さていざ出発となれば、物見遊山の旅ではないことは重々承知。喧嘩を止めるのは、喧嘩するよりも力がいる。まして梅龍は平和をもたらす好文の姫君たちをお運びしなければならない。重責を担った龍は身の内に燃え上がる炎を身体中に巡らし、気を張った。 すると梅龍の体は瞬く間に、龍一族の持つ本来の姿へと変化した。姫たちを乗せる優しい梅龍から、戦場に出かける闘龍へと変身したのだ。 しかし戦いに行くのではない。平和の使者を護り送り届けるのだ。その方がはるかに難しい。龍と姫たちは彼の地に向かってゆっくりと飛び立って行った。完

コメント6件

はなてふ

きっと、朗報をもたらしてくれる(⌒0⌒)／~~

2022年03月22日23時20分

yoshi.s

はなてふさん 梅龍と姫君たちなら、きっとやってくれます。ね。

2022年03月22日23時49分

頑張れ!てんちゃん

むこうに日本の梅の花びらを持って行って大地に撒いたらどうだろうか。 それとも花咲爺さんのように、灰を撒いて緑の森／花盛りの草原を作ったらどうだろうか。 それとも、泉鏡花の夜叉が池のように戦車などの武器のあるところに大洪水を引き起こすとか・・・

2022年03月23日01時21分

yoshi.s

頑張れ!てんちゃんさん 知恵の袋を絞ってなんとかしようと思う人がいる限り、世界はまだ大丈夫かもしれない。 人間に幸あれ。

2022年03月23日17時21分

HATTU

龍碑（初めてみました！）を梅龍が勢いよく飛び回っているかのようですね。

2022年03月23日19時06分

yoshi.s

HATTUさん 私の菩提寺の石碑です。彼岸の墓参りに行ったのです。 必ずや使命を全うしてくれると信じています。

2022年03月24日01時45分

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