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赤と黒

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    きこりん

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    赤と黒 先日の、「赤」が出たことに気を良くして 次から次と色んなところに使ってみる。 釉薬を作るのは、器一つ分というわけにはいかず けっこう大量に作っているので色んな組み合わせを試してみたくなる。 窯の具合が悪くなる前に素焼きまで済ませていたものがたくさんあるので ぽつりぽつりと仕上げていく。 まず手始めに、馬盥型の茶碗に、黒鉄と先日の赤鉄を半分で掛け分け 福島長石と平津長石で、それぞれ襷がけし 更に、赤鉄にマグネサイトを調合したものを口縁に巻いてみると 赤鉄側では赤い星を、黒鉄側では金となって口縁に留まった。 今の窯は温度計がなく、電源スイッチとなるゼーゲルコーンも使っていないため スイッチを切るタイミングは自分の勘が頼りとなる。 その昔、薪だけで陶芸をしていた時代を思えば 炉内も小さいので焼きむらもなく 焼成時間だけで判断しても大きな差はないだろう。 と思っていたが、 思った以上に窯の調子がいいようで、今回は焼きすぎてしまったようだ。 というのも、単味で襷掛けした2種類の長石がどちらも溶けて 下地の釉薬と同化してしまったところがある。 長石は、種類にもよるが、単味では、1200℃から1230℃で表面が溶けてガラス化し 1250度以上で流動化し流れ落ちてしまうことが分かっている。 また、赤鉄の釉薬を施して一緒に焼いたいくつかのもののうち 薄掛けだったものは消失してしまい、厚掛けのものは流れ落ちる寸前で お目当ての赤が消失し、鉄が黒く結晶化し噴き出していた。 更には、平津長石で調合した長石釉を施した井戸茶碗の釉薬がすべてかいらぎ状になっていた。 ということで、どうやら今回は1250℃に到達していたようだ。 前回と同様に、約8時間で焼成したつもりでいたが 時間の読み違えで、約9時間焼成してしまったようだ^^; なので今回は、1250℃の酸化焼成とする。 今後、同じようなことが起きかねないので 釉薬の温度設定を1250℃から1280℃へと変更しておいてもいいかもしれない。 今の窯は、構造上どう頑張っても1300℃までは上がらないので 1250℃で流れ始めるぐらいでいいかもしれない。

    2020年12月13日02時47分

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