ある男の写真日記
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二度寝の頭の中で自分は重機に乗っていた。 掘削した下水本管を埋設する為の 幅約一メートル弱の穴は深度約２ｍで土留支保工された 矢板の中には親父の代からの職人の顔がある。 時折重機から降りては親子ほどの年上の職人と 作業の話をしていた。 ※MAMIYA C33/SEKOR105mmf3.5 Fuji PRO160NS 2016年撮影の過去画像より
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ある男の写真日記
当時は今現在のようにレーザーをマンホールに設置して 下水本管の１ｍ辺り平均５ｍｍの勾配を付けて埋設するのではなく 土質の違いにより下水管を設置する管台という枕木を 微妙に設置する職人は管屋と呼ばれていた。 勾配だけではなく管の通りと言って左右に振られないように 管の上部左右を目で始まりのマンホールの光を頼りに 管の位置を定め固定する。 よって始点となるマンホールは光が入るように網目上の マンホール蓋に作業が始まる前に交換し終了後戻す。 もっとも後半は当時ワンセット百万以上するレーザーを買って 始点のマンホールに設置して作業していた。 今ではリールがあるらしいね。 話はながくなってしまったが 高々廃業するまでの１７年だけだったが 大學でて火災保険の営業を６年 その後親父のドカチンへ転職したので 体力もそうだが仕事覚え監督との段取りやら 付き合いで酒飲ませたりと必死だった。 だから今でも時々フラッシュバックするんだよ。 僅か６年しかしていない背広着て仕事してた サラリーマン時代も偶に頭に出てくる。 ただおかしなことに 高校時代だからもう四十年以上過ぎたフラれた彼女も出てくるのは 未だに頭の中には未練があるのだろうか？ そりゃあるわな。（笑 だって彼女の頭の映像は二十歳前のままだから。 フラれた彼女だが幸せだったらいいのになぁと願っている。 しかし不思議だねぇ…（苦笑
2021年01月12日08時45分