ポッペルスドルフ宮殿前から右に向かうと、比較的大きな通りメッケンハイマー・アレーMeckenheimer Alleeに出ます。ボン旧市街からポッペルスドルフ地区を通り、メッケンハイムからその先のトリーアまで連なる道です。トリーアとはルクセンブルク国境に近い街で、かなり前に紹介したローマ遺跡が残る世界遺産の街です。つまり、この道がかつてのローマ帝国時代の街道だったのです。紀元前1世紀、ボンがローマ軍の駐屯地になった時もこの道でローマ軍が進軍してきた歴史的な道なんですね。

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撮影地の地図をクリックし、スケールを小さくしていくと左下側に順にメッケンハイム、そしてトリーア(トリール)が現れてきます。このメッケンハイマー・アレーがローマ軍侵攻のルートなのですが、これはあの紀元前1世紀のカエサルの「ガリア戦記」に載っているルートなんですね。 2000年以上前の世界に自ずから思いが広がってきます･･･もっとも、これから向かう音楽家straße巡りは1800年後半の世界ですが･･･

2021年01月01日21時19分

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