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2013年9月8日、宮古島の前浜で撮った写真です。 http://photohito.com/photo/3181362/ 当時はステライメージしか使っておらず、固定撮影を多枚数コンポジットすると周囲の星が放射状に流れてしまうため、コンポジット枚数を最小限に絞り、大幅に縮小リサイズして誤魔化していました。 PixInsight を使うようになり、この制限から開放されたため、当時撮った二百枚前後の固定撮影画像を使って再処理してみました。
いわゆる『新星景』に手を出したのは初めてですが、利点・欠点あると感じています。 利点はまず、天体がシッカリ写ること。 (ここでは無改造D4を使ったので、赤いのはあまりハッキリ出てはいませんが…) そして邪魔な人工衛星や飛行機の軌跡が消えること。 一方、欠点は「動きが撮れないこと。」 ここでいう動きとは、主に雲の流れです。 星景では、流れる雲がアクセントとして良い効果を与える、と感じます。 しかし星位置を合わせて多枚数コンポジットすることで、同じ位置に長時間滞留している雲を除いて、サラッと「無かったこと」にされてしまいます。 これはちょっと勿体ないな、と思いました。 流れる雲が写っていることで、大気と宇宙の間に奥行きが感じられるように思うのです。
2016年10月02日21時53分
しかし晴れませんね。新星景ですが、私も習作的に一回くらいやったことがある程度です。 いろいろな作品を拝見して思ったのですが、この手法は、ちょっと浮世離れしたところに合っているのかなと個人的には感じています。例えばこの作品のような都会を離れた海とか、もしくは登山でなければ行けないような山頂とかですね。 天体がばっちり見えるので、地上風景が見慣れた景色だと、どうも上と下でバランスが取れないような?気になっています。むしろ天上界も地上風景も浮世離れしていると、かえってバランスがいいような、、 まあ、技術的観点ではないのですが、そういう気がしています。
2016年10月03日00時09分
HUQ
波止場の照明が点いている間に撮った 21:04~21:47 間の86コマは、StellaImage7 にて、画像ファイル原点基準で加算平均コンポジットました。 照明が消えた後に撮った 21:49分~22:12 の 40枚は、PixInsight にて星位置コンポジットしました。 何れのコマも、F2.8 ISO6400 コマ露出18sec です。 最後にこの2枚を画角を、PS にて画角原点基準で比較明コンポジットし、トーンとレベルを調整して仕上げました。
2016年10月02日21時50分