写真共有サイトPHOTOHITO人と写真をつなぐ場所

TR3 PG@ TR3 PG@ ファン登録

万年筆でも滲まない・裏抜けしないノートとは

万年筆でも滲まない・裏抜けしないノートとは

J

    B

    先週、コロナワクチン接種でデュッセルドルフに行ってきた時に、大型本屋さんでようやく手に入れたのが中央のノートです。 今年発売されたLEUCHTTURUM1917のEdition 120Gです。 多分、日本ではまだ未発売で、120g/m2という厚い紙を使っているノートです。 このノートを探し求めてようやく手に入れたのですが、これには深い訳がありました。 なお、左は仕事で使っているMOLESKINEのノート、右はプライベートのメモや日記に使っているLAMYのノートです。 コメント欄に続きます。

    コメント2件

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    万年筆をメインで使い始めてちょっとした悩みがありました。 インクの裏抜けです。 つまりノートに万年筆で書き込むと・・・インクが紙の裏まで滲んでしまい、紙の裏表に書いた文字が読みにくくなることです。 万年筆のインクは基本水性ですから、紙に文字が残ると言うことは多少なりとも紙にインクが染みこんで定着するわけです。 それが染みこみすぎると裏までインクが通ったり、留まったとしても裏から文字が透けて見えることになります。 ボールペンなどは油性インクや顔料インクによって裏抜けしにくいように工夫されていますが、万年筆は水性インクが主体なので、どうしても裏抜けのリスクが基本的にあります。 もともと、そんな悩みがあった所に、航空会社からMOLESKINEのノートがプレゼントされ、なかなか使いやすくてこれまで裏抜けで困っていたノートから完全に移行したところ、これがまた裏抜けが酷いのです!(^_^; でも我慢しながらも使い続けていましたが、特に赤インクなんか見事に裏に抜けちゃうんです! そこで、この「インクの裏抜け問題」について徹底的に調べて見ました。 ネット上にはこの「インクの裏抜け問題」についての情報がわんさとあることに先ずは驚きました。 万年筆ユーザーにとっては大問題のようですね(^_^; 気になる方は是非「万年筆」「裏抜け」というキーワードでググってみてください。

    2021年07月05日13時11分

    TR3 PG@

    TR3 PG@

    結論から言うと・・・以下の3つの要因に大別されることが分かりました。 1)紙質 2)インクの質 3)万年筆のニブ、インクフロー、文字の太さ・・・ ネットの情報を基に自分なりにいろいろ調べて見た結果、先ずは裏抜けしやすいノートやMOLESKINEノートで使える“インク”を見つけ出しました。 ほぼどの万年筆でもBlueインク、なかでもラミーのBlueインクが安定的に裏抜けしにくいことが分かり、現在仕事用ではこれを使っています。 次ぎに、“万年筆”側に要因では、やはり文字が細い方が裏抜けしにくくなることが明確にわかりました。 これは当然インク量が少なくなるのですから当然と言えば当然ですよね。 故に、インクフローが少なめのニブでFかEFと言うことになります。 但し、赤系はそれでも裏抜けしてしまいますし、赤は「注意!」「重要!」という意味合いで使いたいのでイマイチ不満です(^_^; さて、最後に“紙質”です。 これは比較的単純でした。 裏抜けしない、しにくいノートを求めて文房具屋さんや本屋さんを見て回ると・・・さすがに万年筆を日常的に使っているお国ですね。 「万年筆マーク」が入っているノートが店頭にいろいろ並んでいるのです。 つまり、「このノートは万年筆がつかえますよ!」ということです。 そしてそれらを見ているとあることに気づきました。 「万年筆マーク」の横に「**g/m2」などと紙の単位重量、つまり紙の厚さや緻密さが書いてあるのです。 もちろん、紙に使われているパルプや表面処理も重要な要素かも知れませんが、どうも「万年筆マーク」の入っているノート類は「80g/m2」以上の紙であることが分かりました。 じゃぁ!ということで、「万年筆マーク」が入っているOxfordノート(90g/m2)で確認すると問題なし! 次ぎに日記&メモ用に買ったのがLAMYのノート(90g/m2)でこれもOKです♪ ちなみに、MOLESKINEノートは70g/m2のようです。 つまり、結論は「万年筆で滲みもなく裏抜けもないノートの条件としては、最低でも80 g/m2は必要であることがわかりました!」 どうも日本のノートは鉛筆文化だったせいか、一般的に70〜80g/m2のようです。 ヨーロッパは万年筆文化であることから80〜90g/m2であることも分かりました。 そうか!と納得していたところに目に付いたのが、今年発売されたLEUCHTTURUM1917のEdition 120G、つまり120g/m2なのです。 よし!ということで探し求めて・・・という顛末でした(^^ゞ ながながとすみません。

    2021年07月05日13時12分

    新規登録ログインしてコメントを書き込む

    同じタグが設定されたTR3 PG@さんの作品

    • ショーウィンドウ
    • 黄昏飛行
    • 美しき街プラハ♪
    • クルムロフ城の並び
    • 美しき後ろ姿@ケルン大聖堂
    • ドイツの旅 厳かに・・・

    最近お気に入り登録したユーザー

    写真を削除しようとしています。

    本当に写真を削除しますか?

    こちらのレビューを他のユーザーに公開します。

    レビューを公開しますか?
    講評の公開設定については必ずこちらをお読みください。

    コメントを削除しようとしています。

    選択したコメントを削除しますか?

    エラーが発生しました

    エラー内容

    PAGE TOP