうと思うのです。 先日 東京芸大のシンポジウムで これからスマホを使った写真を対象にした学科ができるであろうということでした。 スマホに組み込まれた様々な機能を使って デフォルメしたりできて それを活用するのも写真芸術の一つであるということです。 かつて ノイズを故意に出すために増感に不向きなネオパンSSを ASA800 まで増感させ、ミクロファインではなく D76 の2倍溶液で現像したことなどを思い出すと 様々な組み合わせのシミュレーションもできるに違いありません。  しかし、それらを知っていて使うことと知らないで格好いいとか言って使うこととは本質的に違いますよね。 貴重なご意見ありがとうございました。

    2025年02月05日10時03分

    run_photo

    run_photo

    再コメント失礼いたします。 全くおっしゃる通りだと思います。高度な電子制御になればなるほどそれを作った人にしかわからない、もしくは作った人にもわからない状況にあるのではと思います。 それは銀塩時代の化学反応による画づくりでも同じだったような気もします。 完全でなくても自分のコントロールできる範囲を広げておくことは極めて重要なことと思っています。日々研究・開発している立場にいると余計にそう思います。 スマホを使った芸術。Instagramに投稿されている写真は、写真や芸術を仕事・趣味にされていない、特に若い方の表現や感性には驚かされます。経験や技術の積み上げでなく、テクノロジー先行型の表現も面白いのではないかと考え始めています。意図しない発見、セレンディピティから生まれる遊び心も良いのではと思うようになりました。 フィルムから写真を始めた者にとって、過去の膨大な経験と革新的テクノロジーのはざまにいて、このように悩めるのは大変光栄なことだと感じます。 とても考えさせられる課題の提示やご意見、大変勉強になりました。

    2025年02月05日14時34分

    エミリー

    エミリー

    非常に興味深い作例ですよね。 run_photoさんのおっしゃるように、感覚的にはノイズありの方が、いいですね。 ノイズ除去の作例は、ノイズ除去以外にも輪郭を強調しているというか、 新たに輪郭を作り上げているような感じがします。 猫の毛並みはいいのですが、バックのボケの部分に不自然さを感じます。 とはいうものの、私も最近アップするほとんどの画像にLightroomのノイズ除去を使っています。 30から40%のノイズ除去を掛けると、明らかにクリアーでシャープな画像になります。 風景なら、これを使わない手は無いと思うんですが...(^^;

    2025年02月05日23時23分

    デーデーポッポ

    デーデーポッポ

    run_photo さん、 エミリー さん、 私もこのボケ方の差にプログラムが処理するアルゴリズムが隠されているように感じます。 どうみても タマぼけ風に輪郭が出たボケは不自然です。 また、エミリーさんの仰る通り、私も新しい Photoshop Camera Raw や Lightroom CC を使うようになり 風景写真では必ずノイズ除去をするような癖がついてしまい、実は 『野良』の写真のレタッチを終え、最後に無意識にその処理を実行して、変だと気がついてこの企画を試みました。  やはり 現像ソフトも道具の一つだということで、使い方次第ということになりますが、ソフトは隠されている実行内容を今一度理解しなくてはいけないと思うこの頃です。 とても貴重なご意見、ありがとうございました。

    2025年02月06日09時08分

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