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    コメント8件

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    takuro.n

    250ミリ5分ということは赤道儀をお使いなんですね(^。^) 2枚を見比べさせてもらってもだいぶ試行錯誤されたことが伺えます(^^ゞ しかし天体を撮るのに絞りF8はやはりちょっと絞りすぎで、解放の5.6でよかったのではと思いますが、大星雲中心部が白飛びしてつぶれてしまうのを避けるためにあえて絞られたのか、あるいは色収差を出来るだけ抑えるために絞られたんでしょうか。 白飛びを避けるためであれば、同時に高感度にするほど増えるノイズを少しでも抑える効果も狙ってISO400など感度の方を落とされてもよかったかもしれませんし、星の周りに青っぽい色収差、青ハロと言われるものがでてしまうのが気になる場合はピント合わせの段階でライブビュー拡大で明るい星を見た時、たいていのレンズではジャスピンだと星の輝点の周りに青か赤のモヤモヤが見えると思いますので、それが無くなるまで微かにピントをずらすことで対処出来ますし、出てしまった場合はDPPでの現像時に純正レンズであれば使えるレンズ収差補正の中の色滲みを抑えるという機能を使えばだいぶ低減させられます。 そして、カラーバランスは天体写真の場合はRAW撮りなので関係ないとはいえ、基本的には太陽光にしておきます。 そしてこれも現像時にヒストグラムのRGBの各山をトーンカーブを使って出来るだけぴったり重なるよう調整してやると、自然にバックグラウンドの宇宙が本来のナチュラルなグレーになり、逆に天体そのものの淡い色味が美しく表現出来ると思います(^^ゞ

    2013年04月01日21時21分

    Marshall

    Marshall

    オリオンも、もう見納めですかね~? 何とか今一度撮影してみたいですが、西風が強く厳しいです。 今後も天体画像を期待してます。

    2013年04月04日09時00分

    kazu113966

    kazu113966

    takuro.nさんコメントありがとうございます。 ビクセンのGP2ガイドパック使ってます。 いろいろ試したのですがF値解放だと光害で真っ白になってしまって(+o+)絞ってみました。 ISO下げると星雲の淡い部分が薄い気がして(>_<) いろいろ細かくご指導いただきありがとうございます( ..)φメモメモ またチャレンジしてみます。

    2013年04月04日09時29分

    kazu113966

    kazu113966

    Marshallさんコメントありがとうございます。 なかなか天候と曜日が会う時ないですよね(>_<) 今後もいろいろアップしていきます。

    2013年04月04日09時31分

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    takuro.n

    肝心の写真のところに場を移して、この画像で気になるところを上げていくと、まず星の周りに青紫っぽく色が付いてしまっている、星雲中心部の飛びが激しく周りに色の残った部分もべったりつぶれてしまっている、カブリムラがあって画像下半分が赤紫っぽく明るくなっている、といったところでしょうか。 まず恒星周りの色付き、これはレンズの軸上色収差等によるハロと呼ばれるもので、星そのものの色ではないため出来る限り出したくないものの筆頭ですが、光学系によって、特にカメラレンズや安いアクロマートと呼ばれる形式の屈折望遠鏡ではジャスピンにするとたいてい出ます。 これを後処理段階で消そうとするとどうしても他の部分、たいていは肝心の星雲の色味にも影響しますので、出来れば撮影時のピント合わせである程度対応しておきたいもので、やり方としては輝星を真ん中に入れてライブビュー拡大でピントを合わせた時、ジャスピンで星の輝点を一番小さくするとその周りに青か赤のモヤモヤが見えると思います。 このモヤモヤが見えなくなる位置まで微かにピントをずらすことで、結果的には少々星像が肥大しても周りのハロが無くなることでジャスピンより解像感が増すこともあります。 他にも光害カットフィルターと呼ばれるLPS-P2を付けておくと青ハロ軽減に効果がありますが、この場合は青い星雲の色も少し出にくくなります。 それ以外に後でソフトで対応する場合は、そのレンズのプロファイルを持った現像ソフト、CANONなら当然DPPや、他にAdobeのCSのプラグインであるCameraRawなど、有料の汎用現像ソフトであればたいていはそのメーカー独自に解析したプロファイルを持ってると思いますが、それのレンズ補正項目の中で色ズレや色滲みといった書き方をされている機能を使うことで低減出来ますが、やはり星雲部分への影響も免れません。 しかしハロが盛大に出る場合は何らかの対策をした方がいいと思います。 次に星雲中心部分が飛んでしまっているのとその周辺の色味がつぶれている点に関しては、この対象ほど輝度差の大きい物も他にあまりないくらいなので一つの設定で撮った画像からではこれはしかたありません。 普通ここは段階露出を使って撮ることが多いです。 つまり絞りや感度は同じまま露出だけを段階的に減らした画像も撮っておいてそれを合わせることで飛んでしまう部分の階調を少し出も取り戻そうというものですが、これをやる場合はRAW現像ではないデジタル現像という処理を施す必要があり、天文専用のソフトがないと出来ません。 他に最近流行のHDRという方法でもある程度それに近いことは出来ますが、天体写真ではコントラストの付け方等逆に難しくなる部分もあるのであまり使いません。 この写真では基本的には露出が足りていない星雲周辺部分を持ち上げようとトーンカーブを使ったために真ん中の白飛びが激しくなってしまいましたが、一つの設定でここを撮るなら中心部の階調を重視するかそれとも周辺の淡い部分まで出すかある程度方向性を決めて撮らざるを得ず、今回の設定は全体としてみれば少し露出が足りず、どちらかといえば中心部重視と言えますが、処理としては逆のことをやってしまっているためにどちらも中途半端になってしまったと思います。 最後にカブリについてですが、これはどうも光害によるものだけでなくダーク減算がうまく合っていない感じやノイズによる色ムラといった雰囲気もあるように思います。 まずダークですが、天体そのものを撮った時、ライトフレームといいますが、その時のセンサーの温度とだいぶ違う、高かったり低かったりした状態で撮られてないでしょうか。 ノイズ処理で大事なことの一つがライトフレーム、ダークフレーム全ての撮影時のセンサー温度を出来るだけ揃えることで、今回の場合ダーク撮影時のセンサー温度が少し低かったかなという気がします。 そしてバックグラウンドのそこここに暗くモヤモヤとしたものが残っているのはライトフレームでも温度が変わってしまっていて加算平均コンポジットの効果がうまく出ていないせいもあると思います。 このバックグラウンドを平坦にする作業は天体写真処理の中でも最も難しい部分の一つで、これが出来るようになるだけでももう充分初級卒業と言えると思います。 現在YIMGでダーク減算されているとのことですが、純日本製の貴重なフリーソフトながら使い勝手が独特で分かりにくい部分もあり、ダーク減算、フラット補正、加算平均含めた各種コンポジットが出来るフリーソフトとしては海外製ですがある程度言葉が出来るならDeepSkyStackerの方が使いやすいかもしれません。 また、青ハロが強いレンズを使う場合はダーク減算を少し諦めて現像はDPPでやるという手もあります。 この場合はライト、ダーク含め全

