ホーム きこりん 写真一覧 屋根の上の雪ポニョ 疾風怒濤編 きこりん ファン登録 ユーザートップ 写真一覧 ギャラリー お気に入り ファン ファンになっているユーザーの写真 ファンになっている ファンになってくれている 屋根の上の雪ポニョ 疾風怒濤編 お気に入り登録91 1971件 D E 2020年12月22日22時29分 J B
コメント1件 きこりん 屋根の上の雪ポニョ 疾風怒濤編 いよいよ戦いは終盤へと差し掛かった。 毎年のことながら雪ポニョ軍団は、「ただ降り続ける」という、最もシンプルな作戦で追い詰めにかかる。 こちらが昨日一日、対策を怠っただけで、屋根の上の雪ポニョは、30㎝以上も降り積もり、一昨日どこまで排雪したのかわからないほどになっている。 しかし今日は、「暖気」という強い味方が来てくれた。 といっても、降り積もった雪ポニョは湿度を帯びて重たくなるので、それは必ずしも良いことばかりではないのだが それでも、錆びたトタン屋根にがっちりとしがみついて離れようとしない屋根の上の雪ポニョの、しがみつきの力がほんの少しだけ緩んだ。 ここぞとばかりに、トタン屋根と、屋根の上の雪ポニョの間にママさんダンプを差し込み、グラグラと上下にゆさぶって、屋根の上の雪ポニョを動揺させる。 何とか、離されまいと、その結束を強め、みんなで屋根にしがみつく屋根の上の雪ポニョのその手を、何か所もママさんダンプを差し込んでは断ち切っていく。 「ググッ・・・グググッ・・・」というくぐもった声を発しながら、屋根の上の雪ポニョ軍団の結束は少しづつ崩れ、瓦解し始める。 はじめは小さな欠片となってポロポロと剥がれるが、そのうち、ママさんダンプに乗りきらないほどの大きさのものが面白いように剥がれてくる。 その時の気分と言ったら、何日も出なかった硬くて太いものが、何の痛みも伴わずにどっさりと出たような爽快感だ。 しかし、雪ポニョ軍団の最後の悪足搔きで、時には大きすぎて、ママさんダンプでも動かせないほどの塊となって、抵抗し始める。 ざっと、高さ120㎝x横幅120㎝x奥行き100㎝ほどの塊は、足場の悪い屋根の上では「グググッ」と音を立てるだけで容易く動いてくれない。 残念だけれど、スコップで半分に割ってから、屋根の上から勢いよく滑らせて落とす。 これほどの大きさになると、垂直落下させると、ガラス窓や壁を壊しかねない。 ここまでくるともう、何か変なスイッチが入ってしまい、体温も上がり、汗も出てきたので、冬着を脱ぎ捨てTシャツ1枚になった。 いくら「暖気」が加勢してくれているとはいえ、外気温はマイナス1℃とそれなりに低く、まるでドラゴンボールのスーパーサイア人のように、メラメラと大量の湯気が立ち上る。 しかも、真冬の屋根の上で・・・^^; その後、魔人ブーも、セルも、フリーザも出てくることなく、すいすいと排雪は進み、残すところ、屋根の中心部分の1トンほどとなったところで、足元が見えないほどの宵闇となり、「フランク永井」の「君恋し」(宵闇ぃ~♪ せまれば~♪ 悩みは~♪ 果てなし~♪ みだるる心に~♪ うつるは~♪ 誰が影~♪ 君ぃ~♪ 恋し~♪ 唇あせねど~♪ 涙は~♪ あふれて~♪ 今宵も~♪ 更け行く~♪)がどこからともなく聞こえてきたので、作業を終えて屋根を降りた。 全ての道具を片付けるとすぐに、濡れた衣服を脱ぎ捨て、作業前にあらかじめ沸かしておいた熱めの風呂に飛び込み、「あっちっち!」となったので、風呂を飛び出し、玄関前の雪ポニョの山に裸のままダイブする。 何秒もしないうちに、雪ポニョに触れている皮膚がピリピリと痺れてきたので、再び風呂に飛び込む。 またまた「あっちっち!」となったので、風呂を飛び出し、玄関前の雪ポニョの山に裸のままダイブする。 何秒もしないうちに、雪ポニョに触れている皮膚がピリピリと痺れてきたので、再び風呂に飛び込む。 てなことを何回か繰り返しているうちに、風呂の温度が丁度いい加減になってきた。 家の周りは、この数日来の猛寒波で、積雪量が130㎝を超えており、更に、連日の除排雪による雪ポニョ山ができており、既に「回廊」と化した玄関から道路までの通路は隣近所からは完全な死角となっている。 何だったら、一日中、玄関前で裸踊りをしていても誰にも見られることがないw さて、裸で雪ポニョの中にダイブすると、女性には理解できない変化が起こる。 普段は、魔物のようなジョニーが、あまりの冷たさに驚いたのか、上着だけを残してどこかに行ってしまう。 残された上着の姿はあまりにも無残だ。 折り畳み傘を絞り出した後のカバーのようでもあり、峰不二子が横たわるベッドにルパンがダイブした後のルパンの服のようでもある。 重労働を終えた後は、そんなアホなことをして気分をリフレッシュしてから、深夜まで陶芸に勤しむのであった。 さて、明日は来客があるので、残り1トンほどの屋根の上の雪ポニョは、明後日、気が向いたら、完全制覇を目指して戦おう! 2020年12月22日22時30分 新規登録・ログインしてコメントを書き込む コメントを書き込む 同じタグが設定されたきこりんさんの作品 最近お気に入り登録したユーザー リチャード ファン登録 lush ファン登録 m.a.k.p.70 ファン登録 WBPHOTO ファン登録 LOVE J&P ファン登録 オジーン ファン登録 福助ちゃん ファン登録 whiteale ファン登録
