ご隠居鳥
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Skoparexは1950年代後半にVoightländer社が、テッサー型レンズ(Color-Skoper)の前方に凹凸レンズを追加したレトロフォーカス構成です。コマ収差の発生は少なく、シャープでよく写るレンズです。 まあ、そうは言っても、所詮、元はテッサーですから、Septonには敵いませんが・・・。 (最短撮影距離は1mで、接写には不向きなのですが、LUMIX G5とレンズの間に、マイクロフォーサーズ用の中間リングとディッケルマウント変換アダプターを装着して撮影しました。)
めいめい様 説明文が分かりにくかったですね。 制限字数の中では言い尽くせませんので。 すこし、説明を追加しますが、釈迦に説法でしたらご容赦ください。 このSkoparexと言うレンズは、Voigtländer社が、BESSAMATICと言う フイルムSLRカメラのために開発した、広角レンズです。 一眼レフの場合には、ミラーボックスがありますので、フランジバック を長くする必要があり、従来の距離計連動カメラのレンズは代用できません。 そこで、一般的には、距離計連動カメラ用に設計されたレンズの前に 凹レンズを置いてフランジバックを伸ばします。 Skoparexも、Voigtländer社が持っていたColor-Skoperと言う50mmの テッサー型標準レンズの最前面に凹レンズを置き、さらに収差を 抑えるための凸レンズを加えて6枚構成として35㎜広角レンズに 設計をし直したレンズです。 開放絞り値を抑え、コマ収差の発生を少なく設計したことと、 もともとのテッサーの持つ性質が生かされ、シャープでよく写る レンズになっています。 ただ、所詮は元になったテッサーの性質を受け継いでいますので、 同じVoigtländer社の7枚構成の標準レンズであるSeptoの描写力には 及ばないと私は感じました。 テッサーは100年以上前に設計されたレンズで、白黒写真のように 線で表す画像にはメリハリが効いて良いのですが、カラー写真の 時代に求められるのは面での描写で、プラナーやゾナーの方が その点では優れているように思います。 あくまでも私見ですが、テッサーは浮世絵(版画)、プラナーや ゾナーは油絵の世界のように思えます。 安価なコンパクトカメラやスマホカメラのレンズは、殆どが テッサーですが、あのカリカリした画像はどうも好きになれません。 確かに、シャープには写りますが、私が求めている世界ではないと 思います。
2020年09月16日10時58分
ご隠居鳥 さん 詳細をご説明いただきありがとうございます お話を伺うと、このレンズは白黒写真で最大の魅力が出そうですね? 一度白黒写真での描写を見てみたいです。 コメント、遅くなりまして大変申し訳ありません。
2020年09月22日06時41分
めいめい
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2020年09月15日21時44分