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    きこりん

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    ずっと雪ネタばかりだったけど、とうとう全国的に大雪となり、雪が不慣れな地域のことが心配になっている。 北海道よりも気温が高い地域では、道路や家屋はもちろんだけれど、山間部のみならず、僅かな傾斜がある場所などでは想像よりも容易く雪崩が起きる。 また、雪が降っていなくても、強風が吹けば積もった雪が舞い上がりホワイトアウトになってしまう。 特に本州・四国・九州では、車両もタイヤも雪道に対応していないことが多く、面白がってドライブなどに出かけたりすると二度と戻って来られなくなるかもしれない。 さて、玄関前の回廊の壁の高さは、ついに170㎝を超え、風呂上りに裸でうろついてもどこからも見られることがなくなったw これだけ雪が積もると、裏山の雑木林の中ですら150㎝以上にはなっており、動物たちの巣穴はすっかり雪の底に埋まっている。 空腹に耐えかねて迂闊に巣穴を出ようものなら、帰ってきたときにどこが我が家かもわからなくなる。 万が一にわかったとしても、150㎝以上の深さまで雪を掘らなければならず、一発で見つけられなければ探し回っている間に凍死してしまうことも珍しくはない。 キタキツネやエゾタヌキなどは、本格的な雪が降る前の、落ち葉が積もり始めた秋ごろに、山の斜面などの傾斜地に2mほどの横穴を掘る。 中には、同じ巣穴で何年も暮らしているものもいるが、冬の間に生まれた子供は初夏には親離れし、新たなテリトリーで巣穴を掘る。 しかし、不慣れな子ぎつねが掘った巣穴では、崩れ落ちたり、浅すぎて寒かったりする。 普通の降雪量ならまだしも、今シーズンのような豪雪ともなると、一度餌を探しに外へ出ている間に数十㎝も雪が積もってしまうので、初めての冬を迎える子ぎつねなどは、自分の匂いすらわからなくなり、二度と巣穴に帰れなくなる。 そんな時には、適度に崩れた廃屋などがあれば、その中に潜り込んで避難することもできるが、そんな場所は大抵、野良猫など他の先住民がいて追い出されることになる。 川へとつながる排水溝などは、人のいない過疎地まで行けば水が流れることもないので、しばしの休息を与えてくれる。 キツネやタヌキ、アライグマ、野良猫などならば、こうしてなんとか雪に抗うこともできるが、エゾシカともなるとそうはいかない。 頭部の高さが2mを超えそうな雄のシカですら、150㎝を超える雪の中では身動きが取れなくなる。 雌や子供のエゾシカなら、雪に埋まったその場で立ったまま凍り付いてしまうこともある。 そのため、優秀なオスのリーダーがいる群れは、雪が少なく、何かしら植物がある海岸線へと、大雪になる前に群れごと移動する。 群れから逸れたエゾシカなどは、移動することも考えられず、同じ地域をうろうろしている間に雪に埋まってしまうことだろう。 エゾシカは巣穴を持たず、雪に中でも群れで寄り添って温め合うため、これほどの豪雪ともなると、群れのまま雪に埋まり全滅してしまうこともあるらしい。 冬の間のエゾシカは、主食となる草がほとんど無いため、立木の表皮を剥いで食べたりするため、植林ではその被害に苦慮しているが、ここまで雪が深いと、エゾシカ自体が移動できないため被害は少なくなる。 とはいえ、街路樹や庭木の表皮を剥いでしまう被害も多く、困りものなのには変わりはない。 庭では、野鳥が止まるほどの高さまで雪が積もっているので、雪に埋まったカラマツを掘り出しておかなければ野鳥すら遊びに来てくれない。

    2021年01月10日03時09分

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