津島佑子作の小説。私の愛読書でした。 母を失った少年、または奈良の大仏、東大寺を始め、古来より権威と結びついた奈良的なモノ全てを憎む少年と、日本書紀の時代まで遡ってはじまる悲しい転生の物語。（かたや当作の世評はアンチが多くうれしくなります(笑)） 河瀨直美が撮る奈良像とは全く異なる、果てしなく豊穣な物語世界です。 ...奈良は輝く思い出の玉手箱のようなもので、不用意に歩いてしまわないようにしています。 写真は、日本キリスト教団・高の原教会が隣り合って建つ、廃墟になった洋館です。

コメント0件

最近お気に入り登録したユーザー

• aki sawa ファン
  登録
• かもしか ファン
  登録
• ぶっちゃん ファン
  登録
• 電動茄子 ファン
  登録
• ももとすいか ファン
  登録
• 1197 ファン
  登録