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*続き 二人はウェイターの勧める料理を注文し、後からやってきたソムリエに地元産のスパークリングワインと赤ワインを頼んだ。 スパークリングワインはすぐにやってきた。ソムリエが手際鮮やかに栓を開け、細いグラスに注いだ。金色のあわ粒が立ち上り夕陽の色がそれを染めた。「エンジョイ!」 二人は互いにグラスをちょっと上げて目で乾杯をしグラスを傾けた。葡萄の甘さが口に広がり、炭酸の爽快感が喉を下りて行った。 二人は互いの目を見たまま一つに溶け合った。料理の前のこの時こそが、実は最も味わうべき時空だ。 *次回に
写楽旅人
入梅雨前の貴重な夕焼けですね。 美しい画です!
2021年05月19日21時22分