きこりん
屋根の上の雪ポニョ 疾風怒濤編 いよいよ戦いは終盤へと差し掛かった。 毎年のことながら雪ポニョ軍団は、「ただ降り続ける」という、最もシンプルな作戦で追い詰めにかかる。 こちらが昨日一日、対策を怠っただけで、屋根の上の雪ポニョは、30㎝以上も降り積もり、一昨日どこまで排雪したのかわからないほどになっている。 しかし今日は、「暖気」という強い味方が来てくれた。 といっても、降り積もった雪ポニョは湿度を帯びて重たくなるので、それは必ずしも良いことばかりではないのだが それでも、錆びたトタン屋根にがっちりとしがみついて離れようとしない屋根の上の雪ポニョの、しがみつきの力がほんの少しだけ緩んだ。 ここぞとばかりに、トタン屋根と、屋根の上の雪ポニョの間にママさんダンプを差し込み、グラグラと上下にゆさぶって、屋根の上の雪ポニョを動揺させる。 何とか、離されまいと、その結束を強め、みんなで屋根にしがみつく屋根の上の雪ポニョのその手を、何か所もママさんダンプを差し込んでは断ち切っていく。 「ググッ・・・グググッ・・・」というくぐもった声を発しながら、屋根の上の雪ポニョ軍団の結束は少しづつ崩れ、瓦解し始める。 はじめは小さな欠片となってポロポロと剥がれるが、そのうち、ママさんダンプに乗りきらないほどの大きさのものが面白いように剥がれてくる。 その時の気分と言ったら、何日も出なかった硬くて太いものが、何の痛みも伴わずにどっさりと出たような爽快感だ。 しかし、雪ポニョ軍団の最後の悪足搔きで、時には大きすぎて、ママさんダンプでも動かせないほどの塊となって、抵抗し始める。 ざっと、高さ120㎝x横幅120㎝x奥行き100㎝ほどの塊は、足場の悪い屋根の上では「グググッ」と音を立てるだけで容易く動いてくれない。 残念だけれど、スコップで半分に割ってから、屋根の上から勢いよく滑らせて落とす。 これほどの大きさになると、垂直落下させると、ガラス窓や壁を壊しかねない。 ここまでくるともう、何か変なスイッチが入ってしまい、体温も上がり、汗も出てきたので、冬着を脱ぎ捨てTシャツ1枚になった。 いくら「暖気」が加勢してくれているとはいえ、外気温はマイナス1℃とそれなりに低く、まるでドラゴンボールのスーパーサイア人のように、メラメラと大量の湯気が立ち上る。 しかも、真冬の屋根の上で・・・^^; その後、魔人ブーも、セルも、フリーザも出てくることなく、すいすいと排雪は進み、残すところ、屋根の中心部分の1トンほどとなったところで、足元が見えないほどの宵闇となり、「フランク永井」の「君恋し」(宵闇ぃ~♪ せまれば~♪ 悩みは~♪ 果てなし~♪ みだるる心に~♪ うつるは~♪ 誰が影~♪ 君ぃ~♪ 恋し~♪ 唇あせねど~♪ 涙は~♪ あふれて~♪ 今宵も~♪ 更け行く~♪)がどこからともなく聞こえてきたので、作業を終えて屋根を降りた。 全ての道具を片付けるとすぐに、濡れた衣服を脱ぎ捨て、作業前にあらかじめ沸かしておいた熱めの風呂に飛び込み、「あっちっち!」となったので、風呂を飛び出し、玄関前の雪ポニョの山に裸のままダイブする。 何秒もしないうちに、雪ポニョに触れている皮膚がピリピリと痺れてきたので、再び風呂に飛び込む。 またまた「あっちっち!」となったので、風呂を飛び出し、玄関前の雪ポニョの山に裸のままダイブする。 何秒もしないうちに、雪ポニョに触れている皮膚がピリピリと痺れてきたので、再び風呂に飛び込む。 てなことを何回か繰り返しているうちに、風呂の温度が丁度いい加減になってきた。 家の周りは、この数日来の猛寒波で、積雪量が130㎝を超えており、更に、連日の除排雪による雪ポニョ山ができており、既に「回廊」と化した玄関から道路までの通路は隣近所からは完全な死角となっている。 何だったら、一日中、玄関前で裸踊りをしていても誰にも見られることがないw さて、裸で雪ポニョの中にダイブすると、女性には理解できない変化が起こる。 普段は、魔物のようなジョニーが、あまりの冷たさに驚いたのか、上着だけを残してどこかに行ってしまう。 残された上着の姿はあまりにも無残だ。 折り畳み傘を絞り出した後のカバーのようでもあり、峰不二子が横たわるベッドにルパンがダイブした後のルパンの服のようでもある。 重労働を終えた後は、そんなアホなことをして気分をリフレッシュしてから、深夜まで陶芸に勤しむのであった。 さて、明日は来客があるので、残り1トンほどの屋根の上の雪ポニョは、明後日、気が向いたら、完全制覇を目指して戦おう!
2020年12月22日22時30分