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冬はこれから

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    きこりん

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    11月9日から本格的に降り始めた雪は12月28日までほぼ休みなく降り続いた。 一日を通してまったく降らなかった日は、今日に至るまで僅か4~5日しかなかった。 先日、24日までに、数回に分けてどうにかこうにか雪降しをした屋根には 25日午後から降り始めた雪により、27日には、これまで降ろした分の半分ほどの雪が積もり、再び襖が動きにくくなった。 ほぼ毎日、こまめに除排雪していた玄関から道路へつながる回廊は 人一人が通るだけの幅しかないのに、その左右の雪壁に雪庇が着いて回廊の内側にせり出し始めた。 この雪壁の高さも、既に私の背丈と同じになり、除排雪をしている間も、まさに「回廊」の中を探検しているかのようで、通るたびに僅かにワクワクする。 そんな細い通路なのに、昨夜、除雪車が道路を通った際に、勢いよく排土板で蹴立てて行ったために、回廊の半分ほどまでが1m以上の高さで埋め立てられてしまった。 普段でも、除雪車が来るたびに出入り口に雪山ができて、それを取り除く作業をしなければならなかったが これほどまでの雪を置いて行かれると「嫌がらせ」でもされているのか?という気持ちになった。 それでも、出入り口の除雪をしようと、ウェーダーを履いて外へ出て、あらためて雪山を見てみると、まるでここには人が住む住居がないかのように雪が積み上げられている。 私は憤慨し、このまま手を付けずに放置して明日に苦情を入れようか? それとも業者を呼び止め、警察を呼んで陳情しようか?などと、一度履いたウェーダーを脱ぎ、室内へ戻った。 あれやこれや考えながら、深夜にもかかわらずコーヒーを淹れて一息ついていると少し気持ちが落ち着いてきた。 このままでは寝られそうもないので、あらためてウェーダーを履き除排雪に挑むことにした。 玄関側からではどうにも手のつけようもないほどの雪山だったので、その雪山を腰まで埋まりながら、除雪が終えてフラットになっている道路まで出てみると、自分の背丈よりも高く雪が積み上がっていた。 どうしたものかとしばし悩んだが、やるしかないと奮い立ち、ママさんダンプを雪山に差し込んでは道路の脇へと雪を移動させた。 雪山の雪は、そのほとんどが道路から剥ぎ取られたものなので、ほぼ氷のようになった塊ばかりで、思ったよりもサクサクと作業が進み、変なスイッチが入ったようで、先ほどまでのイライラはすっかりなくなり、通路を開けるという使命感がわいてきた。 作業は予想以上に早く進み、20分もしないうちに回廊の復旧は終わり、移動した雪山の量は1トンほどもあった。 ほどなくしてやってきた除雪車が、何事もなかったかのように、道路脇に積み上がった1トンほどの新たな雪山を運んで行った。 その頃にはもう、わだかまった気持ちもなく、穏やかな爽快感で満たされていた。

    2020年12月29日00時55分

    きこりん

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    その後、雪は降らず午後となったので、午後4時から1時間だけ、屋根に上がり、雪を降ろしにかかった。 屋根の上の雪は、先日にかなり降ろしたこともあり、最深部の屋根に接地している部分はザクザクとしており、その上に柔めの雪が1mほど積もっている。 屋根の周囲はすでに雪庇ができ始めていたので、前回同様にまずは周囲の雪庇をぐるりと落とし、襖に荷重をかけて動かなくしているであろう梁の部分を重点的に排雪し、またまた変なスイッチが入ったので、今後また降り積もっても、少しは放置しておけるようにと全体的に排雪した。 ママさんダンプで雪を山盛り掬い取ると、およそ30キロになり、一掬いごとに30キロが減っていくと思うと妙に楽しくなってきて、作業がはかどる。 その頃になるともう周囲はすっかり夜となり、街灯はあるものの屋根までは明りが届かず、いつもなら足元が見えなくなるのだが、今夜は「もう少し頑張れよ」とばかりに月明かりが照らしてくれたので、月が雲に隠れるまで30分ほど延長してみた。 まだ年が明けていないというのに、これほどの積雪を経験するのは、標茶に居た5歳の頃以来だろうか? 当別も連日のように吹雪いて大変ではあったが、いつも風があり吹き溜まりができるものの積雪量自体はこれほど多くはなかった。 それに引き換えココは、風が強い日は少なく、それも幼い日の標茶に似ていた。 あの時、二階建ての家はすっぽりと雪に埋まり、二階の窓から出入りしたのを覚えている。 経験とは、ある意味恐ろしいもので それから比べれば、この程度は大したことではないと思ってしまう。 実際には災害規模であり、このまま降雪が続くようであれば、数年前同様に自衛隊の出動もあり得るだろうし、いくつかの廃屋は春までに潰れてしまうことだろう。 あと二つ寝るとお正月・・・ 今日もまた2トン近い雪を屋根から降ろした。 若い頃にやんちゃしていたからなのか?インナーマッスルは衰えていないようで、除雪初日に脇の下の筋肉と脛が軽く痙攣した以外は全く筋肉痛になっていない。 ついでに内臓脂肪が落ちてくれるなら、一日中毎日除雪してるのになぁ・・・w 今後も、きこりん地方の週間天気予報から雪マークが消えることはなく、まだまだ雪との格闘は始まったばかりだと思い知らされる。

    2020年12月29日00時55分

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