コントラストも彩度も控え目な、ペンタコン29㎜F2.8が憂鬱な情感を写してくれます。 たまには新番組でもと波留主演の『未解決の女　警視庁文書捜査官』を観たら、呆れました。 浮気相手とホテルから出てくる瞬間をカメラのAF補助光ONで隠し撮りしたり、鑑識係が殺人現場をフィルムのEOS Kissで撮っていたり、リアリティーを支える細部の演出を切り捨ててるんです。 米国のテレビドラマが評判が良いと聞けば、「そりゃ予算が違いますから」と彼らは反論しますが、演出の杜撰さは、予算とは関係ありません。

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