三重県伊賀市にある伊賀上野城（伊賀文化産業城）の天守閣です。伊賀上野は、奈良県と縁のある土地柄です。奈良・大和郡山の武将・筒井順慶の養子・筒井定次が転封により伊賀入りし、伊賀上野城を築城。その後、（秀吉の弟・大和郡山城主・豊臣秀長の家老も務めた）藤堂高虎が伊賀も併せて治めるようになると、さらに伊賀上野城を拡張していきました。現在の天守閣は、衆議院議員であった川崎克氏が昭和初期に再建した模擬天守閣。木造三層の大天守（右）と二層の小天守（左）からなる複合式天守です。