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カウプの街を過ぎ、しばらくすると対岸(左岸)の山の上に聳えて見える城がシェーンブルク城/Burghotel Auf Schönburg Oberweselです。 なかなかの迫力です! 麓の街はオーバーヴェセルでワインが美味しい街として有名なのですが、ドイツ赴任中は候補に挙げたものの結局行けませんでした。 隣町、上流のバッハラッハや下流のザンクトゴアーには行っているのですが… お城の説明はコメント欄にて…
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シェーンブルク城はライン川左岸にあるオーバーヴェセルの南に位置する山上に建つ大きなお城です。 レ・ミゼラブルの作者ビクトル・ユーゴが「最も美しい廃墟」と絶賛したことでも有名で、現在はホテル&レストランとなっています。 シェーンブルク城は10世紀にザクセン家の皇帝によって築かれたといわれるお城で、この頃から「シェーンブルク=美しい城」という名前を持っていました。 1166年にシュタウフェン家の皇帝フィードリヒ1世からこの領地を与えられた家臣が、以来シェーンブルグ家を名乗るようになり、ライン川を通る船の関銭、領内で造られたワインの財源、結婚と相続関係で財を成して領地を広げています。 この頃はその財源を基にお城を増強し、ライン川でも屈指の大きさを誇る堅固な城へとなりました。 しかし、15世紀以降は戦争や私闘によって城の持ち主が何度も変わってしまっています。 1688年にはじまったプファルツ継承戦争において、オーバーヴェセルを含めライン地方はその主戦場となり、翌年シェーンブルク城もフランス軍によって撃破されました。 しかも、1719年にはシェーンブルク家の男子直系が絶え、城はトリーア選帝侯の所有になりましたが、城は修復されず廃墟のままでした。 ところが、1885年にドイツ系アメリカ人で、NYの銀行家が半ば壊れかかっている城を購入し、1901年までに部分的に再建し、彼が1947年に死亡した後1950年にオーバーヴェセル市が息子からその城を買い取りました。 1957年からはヒューットゥル家が城を借り受けホテルとして改装し、現在も営業されています。
2024年07月08日06時28分