ホーム きこりん 写真一覧 素焼きの仮面と動物たち きこりん ファン登録 ユーザートップ 写真一覧 ギャラリー お気に入り ファン ファンになっているユーザーの写真 ファンになっている ファンになってくれている 素焼きの仮面と動物たち お気に入り登録91 1901件 D E 2020年11月27日20時01分 J B
コメント1件 きこりん 先日のへなちょこ仮面を素焼きしたものだが 「なんか動物でも作ってみろよ!」と脅迫されたのでw 立体物が苦手な私は、こんな小手先のズルいことを思いつき 平面的な動物でお茶を濁してみたwww これもまだ素焼きなので、釉薬で着色されることで雰囲気は変わる・・・はずw ちなみに、仮面の土は、裏山の土に磁器土を混ぜているので白っぽく 動物たちは、裏山の土に信楽の土を混ぜているので、鉄分が多いので赤黒い。 なぜ立体物が苦手かというと 焼き物の立体物のほとんどは中が空洞になっていることに起因する。 普通の粘土なら、空洞にせず、粘土の塊のままでもいいのだが 焼き物の場合、土の中に含まれた空気が膨らむので、必要以上の厚みがあると「割れ、ヒビ」などが入ったり、窯の中で爆発してしまうことすらある。 それを避けるために空洞にするわけだが 今使っている窯の炉内が20センチx20センチx20センチという中途半端な広さのため 土にある程度の厚みを持たせて空洞を作ると、バランスのいいフォルムにできない^^; 修行不足だなw 形を作ってから掘りぬくとなると、土が柔らかいうちでなければならず そうなると、せっかく作ったフォルムが崩れる。 ある程度の厚さで土を積み上げたり、板を張り合わせて袋状にしたりでは狙ったフォルムには程遠い。 本来は、まず粘土で精巧な立体物を作り、それを石膏で型取りして雌型を作り そこに「泥漿」というドロドロの粘土を流し込むことで作品とする。 中が空洞になっている量産的な立体物の焼き物の殆どがこの方法で作られている。 昔何度かやったことはあるが、作っている側の自分が安っぽく感じるので今はやっていない。 しかし、精巧なモデルを作り、各パーツごとに石膏で型取りし その型それぞれの土をつなぎ合わせることで 空洞のある精巧な立体物を作ることはできる。 とはいえ、それを私ができるかどうかはまた別の話だwww さて、どんな色合いの釉薬にしようかな? 焼き物、特に釉薬物は、焼き上がってみないとわからない。 焼き上がりを想像して、釉薬を調合し、どぶ漬けにしたり、霧吹きで吹いたり、コンプレッサーやエアガンを使ったり、刷毛や筆で塗ったり、粗目のブラシをはじいてスパッタリングにしたり 養生テープで模様を描いたり・・・ 様々な方法で釉薬をつけていく。 墨のように真っ黒なものが、焼き上がると真っ白になったり、青くなったりする。 何種類もの釉薬をかけ重ねることで、複数の色が溶け合い、混ざり合い、宝石のような輝きを放つ。 日本の陶芸は、千利休に代表される茶道に引っ張られすぎていて シンプルなデザインと素朴な色使いを良しとする傾向が強いが タイルに代表されるトルコや中東、ウェッジウッドなどに代表されるヨーロッパのほか、近代陶芸のアメリカなど海外のものは実にカラフルでアートしている。 そんなものもきちんと習得したいな・・・ 2020年11月27日20時02分 新規登録・ログインしてコメントを書き込む コメントを書き込む 同じタグが設定されたきこりんさんの作品 最近お気に入り登録したユーザー マイスト ファン登録 aomimi ファン登録 Kラ四ゴス ファン登録 逢魔時 ファン登録 gustave ファン登録 bashisan ファン登録 asakusanori ファン登録 toppenpapen ファン登録
きこりん
先日のへなちょこ仮面を素焼きしたものだが 「なんか動物でも作ってみろよ!」と脅迫されたのでw 立体物が苦手な私は、こんな小手先のズルいことを思いつき 平面的な動物でお茶を濁してみたwww これもまだ素焼きなので、釉薬で着色されることで雰囲気は変わる・・・はずw ちなみに、仮面の土は、裏山の土に磁器土を混ぜているので白っぽく 動物たちは、裏山の土に信楽の土を混ぜているので、鉄分が多いので赤黒い。 なぜ立体物が苦手かというと 焼き物の立体物のほとんどは中が空洞になっていることに起因する。 普通の粘土なら、空洞にせず、粘土の塊のままでもいいのだが 焼き物の場合、土の中に含まれた空気が膨らむので、必要以上の厚みがあると「割れ、ヒビ」などが入ったり、窯の中で爆発してしまうことすらある。 それを避けるために空洞にするわけだが 今使っている窯の炉内が20センチx20センチx20センチという中途半端な広さのため 土にある程度の厚みを持たせて空洞を作ると、バランスのいいフォルムにできない^^; 修行不足だなw 形を作ってから掘りぬくとなると、土が柔らかいうちでなければならず そうなると、せっかく作ったフォルムが崩れる。 ある程度の厚さで土を積み上げたり、板を張り合わせて袋状にしたりでは狙ったフォルムには程遠い。 本来は、まず粘土で精巧な立体物を作り、それを石膏で型取りして雌型を作り そこに「泥漿」というドロドロの粘土を流し込むことで作品とする。 中が空洞になっている量産的な立体物の焼き物の殆どがこの方法で作られている。 昔何度かやったことはあるが、作っている側の自分が安っぽく感じるので今はやっていない。 しかし、精巧なモデルを作り、各パーツごとに石膏で型取りし その型それぞれの土をつなぎ合わせることで 空洞のある精巧な立体物を作ることはできる。 とはいえ、それを私ができるかどうかはまた別の話だwww さて、どんな色合いの釉薬にしようかな? 焼き物、特に釉薬物は、焼き上がってみないとわからない。 焼き上がりを想像して、釉薬を調合し、どぶ漬けにしたり、霧吹きで吹いたり、コンプレッサーやエアガンを使ったり、刷毛や筆で塗ったり、粗目のブラシをはじいてスパッタリングにしたり 養生テープで模様を描いたり・・・ 様々な方法で釉薬をつけていく。 墨のように真っ黒なものが、焼き上がると真っ白になったり、青くなったりする。 何種類もの釉薬をかけ重ねることで、複数の色が溶け合い、混ざり合い、宝石のような輝きを放つ。 日本の陶芸は、千利休に代表される茶道に引っ張られすぎていて シンプルなデザインと素朴な色使いを良しとする傾向が強いが タイルに代表されるトルコや中東、ウェッジウッドなどに代表されるヨーロッパのほか、近代陶芸のアメリカなど海外のものは実にカラフルでアートしている。 そんなものもきちんと習得したいな・・・
2020年11月27日20時02分