    2013年04月04日19時27分

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    takuro.n

    て同じ設定でDPPで現像してTIFF保存してから簡易的にはなりますがダーク減算を行います。 また、ある程度本格的に天体写真処理をと考えておられるならStellaImageを買ってしまうのはお勧めです。 これ一本でダーク減算、フラット補正、RAW現像、各種コンポジット、デジタル現像等々、天体写真処理のほとんど全てが出来るので、手順などを覚えるためにも非常に有効です。 また長々書いて、前のコメントとかぶった部分も多々ありますが、一番目に付くのはやはり全体の色味で、この写真は青っぽく、一つ前のトリミング写真は赤っぽいのがご自身で見てもよく分かると思いますが、天体の淡い色味はバックグラウンドが本来のナチュラルグレーでこそ美しく映えるもので、現像時に合わせておいても何らかの処理をする度に変化してしまいますので、現像時だけでなく処理の所々で確認し、最後出来上がりと思ったところでも確認してみて下さい。 なお、感度を下げると淡い部分の写りが弱くなるというのは完全に勘違いです(^○^) 実際はあちらでも書いたように逆ですので、ハロの出具合や全体としての露出も考えて感度を落とせる時は落とした方がより良い結果に繋がります(^^ゞ 長くなりすぎましたのでとりあえずこのくらいにしますが、何か少しでも参考になる部分があれば(^_^;) また何かあれば私に分かることでしたら何なりと(^^ゞ

    2013年04月04日19時27分

    kazu113966

    kazu113966

    takuro.nさん 本当にありがとうございます。 ものすごく勉強になります。 感度を落としてたくさんの枚数コンポジット、ピントはジャスピンより少しずらす、後は画像処理の手間のかけ方という解釈でよろしいでしょうか。 LPS-P2ネットで見て凄く気になっています。レンズ前に付けるフィルタータイプではなくAPS-Cの隙間にはめえるタイプがレンズ、望遠鏡へ変更後もそのまま使えるので良いかなとは思うのですが残念ながら現在EF-Sレンズしかなくそちらが改善されたら購入しようと思っています。

    2013年04月04日20時39分

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    takuro.n

    感度を落としてというのは例えばISO800の6分露出とISO1600の3分露出で悩んだら出来るならばISO800で撮った方がいいということで、トータルとして同じ時間になればだいたい同じくらいのSN比になると、ISO800の6分露出4枚とISO1600の3分露出8枚でだいたい同じくらいのノイズ感になるとされます。 しかし当然高感度の方が失うものは多いです。 高感度を使わざるを得ない状況としてガイドの成功率もあり、長焦点になるほど短時間で撮りたくて高感度を使ってしまうという状況もあるのでカカクコムの方での話にもなるわけですね。 ピントは勿論闇雲にずらしても駄目で、次の機会には出来るだけ明るい恒星を入れてライブビュー拡大で実際ジャスピン時に赤や青のモヤモヤがどう見えるか確認してみて下さい。 LPS-P2は偏光系フィルターで光の入射角によっては色ムラが出てしまうので、基本的には短い焦点距離には使えません。 広角レンズだとレンズ前に置いてもレンズが捉える光は広角でフィルター面に対して垂直光ばかりではありませんし、フランジバック内に入れるFFの場合でもやはりレンズ後ろ玉からセンサーへの入射角、テレセン性といいますが、この角度が付きやすいようで同じく色ムラが出ます。 個人的には80ミリくらいからは使えるかなと思ってますが、人によっては100以上でないとと言われる方もおられます。 なので、私もFFで揃えられるフィルターは一通り持ってますが、EF-Sのほぼ全て色ムラが出る焦点距離なので使えず、問題になることはないですが、残念ながらキットレンズだけが問題になりますね(^_^;)

    2013年04月04日23時16分

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