太公が殷の国に入りしは西伯の礼に依り張良が秦を量りしは漢王の誠を感ずればなり、是れ皆時に当って賞を得『謀（はかりごと）を帷帳（いちょう）の中に回（めぐ）らし勝つことを千里の外に決せし者なり』鎌倉時代の僧日蓮が高帝紀を元に漢の高祖が張良の軍事的才能を評した言葉を草書で書き門下に与えた当時の幕府はボンクラであったが武将たちは優秀で元寇を木っ端微塵に殲滅した三度日本を攻めようとしたフビライハンはこれ以上日本を攻めると元が滅ぶと賢者に諭され諦めた

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草書の日蓮と異名を取るだけありなんとも心踊る言葉である高書を日本語に訳した文章の中でも群を抜いて秀逸である当時の元寇は約10万人に及ぶ大軍であったが日本は史上初めて団結して戦い凄まじい力を発揮したロシアは200年ほど元の奴隷だった日本は世界で唯一元を叩きのめした神風も吹いたが日本の武将が勇猛果敢だから勝った昔から日蓮の伝説は詐欺師の金儲けに利用されがちだ搾取される信者も気の毒だが日蓮も気の毒である

2020年11月03日00時30分