散歩道。この季節、万年草はそこら中で見る。 1cmに満たない黄色い星形の花が多肉の葉茎の上に無数に顔を出す。なかなか見応えがある。ただあまりにも小さいので、まず人は目を留めない。足下の小さな花群れをしげしげと眺めるのは、カメラを手にした少しばかり年を経た青年ぐらいだ。 さて、その老青年がふと目を転じると、少し離れたアスファルトの割れ跡に、その小さな黄色い星がただ一つだけ輝いているのが見えた。 なぜこれだけが？と思いつつファインダーで覗くと、その姿はどこか高貴に見えた。 孤高の若き貴族だ、と思った。

コメント8件

はなてふ

よく見つけてくれたって　小さな星が喜んでいるように見えます(*´ω｀*)

2020年07月05日19時39分

ぢ～

いつもはモッサリ茂っている万年草だでも こうやって一本立って咲いているのをじっくり見たことねぇかもだすわ えぐ～みつけたっすこと！視力すんばらすい～☆ しっかしどこさでも生えて花ッコ咲くもんだすねぇ

2020年07月05日21時09分

キンボウ

そうです素晴らしいですね^_^ 僕らだけがこの素敵な世界と繋がってるんですねぇ^_^ 特権階級〜〜

2020年07月05日22時51分

yoshi.s

はなてふさん、ぢ〜さん、キンボウさん どこででも見られるこの星をまじまじと見る人は少ないと思います。 この万年草に限らず、大きなものにも、小さなものにも、それぞれの世界があり、Photographerはその世界に自由に出入りできるのです。 キンボウさんがおっしゃるように、写真をやる者の特権ですね。 さてみなさん、この黄金の花には来客があるのに気がつきましたか。大きくしてご覧あれ。

2020年07月05日23時56分

旅鈴

私も以前投稿しました。 https://photohito.com/photo/7812530/ ベンケイソウの仲間とそこでは書きましたが、「マンネングサ属は、 ベンケイソウ科に属する属である。かつての和名はベンケイソウ属と言ったが、 ムラサキベンケイソウ属にベンケイソウなどが分割されたので、 現在はマンネングサ属と言う。」（Wikipediaより） アリさんは私の花にも来ていました。

2020年07月06日03時53分

yoshi.s

旅鈴さん 遡って拝見しました。憶えがあります。 アリが花の天辺に登るのを待って撮りました。きっとこの花の蜜は美味しいのでしょうね。いや、アリが蜜を吸うために花に来たのかは分かりません。 それにしても旅鈴さん、少し時間が取れるようになったのですね。まだ本格的な夏の前でよかった。

2020年07月06日10時16分

はなてふ

もう一度ここをお訪ねした時に　アリさんに気づきました カメラを持たなければ気づかなかった小さな世界　改めてしみじみと拝見しました＾＾

2020年07月06日19時18分

yoshi.s

ね、はなてふさん。訪問者がいたでしょう？ 写真を撮る者が手にする新たな眼、もうひとつの世界。ご同感、うれしく思います。

2020年07月06日21時04分

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