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高円寺氷川神社の末社の一つ、気象神社の祭神は八意思兼命(ヤゴコロオモイカネノミコト)。スサノオノミコトの乱暴狼藉に嫌気がさして天岩戸にお隠れになった天照大神を連れ出す案(アマノウズメノミコトが前をはだけて踊り、神々の笑い声に釣られて天照が開けちゃったお話)を考えた知恵の神様だそうな。つまりこの神様のおかげでこの世は再び太陽を取り戻したというわけです。ちなみに高円寺氷川神社の祭神はスサノオノミコト、この世を真っ暗にした張本人。末社に抱え込むにあたり随分バツが悪かったろうな、とか想像してクスッとなりました。
オニカマさん このレンズ、単焦点ならではの優しいボケ味が大好きです。特にこの日のように光量が弱く、メリハリが出ない曇りの日には、この優しく繊細な描写に助けられています。 古事記で描かれているスサノオの悪っぷりはなかなかのものですが、神としては人気があり、氷川神社や須賀神社、八坂神社など祀られている神社の数では指折りではないでしょうか。スサノオノミコトが巻き起こした滅亡の危機を救ったヤゴコロオモイカネノミコトを遥かに上回る知名度と神社の数というのも面白いです。
2020年09月25日23時33分
写真エッセイを拝見。 気象神社というのがあるのですね。 氷川神社との関係、ひいてはヤゴコロオモイカネノミコト(私も初耳です)の話し。たいへん面白く拝読しました。 漢字、八意思兼命と知れば、知恵の神様であることは瞭然ですね。
2020年09月28日08時59分
yoshi.sさん 気象神社は全国でもここだけだそうなので、気になって由来を調べました。その昔、旧陸軍の気象部が近くにあり、そこに予報的中祈願のために建てられたものだそうです。予報の目的から鑑みるに、文字通り祈るような気持ちだったのだろうと思います。戦後GHQに見つかったら当然のごとく廃止されたであろう神社ですが偶々見逃され、この氷川神社が受け入れることにしたそうです。スサノオノミコトが大昔の借りを返したのでしょうか。
2020年09月29日23時07分
オニカマ
薄め紫色のてるてる坊主と木製無地の下駄の色の組み合わせが落ち着いていて、神社に相応しい色合いだと思います。 てるてる坊主のクッキリとした質感から遠くなるに連れてのボケ、すばらしいです。 このやさしいボケがこのレンズの魅力だと思います。 それにしてもですが、古事記にあるスサノオノミコトとヤゴコロオモイカネノミコト(初耳です)の関係の件、読んでいてこちらも思わず笑ってしまいました。(`・ω・´)∩
2020年09月25日20時24分